今日の朝刊でロバート・レッドフォードの死去が報じられました。８９歳でした。残念です。
青春時代、私を映画の魅力に引っ張り込んだ作品のひとつ『明日に向かって撃て！』でポール・ニューマンと共に主演しました。実在の銀行ギャングをモデルにした、アメリカン・ニューシネマの代表作でした。それまでの西部劇とは一線を画した映画でした。私の田舎では『イージーライダー』との同時上映で、それまでは日本の娯楽映画ばかりを観ていた人間にとっては、この２本とも映画の社会性・芸術性に気づかせてくれた名画でした。これ以降、映画の世界にどっぷりと浸ることになりました。そういう意味では自分の人生観を変えた一本だったかもしれません。なによりサンダンス・キッド役のロバート・レッドフォードがカッコよかった。
その後もレッドフォードは『スティング』『華麗なるギャツビー』『大統領の陰謀』など数々の映画に出演しました。
また、１９８０には『普通の人々』で監督デビューし、アカデミー賞の監督賞、作品賞を獲得しました。
俳優としては２０１８年の『さらば愛しきアウトロー』で引退しました。
アメリカ映画の一時代を築いた名優・監督でした。
改めてロバート・レッドフォード氏のご冥福をお祈り致します。合掌。
