Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

抒情歌

大正ロマンか?『籠の鳥』の聴き比べ

「逢いたさ見たさに怖さを忘れ・・」、この歌詞とメロディーが何故か耳から離れなかった時期がありました。高校生の頃だったか、映画だかテレビドラマだかでこの曲が流れていたのだと思います。憶えやすいメロディーになにやらロマンティックで哀しげなな歌…

聴き比べ 『あざみの歌』

今日の「聴き比べ」はまたしても懐メロです。伊藤久男が歌った『あざみの歌』です。 最近、歳のせいかこのような抒情歌が胸に沁みるのです。 この曲は作詞家の横井弘が昭和20年に復員して来た時に、東京の家は全焼しており、知人を頼って長野県下諏訪に転…

聴き比べ 『鎌倉』

今日の「聴き比べ」は『鎌倉』です。 もう何十年も前のことですが、この曲を聴いた時に、既視感のようなものを感じました。どこかで聴いたことがあるような気がして実に不思議な気持ちになったものです。 そこで調べてみると、1910年(明治43年)『尋…

聴き比べ  『遠くへ行きたい』

今日の「聴き比べ」は 『遠くへ行きたい』です。 この曲は永六輔・中村八大のコンビによる、今でも歌い継がれている名曲です。 元は1962年のNHKの番組『夢であいましょう』の「今月の歌」として作られた曲で、ジェリー藤尾が歌いました。『夢であいま…

聴き比べ 『山のけむり』

今日の「聴き比べ」は『山のけむり』です。 この曲は昭和27年の歌だそうで、NHKのラジオ歌謡で発表された曲です。私など知る由もありません。生まれてもいませんから。 最近、何かの番組でこの曲を聴いて、ひどく懐かしい感じがしました。聴いた記憶も…

聴き比べ  『四季の歌』

今日の「聴き比べ」は『四季の歌』です。 誰でも一度は聴いたことのある歌だと思います。私が最初にこの歌を聴いたのは確か高校生の頃だったと思います。歌手はたぶん年代から推測するといぬいゆみだったと思います。私の伯父が「くだらない歌だ」と言ったの…

ロシア民謡『山のロザリア』の聴き比べ

今日の聴き比べは『山のロザリア』です。 この曲は1961年に発表されたスリー・グレイセスの曲です。スリー・グレイセスは女性3人組のコーラス・グループです。私はその昔、紅白歌合戦で彼女たちを見た記憶が、うっすらとではありますが残っています。 …

聴き比べ『忘れな草をあなたに』

今日の「聴き比べ」はまたまた抒情歌の『忘れな草をあなたに』です。 元歌は1963年といいますから全く知りませんでした。歌ったのはヴォーチェ・アンジェリカという女性コーラスグループです。作詩は木下龍太郎、作曲は江口浩司です。 忘れな草をあなた…

聴き比べ『さくら貝の歌』

今日の「聴き比べ」は『さくら貝の歌』です。 またまた抒情歌です。 昭和24年に岡本敦郎が歌った歌です。といっても本人が歌っている姿は見たことがありません。 作詞は土屋花情、作曲は八洲秀章です。昭和18年、八洲は18歳で病のために亡くなった恋人…

聴き比べ『惜別の唄』

今日の「聴き比べ」は『惜別の唄』です。 またしても抒情歌です。といっても、私がこの曲を初めて聴いたのは小林旭が歌った「惜別の唄」でした。当時は抒情歌などという認識はありませんでした。 ところが、今聴くとグサッと胸に突き刺さります。凄い歌だっ…

聴き比べ『鈴懸の径(すずかけのみち)』

今日の「聴き比べ」は『鈴懸の径(すずかけのみち)』です。 この曲は1942年に灰田勝彦が歌った曲です。 当然、当時のことを知るはずもありません。灰田勝彦も「ナツメロ」番組で観たことがある程度です。作詩は佐伯孝夫、作曲が灰田勝彦の兄の灰田有紀…

聴き比べ『知床旅情』と『オホーツクの舟歌』

今日の「聴き比べ」は『知床旅情』です。 この曲は森繁久彌の作詞・作曲です。1960年、森繁が映画『地の崖に生きるもの』の撮影で知床半島の羅臼に滞在していた時に作られ、撮影の最終日に地元の人たちに「さらば羅臼よ」というタイトルで歌われました。…

聴き比べ『北上夜曲』

今日の「聴き比べ」は『北上夜曲』です。 私もまだ生まれていない頃の歌です。この歌を聴いた時には誰が歌っていたのかもわかりませんでした。ただ何とも言えない哀愁のあるメロディが耳に残りました。 調べてみるとこの曲が出来たのは昭和15~16年頃ら…