サイケデリックロック
今日の「聴き比べ」は『Pride of Man』です。 この曲はクイックシルバー・メッセンジャー・サービス(Quicksilver Messenger Service,QMS)の記念すべき1968年のファーストアルバム『Quicksilver Messenger Service』のオープニングを飾った曲です。いかに…
今日の「聴き比べ」は『サマータイム・ブルース(Summertime Blues)』です。 「サマータイム・ブルース」と言えば、私などより上の年代の方はエディ・コクラン(Eddie Cochran)でしょう。この人が本家本元で、1958年のヒット曲です。作者はエディ・コクラ…
『イギリスの国民的バンド』とまで言われるようになったステイタス・クォー(Status Quo)です。 サヴォイ・ブラウン(Savoy Brown)、フォガット(Foghat)などと並んでブギ・ロックの最高峰として君臨していますが、そのスタート時は意外な一面を持っていました…
イギリスのR&Bバンドの草分け、プリティ・シングス(The Pretty Things)の歴史はザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)と重なります。 1962年、プリティ・シングスの創始者、ディック・テイラー(Dick Taylor)は友人のキース・リチャーズ(kei…
2014年になって、なんとレッド・ツェッペリンの「天国への階段(Stairway to Heaven)」が盗作だとして訴えられたというニュースがありました。訴えたのはランディ・カリフォルニアの遺産管財人です。 ランディ・カルフォルニアは元スピリット(Spirit)のメ…
ザ・ウェスト・コースト・ポップ・アート・エクスペリメンタル・バンド(The West Coast Pop Art Experimental Band)(以下、WCPAEBという)と、なんとも長ったらしい名前がついたバンドは、アメリカ、ロサンゼルスで結成されたサイケデリック・バンドです。 W…
イギリスのサイケデリック・バンド、トゥモロウ(Tomorrow)です。 トゥモロウと名乗る前は『The In The Crowd』というバンド名でした。1966年ににミケランジェロ・アントニーニ監督の映画『欲望』に「Am I Glad To See You」と「Blow-Up」の2曲を提供し…
だいぶ後になってから知ったバンド、SRCです。 SRCとはScot Richard Caseの略です。 SRCの前身はデトロイトのバンド、フュージティヴズ (The Fugitives)でメンバーはグレン・クアッケンブッシュ(Glenn Quackenbush,organ)、ゲイリー・クアッケンブッシュ(Gar…
イギリスはロンドンのサイケデリック・バンド、ピンク・フェアリーズ(Pink Fairies)です。 元は1967年に結成されたデヴィアンツ(The Deviants)のメンバー、ポール・ルドルフ(Paul Rudolph,g,vo)、ダンカン・サンダーソン(Duncun Sanderson,b)、ラッセル…
多くのミュージシャンのアルバムに顔を出している、おなじみのデヴィッド・リンドレー(David Lindley)が在籍したバンド、カレイドスコープ(Kaleidoscope)です。クリス・ダーロウも在籍していました。 またしてもサイケデリック・ロックにカテゴライズされて…
しつこくサイケデリック・ロックです。今日はガンダルフ(Gandlf)です。 このバンドもアルバム1枚で消えていったバンドです。 1965年にニューヨークで結成され、当初はRahgoosと名乗っていました。 メンバーは ピーター・サンド(Peter Sando,vo,g) ボブ…
またまたサイケデリック・ロックです。フリーク・シーン(The Freak Scene)と言っても、本国アメリカでも今や憶えている人はいないかもしれません。 フリーク・シーンの前身はディープ(Deep)とうい名前でした。中心はラスティ・エヴァンス(Rusty Evans,g,vo)…
サイケデリック・バンドの雄、エレクトリック・プルーンズ(The Electric Prunes)です。 彼らは1965年にロサンゼルスで結成されました。 当初のメンバーは ジェームズ・ロウ(James Lowe,vo,harmonica) マーク・テューリン(Mark Tulin,b,key) ケン・ウィリ…
今日のこの1枚は、アメリカ、ミネソタのミネアポリス出身のサイケデリック・バンド、C.A.クインテット(The C.A. Quintet)です。 彼らが残したたった1枚のアルバムが『Trip Thru Hell』です。オリジナルは1968年にCandy Flossというレーベルからリリー…
ニルヴァーナ(Nirvana)といっても、あのアメリカの有名なニルヴァーナではありません。 イギリスのバンドです。今ではNirvana UKとして区別されることもあります。1992年にバンド名の使用を巡ってアメリカ側を提訴しましたが、結局、和解しました。その…
