Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

聴き比べ『百万本のバラ』

『百万本のバラ』という曲は、元々はラトビアの歌謡曲を原曲とするロシア語の歌謡曲です。歌ったのはソビエト連邦の歌手アーラ・プガチョアという人です。 ラトビア語の原曲の歌詞の内容はロシア語版とは全く違い、大国に翻弄されたラトビアの苦難を暗示する…

ディープインパクト 逝く!

昨日、とんでもなく悲しい知らせが入ってきました。なんとあのディープインパクトが死んだというのです。それも安楽死です。驚きと共に悲しみに暮れました。 40年超の競馬歴の中でも、私の中では史上最強馬だったことは疑いもありません。 現役時代の競走…

映画『COLD WAR あの歌、2つの心』を観る

今日のキネ旬シアターは『CALD WAR あの歌、2つの心』でした。 監督:パヴェウ・パヴリコフスキ 主演:ヨアンナ・クーリグ、トマシュ・コット、ボリス・シィト 制作:2018年 ポーランド、イギリス、フランス この映画はカンヌ国際映画祭でパルムドール賞…

映画『愛と死をみつめて』の主題歌は?

またまた古い映画の話で恐縮です。 小学校の頃に観て感動を受けた映画、『愛と死をみつめて』です。 監督:斉藤武市 主演:吉永小百合、浜田光夫 制作:日本 1964年公開 愛と死をみつめて 吉永小百合 Amazon 内容もさることながら、吉永小百合さんの美し…

この人の、この1枚 『小島麻由美/真夜中のパーティ』

もう、20年くらい前のことでしょうか。ディスク・ユニオンでレコード漁りをしていると、聴きなれない日本人の女性ヴォーカルが聞こえてきました。思わず、レコード探しの手を止めてしまいました。 その何とも言えないブルージーな、気だるい歌い方、そのく…

この人の、この1枚 『マジェラン(Magellan)/Impending Ascension』

今日の「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ)」はアメリカン・プログレ・メタルバンドのマジェラン(Magellan)です。 イングヴェイ・マルムスティーンなどを世に送り出したマイク・ヴァ―ニーが1989年に設立したプログレッシブ・ロック系のレーベル、「M…

イヤミスの極致『ケモノの城』

真梨幸子の『殺人鬼フジコ』以来、イヤミスに嵌っていますが、今回の誉田哲也の『ケモノの城』の読後感の悪さは極め付けでした。 ケモノの城 (双葉文庫) 作者: 誉田哲也 出版社/メーカー: 双葉社 発売日: 2017/05/11 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (2…

映画『夕陽の丘』の謎

とっても古い映画の話で恐縮ですが、日活時代の石原裕次郎の映画の中でも『赤いハンカチ』や『錆びたナイフ』と共に大好きな映画が『夕陽の丘』です。 この映画の公開は1964年で、封切当時は観ていません。初めて観たのはおそらく学生時代に池袋の「文芸…

聴き比べ『朝日のあたる家(The House of the Rising Sun)』

「朝日のあたる家」と言えば、私などは真っ先にアニマルズ(The Animals)の「The House of the Rising Sun」が頭に浮かびます。ヴォーカルのエリック・バードン(Eric Burdon)の迫力ある声が何とも言えません。その後、ボブ・ディラン(Bob Dylan)を聴くように…

映画『存在のない子供たち』を観る

今日のキネ旬シアターは『存在のない子供たち』でした。 監督:ナディーン・ラバキー 主演:ゼイン・アル・ラフィーア、ヨルダノス・シフェラウ 制作:2018年 レバノン 2019年 日本公開 シリア難民の過酷な現実を、レバノンを代表する女優であり監督…

この人の、この1枚 『プレイング・マンティス(Praying Mantis)/A Cry for the New World』

今日の「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ)」はNWOBHMを代表するバンド、プレイング・マンティス(Praying Mantis)です。 イギリスでは珍しく叙情派バンドで、本国よりもむしろ日本で人気が高かったと思います。 結成は1974年のロンドンでティノ・ト…

ボブ・ディラン(Bob Dylan)へのトリビュートは

最近トリビュートアルバムの記事を書く機会が多くなっていて、様々書いてきましたが、他に誰か忘れていないかな、と思っていたら肝心な人を忘れていることに気がつきました。随分古い話ですが、1992年にボブ・ディラン(Bob Dylan)のデビュー30周年を記…

この人の、この1枚 『ロイヤル・ハント(Royal Hunt)/Moving Target』

今日の「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ)」はまたしてもデンマークのバンド、ロイヤル・ハント(Royal Hunt)です。遅ればせながらの登場です。 このバンドはヘヴィメタでもネオクラシカルなバンドです。北欧のバンドの中でもお気に入りのバンドです。 …

イーグルス(Eagles) 7枚組は果たして?

イーグルス(Eagles)のTV/FM用のライヴ音源が一挙に7枚組CDボックスとして、2017年に発売されました。しばらく迷っていましたが買ってしまいました。 これらの音源はこれまでも単発で発売されていたものもあり、それらの評判は音質が悪いということで…

映画『ベン・イズ・バック』を観る

昨日のキネ旬シアターは『ベン・イズ・バック』でした。 監督:ピーター・ヘッジズ 主演:ジュリア・ロバーツ、ルーカス・ヘッジズ、キャスリン・ニュートン 制作:2018年 アメリカ 2019年 日本公開 ピーター・ヘッジズ監督の息子ルーカスとジュリア…

ロリー・ギャラガー(Rory Gallagher)『Irish Tour '74』完全盤 凄いぞ!

