今日の「この人の、この1枚」はジェシ・ウィンチェスター(Jesse Winchester)のファースト・アルバム『ジェシ・ウィンチェスター(Jesse Winchester)』です。
すっかり書いたつもりでいましたが、書いていませんでした。まさかでした。
1970年代の中頃だったと思いますが、ワーナー・パイオニアの『ロック名盤復活シリーズ』の第1回で発売された中の1枚でした。このブログでも何枚か紹介しました。その時にてっきり書いたつもりになっていたのでした。
ジェシ・ウィンチェスターはアメリカ南部の生まれなのですが、ベトナム戦争に反対して兵役を逃れるためにカナダへ移住しカナダ人となりました。
高校時代から音楽活動を始め、1970年にファースト・アルバムを発表しました。
Side A
1.Payday
2.Biloxi
3.Snow
4.The Brand New Tennessee Waltz
5.That's The Touch I Like
Side B
1.Yankee Lady
2.Quiet About It
3.Skip Rope Song
4.Rosy Shy
5.Black Dog
6.The Nudge
パーソナルは
Vocals, Guitar, Piano – Jesse Winchester
Guitar – Robbie Robertson
Bass – Bob Boucher
Drums – David Lewis , Guy Black
Drums, Mandolin – Levon Helm
Guitar, Vibraphone, Vocals – David Rea
Piano, Organ, Vibraphone – Ken Pearson
Violin – Al Cherney
Engineer – Todd Rundgren
Producer - Robbie Robertson
ザ・バンドのロビー・ロバートソンが同じカナダ人のよしみでプロデュースしました。
朴訥で優しさにあふれた楽曲とヴォーカルに癒されます。この中の何曲かは多くの人にカバーされています。
この後もコンスタントにアルバムをリリースしましたが、懲役忌避のためアメリカでは活動できずに、ソングライティングの方面で活動しました。ジェシの曲はフェアポート・コンベンションやニコレッタ・ラーソン、エルヴィス・コステロ、エミルー・ハリス等々、多くのミュージシャンに取り上げられています。
1977年にはカーター大統領の特赦によってアメリカでの活動が許されました。
2014年に膀胱がんで亡くなりました。69歳でした。
Jesse Winchester: The Brand New Tennessee Waltz
それでは今日はこの辺で。