今日の「聴き比べ」はバーズ(The Byrds)の『霧の8マイル(Eight Miles High)』です。
久しぶりにバーズの「聴き比べ」です。これまでにもたくさん聴き比べましたが、彼らの代表曲をうっかり忘れていました。
まずは1966年の3枚目のアルバム『霧の5次元(Fifth Dimension)』に収録され、シングルでも大ヒットした『霧の8マイル』です。
この頃のバーズはちょうどジーン・クラーク(Gene Clark)が脱退した直後で、フォーク・ロックからサイケデリック・ロックの方向に舵を切りました。これまでの2枚のとは変わって、ボブ・ディランの曲は取り上げませんでした。スペース・ロックという言葉が生まれたのもこの時でした。
この曲は、特にドラッグの影響を強く感じさせるため、一時期放送禁止にもなりました。曲はジーン・クラーク、ロジャー・マッギン、デヴィッド・クロスビーの3人です。サイケデリック・ロックの代表曲と言われました。ロジャー・マッギンの12弦ギター印象的です。1970年に発表した2枚組アルバム『Untitled』の1面を費やしたライブを披露しています。
Eight Miles High
By Gene Clark, Jim McGuinn, David Crosby
Eight miles high, and when you touch down
You'll find that it's stranger than known
Signs in the street, that say where you're going
Are somewhere just being their own
Nowhere is there warmth to be found
Among those afraid of losing their ground
Rain gray town, known for its sound
In places, small faces unbound
Round the squares, huddled in storms
Some laughing, some just shapeless forms
Sidewalk scenes, and black limousines
Some living, some standing alone
以前紹介したライトハウス(Lighthouse)がカバーしています。1969年のセカンド・アルバム『Lighthouse』です。彼らはライヴでも演奏しています。
なんと、これも以前紹介したレオ・コッケ(Leo Kottke)もカバーしています。1971年のアルバム『Mudlark』です。
あのロキシー・ミュージック(Roxy Music)もカバーしています。1980年のアルバム『Flesh + Blood』です。
それでは今日はこの辺で。