2014年、とんでもないニュースが私の元に飛び込んできました。ロリー・ギャラガー(Rory Gallagher)のあのライヴの名盤『Irish Tour '74』の完全盤が出るというのです。しかも7CD+1DVDです。迷わずゲットしました。このツアーが行われて40周年…

この人の、この1枚 『プリティ・メイズ(Pretty Maids)/Sin-Decade』

今日の「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ)」はデンマークを代表するHR/HMバンド、プリティ・メイズ(Pretty Maids)です。今頃になっての登場です。他のデンマークのバンドはいくつか書いていましたが、大御所のプリティ・メイズとロイヤル・ハントが…

レーナード・スキナード(Lynyrd Skynyrd)よ、永遠に!『One More For The Fans』

レーナード・スキナード(Lynyrd Skynyrd)のライヴアルバムの最高傑作と言われる『ワン・モア・フロム・ザ・ロード(One More from the Road)』が録音されたアトランタのフォックス・シアターの解体に反対するキャンペーンに多くのアーティストが結集しました…

この人の、この1枚 『D.A.D/No Fuel Left for the Pilgrims』

今日の「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ)」はD.A.Dです。以前は『Disneyland After Dark』と名乗っていましたが、ディズニーランドからクレームが付きD.A.Dに改名しました。 デンマークはコペンハーゲン出身のバンドです。デンマークと言えばロイヤル…

アリゲーター創立20周年コレクション(Alligator Records 20th Anniversary Collection)

今やブルースレーベルの老舗となたアリゲーター・レコード。設立は1971年ですから、ブルースのレーベルとしては新しい方です。しかし、その後チェスをはじめ多くの老舗ブルースレーベルが消滅していきました。その中で生き残っている数少ないレーベルの…

懐かしのジャーマン・メタル 極私的名盤 ②

前回の続きです。 『ガンマ・レイ(Gamma Ray)」 カイ・ハンセンがハロウィンを脱退して結成したバンドがガンマ・レイです。メンバーはラルフ・シーパース(vo)、ウヴェ・ヴェッセル(b)、マティアス・ブルヒャルト(ds) でした。1990年にはファーストアルバ…

懐かしのジャーマン・メタル 極私的名盤 ①

最近「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ )」というのを続けて書いてきましたが、気がつけばややLAメタルが中心になっていました。ヨーロッパ系が極めて少ないです。 ということで懐メタのうちジャーマン・メタルで個人的に気に入っていたバンドをいくつ…

サントラ盤『ふたりだけの夜明け』

高校生の頃に観た映画に『ふたりだけの夜明け』というものがありました。この頃は恋愛映画などはあまり観なかったのですが、何しろ地元の映画連盟に加入していたということもあってタダで観られました。そういう訳で上映される映画は片っ端から観ていた時期…

この人の、この1枚 『モントローズ(Montrose)/Paper Money』

今日の「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ)」はモントローズ(Montrose)です。 しかし、このモントローズがデビューした頃はまだヘヴィメタルなどという言葉はなかったはずです。まさにヘヴィメタの元祖とでもいうようなバンドです。 結成は1973年の…

この人の、この1枚 『バド・シャンク(Bud Shank)/風のささやき(Windmills of Your Mind)』

ウェスト・コーストのアルト・サックス/フルート奏者、バド・シャンク(Bud Shank)です。 バド・シャンクは1926年のオハイオ州デイトンの生まれで、1950年頃からスタン・ケントン楽団で演奏していました。 ロック・ミュージシャンとも交流が深く、ハ…

この人の、この1枚 『ジャンクヤード(Junkyard)/Junkyard』

今日の「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ)」はジャンクヤード(Junkyard)です。 1987年、ロサンゼルスでの結成です。 メンバーは デヴィッド・ローチ(David Roach,vo) クリス・ゲイツ(Chris Gates,g) パトリック・ムジンゴ(Patric Muzingo,ds) クレ…

ニール・ヤング(Neil Young)に捧ぐ『Borrowed Tune』

カナダのミュージシャン達によるニール・ヤング(Neil Young)に捧げるアルバムが1994年にリリースされました。カナダの大先輩にあたるニールに対して敬意を表したものかもしれません。 当時、ほとんどが知らないミュージシャンでした。知っていたのは5組…

我らが若大将! 加山雄三の思い出

少年・思春期の思い出を一つ。 1964年の東京オリンピックで初めて水泳競技というものを見ました。アメリカのドン・ショランダーやドン・フレーザー、プレズメンシコワなどと言う名前が連呼されていた記憶があります。日本は最終種目の800メートルリレ…

この人の、この1枚 『ロック・シティ・エンジェルス(Rock City Angels)/Young Man' Blues』

今日の「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ)」はロック・シティ・エンジェルス(Rock City Angels)です。 このバンドについては詳しいことはわかりません。昔、レコード漁りをしていた時にたまたま買った中の1枚だったと思います。 後で調べて分かったこ…

「天声人語」に載った『高田 渡』

なんと昨日、朝日新聞の「天声人語」に高田渡先生の「ごあいさつ」の歌が紹介されました。アメリカのトランプ大統領が北朝鮮の金正恩委員長と板門店で電撃会談を行ったことについてのお話でした。 この「ごあいさつ」という、極めて短い歌の作詞は谷川俊太郎…