今日の「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ)」はD.A.Dです。以前は『Disneyland After Dark』と名乗っていましたが、ディズニーランドからクレームが付きD.A.Dに改名しました。
デンマークはコペンハーゲン出身のバンドです。デンマークと言えばロイヤル・ハント、プリティ・メイズ、ディジー・ミズ・リジーなど、いわゆるヘヴィメタバンドが浮かびますが、このD.A.DはHM/HRでもどちらかというとハードロックです。ヨーロッパの哀愁とアメリカのロックンロールを混ぜ合わせた様な、いわゆるハードロックバンドです。
1984年、イエスパ・ピンザー(Jesper Binzer,g,vo)、弟のヤコブ・ピンザー(Jacob Binzer,g)、スティ・ペダーセン(Stig Pedersen,b)、ピーター・ジェンセン(Peter Jensen,ds)のメンバーで結成されました。
1986年にファーストアルバム『Call of the Wild』、1987年にセカンドアルバム『D.A.D. Draws a Circle』をリリースします。
いずれも、デンマークのマイナー、メガ・レコードからのリリースでしたが、これらが評判がよく、メジャーのワーナー・ブラザースが目をつけ、契約に至りました。
そして1989年、サードアルバム『No Fuel Left for the Pilgrims』がリリースされます。
01.Sleeping My Day Away
02.Jihad
03.Point Of View
04.Rim Of Hell
05.ZCMI
06.True Believe
07.Girl Nation
08.Lords Of The Atlas
09.Overmuch
10.Siamese Twin
11.Wild Talk
12.Ill Will
プロデュースはD.A.D、ニック・フォス(Nick Foss) 、 ラーズ・オーヴァーガード(Lars Overgaard)です。
パンクとロックンロールとメロディックなハードロックとをごちゃ混ぜにしたようなサウンドです。アメリカでもそこそこ売れました。「Rim of Hell」と「Sleeping My Day Away」はマイナーヒットとなりました。
続く4作目の『Riskin' It All』は前作の流れを汲むアルバムでした。
しかし、アメリカでの人気は今ひとつでした。それでも本国や日本での人気は高く、その後も順調にアルバムをリリースし、デンマークを代表する国民的バンドになりました。
北欧メタルらしからぬ、パンキッシュなロックンロールバンドでした。
それでは今日はこの辺で。