レーナード・スキナード(Lynyrd Skynyrd)のライヴアルバムの最高傑作と言われる『ワン・モア・フロム・ザ・ロード(One More from the Road)』が録音されたアトランタのフォックス・シアターの解体に反対するキャンペーンに多くのアーティストが結集しました。勿論、レーナード・スキナードの長年の功績を讃えるためのコンサートでした。
2014年11月12日、一夜限りのコンサートでした。ここに素晴らしいメンバーが揃ったので、ちょっと古いですが紹介します。2CD+DVDです。
以前にもレーナード・スキナード・トリビュートアルバムは2枚ほど取り上げていますが、今回はライヴということで一味違います。
『One More For The Fans』
Disc 1
01.Whiskey Rock A Roller –Randy Houser
02. You Got That Right –Robert Randolph & Jimmy Hall
03. Saturday Night Special –Aaron Lewis
04. Workin’ For MCA –Blackberry Smoke
05. Don't Ask Me No Questions –O.A.R.
06. Gimme Back My Bullets – Cheap Trick
07. The Ballad of Curtis Loew –moe. & John Hiatt
08. Simple Man –Gov't Mule
09. That Smell –Warren Haynes
10. Four Walls of Raiford –Jamey Johnson
Disc 2
01. I Know A Little –Jason Isbell
02. Call Me The Breeze –Peter Frampton
03. What's Your Name –Trace Adkins
04. Down South Jukin’ –Charlie Daniels & Donnie Van Zant
05. Gimme Three Steps –Alabama
06. Tuesday's Gone –Gregg Allman
07. Travelin’ Man –Lynyrd Skynyrd
08. Free Bird - Lynyrd Skynyrd
09. Sweet Home Alabama –Lynyrd Skynyrd & All Star Ensenble
スタートはカントリー畑のシンガー、ランディ・ハウザーです。ここではノリノリの「ウィスキー・ロック・ア・ローラー」
続いてはロバート・ランドルフ登場。ジミー・ホールを伴っての登場。曲は『Street Survivors』から。これも乗ってます。
Disc 1-3はやはりカントリー畑のアーロン・ルイス。曲は大ヒット「サタデーナイト・スペシャル」。
Disc 1-4はカントリーロック・バンド、ブラックベリー・スモーク。これも代表曲「ワーキング・フォー・MCA」。カッコいい。
Disc 1-5はO.A.R. 。これはジャムバンドですね。アルバム『Second Helping』から。
続いてチープ・トリック登場。凄いですね。名曲「ギミ・バック・マイ・ブレッツ」です。もはや貫禄十分です。
そして、moe.です。ジョン・ハイアットと共に登場。ジャムバンドです。大ベテランのジョン・ハイアットも頑張っています。アルバム『Second Helping』から「カーティス・ローのバラード」。
そして、待ちに待ったガヴァメント・ミュールとウォレン・ヘインズの登場。曲は「シンプル・マン」と「ザット・スメル」。とにかく選曲がいいし、演奏も抜群。言うこと無し。これを聴くだけでも価値ありです。
Disc 1のラストはカントリー畑の。
Disc 2はドライヴ・バイ・トラッカーズのメンバーだったジェイソン・イズベル。曲は『Street Survivors』から。軽快なロックンロール。
そしてびっくり、ピーター・フランプトンです。ここで登場とは驚きでした。曲はこれも代表曲、J.J.ケールの「コール・ミー・ア・ブリーズ」です。元気です。
Disc 2-3はカントリー・シンガーのトレイス・アドキンスです。これも『Street Survivors』から。
そしてチャーリー・ダニエルズがドニー・ヴァン・ザントと共に登場です。ドニーはロニー・ヴァン・ザントの弟。38スペシャル結成。曲はファースト・アルバムから。この組み合わせもさすがです。
Disc 2-5はベテランのカントリーロック・バンド、アラバマです。これも代表曲「ギミー・スリー・ステップ」
そして、大御所グレッグ・オールマン登場。やはりサザンロックはオールマン・ブラザーズとレーナードで支えてきました。残念ながらグレッグはもういません。曲は名曲「チューズデイズ・ゴーン」です。
そしてここからレーナード・スキナード登場。「トラベリン・マン」に続いて、レーナードの代名詞「フリー・バード」。ロニー・ヴァン・ザントの映像が映し出されます。お涙ものです。最後は全員で「スイートホーム・アラバマ」の大合唱。
レーナード・スキナードが3曲とちょっと寂ししですが、これだけのメンバーを一挙に聴けるのですから、お得感満載です。
先日、当ブログに、1977年の中野サンプラザでのレーナード・スキナードのライヴを同じ日に見たという方がコメントを下さいました。驚きと同時に感激しました。こんな偶然があるんですね。
ロニーもスティーヴもアレンもエドもボブもいませんが、レーナード・スキナードよ、永遠に!
Gov't Mule & Audley Freed - Simple Man
Warren Haynes - That Smell (Lynyrd Skynyrd - One More For The Fans)
Lynyrd Skynyrd - "Gimme Back My Bullets” (from One More For The Fans), performed by Cheap Trick
Lynyrd Skynyrd - "Tuesday's Gone” (from One More For The Fans), performed by Gregg Allman
それでは今日はこの辺で。