その後は?、といっても何のその後なのでしょう。 一応、クイックシルバー・メッセンジャー・サービス(Quicksilver Messenger Service)(以下QMS)のリードギタリスト、ジョン・シポリナ(John Cipollina)がQMSを辞めた後どうなったのでしょうというこ…
このCDはまさにカントリーロック、フォークロックが盛り上がる直前の時期にレコーディングされた曲を集めたものです。 ジム・ディクソン(Jim Dickson)というプロデューサーが発掘した様々なミュージシャンの初期のレコーディング集です。もちろんプロデュ…
またまた変なCDが出て来ました。『All S.F. Rocks Groups』といいます。発売は1989年だったらしいです。おまけに日本盤まで出ていました。 1.Got My Mojo Working - Quicksilver Messenger Service 2.The Fool - Quicksilver Messenger Service 3.Kans…
日本では1973年公開の『フィルモア 最后のコンサート』のサントラ盤です。正確に言うとサントラ盤ではないかもしれません。 日本での映画のタイトルは『フィルモア 最后のコンサート』ですが、英語版では『Fillmore: The Last Days』です。さらに、レコ…
アメリカ西海岸のバンド『ストーングラウンド(Stoneground)』は当初は3人でスタートしました。ティム・バーンズ(Tim Barnes,g,vo)、マイケル・マウ(Mochael Mau,ds)、ルーサー・ビルド(Luther Bildt,vo,g)の3人です。間もなくそこにジョー・ブレイクリー(J…
1960年代から70年代にかけて、シスコサウンドを牽引してきた『Sons Of Champlin』ですが、地元西海岸を除いては意外と知られていませんでした。 ただし、地元サンフランシスコではグレイトフル・デッドやジェファーソン・エアプレーン、クイックシルバ…
ブルース・マグース(Blues Magoos)は先に紹介したブルース・イメージ(Blues Image)と同じようにブルースをベースにしてロックやフォークを演奏するいわゆるガレージ・バンドの奔りでした。ウェストコーストのサイケデリックバンド達のライトショウをまねした…
ブルース・イメージ(Blues Image)は1960年代後半にフロリダ州タンパで結成されました。 当初のメンバーはマイク・ピネラ(Mike PInera,vo,g)、マニュエル・バーティマッティ(Manuel Bertematti,ds,vo)、ジョー・ララ(Joe Lala,ds,perc,vo)の3人でしたが…
てっきり1回で終わると思った記事でしたが、そう簡単にはいきませんでした。 ということで前回の続きを書きます。 『ライブ/デッド』グレイトフル・デッド 2枚組 この中の3曲が1969年のフィルモア・ウエストでの録音。名曲「Death Don't Have No Mer…
ロックミュージックのみならずジャズでもクラシックでもライブアルバム、昔でいうとところの実況録音盤というのは欠かせないものですが、ロックのライブアルバムに限ると、ライブ会場として数多く録音されているのが『フィルモア』だと思います。 ということ…
1960年代後半からのロック・ミュージックの隆盛に『フィルモア(Fillmore)』というライブハウスが大きく貢献したのは疑う余地のないところでしょう。 その『フィルモア』を開店したのはビル・グラハムという男でした。ビルは1931年、ドイツ生まれのユ…
今日取り上げるのは、ビートルズの『サージャント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』、ビーチ・ボーイズの『ペット・サウンズ』やローリング・ストーンズの『べガーズ・バンケット』と並び称されるほどの傑作アルバム、『ラヴ』の『フォーエヴ…
美しいジャケットで、名盤の誉れ高い『イッツ・ア・ビューティフル・デイ(It's A Beautiful Day)』のファーストアルバムです。 このバンドの結成は1967年です。1967年といえば、ウェストコースト、特にサンフランシスコでのフラワームーヴメントの盛…
ジェファーソン・エアプレインの記事の中でも書かせてもらいましたが、ギターのヨーマ・コウコネン(Joma Kaukonen)とベースのジャック・キャサディ(Jack Casady)はジェファーソンの活動の傍らサイドプロジェクトとして、主にブルースを演奏する『ホット・ツ…
前回はジェファーソンの60年代までを書きました。今回は70年代のジェファーソンについて書いてみたいと思います。 1970年にメンバーのポール・カントナー(Paul Kantner)は自身のプロジェクトアルバム『Blows Against the Empire』を発表します。この…