Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

2018-01-01から1年間の記事一覧

今年の映画、ベスト10 並びに御礼。

早いもので今年も大晦日を迎えてしまいました。今日は昨年の大晦日同様、今年劇場で観た映画で印象に残ったものを選んでみたいと思います。昨年は5本を選びましたが、今年は10本選びたいと思います。 上半期については以前書いていますのでご参考までに載…

ニルヴァーナと言っても? 『ニルヴァーナ(Nirvana)/ Songs of Love & Praise』

ニルヴァーナ(Nirvana)といっても、あのアメリカの有名なニルヴァーナではありません。 イギリスのバンドです。今ではNirvana UKとして区別されることもあります。1992年にバンド名の使用を巡ってアメリカ側を提訴しましたが、結局、和解しました。その…

この人の、この1枚 『クリエイション(The Creation)/ Our Music Is Red With Purple Flashes』

アシュトン、ガードナー&ダイクの記事の中でキム・ガードナー(Kim Gardner,b)が在籍していたことで名前が出てきたクリエイション(The Creation)です。クリエイションと言ってもあの日本のロックバンドではありません。 1966年に結成されたイギリスのバ…

この人の、この1枚 『アシュトン・ガードナー・ダイク・アンド・カンパニー(Ashton, Gardner , Dyke & Co)/ What a Bloody Long Day It's Be』

今ではすっかり忘れ去られたバンド、アシュトン、ガードナー&ダイク(Ashton, Gardner & Dyke)です。 イギリス、リバプールのロックバンド、レモ4(The Lemo Four)に在籍していたトニー・アシュトン(Tony Ashton,vo,key)とロイ・ダイク(Roy Dyke,ds)は196…

知らなかった!『マイク・ハリソン(Mike Harrison)』の死

ふと、マイク・ハリソン(Mike Harrison)のことを思い出し、ソロアルバムのことでも書こうかと、彼の近況はどうなっているのかネットで検索していたら、な、なんと今年の3月25日に亡くなっていることが判明しました。ショックです。 スプーキー・トゥース…

頑張ってます! 『スピン・ドクターズ(Spin Doctors)/ Just Go Ahead Now: A Retrospective』

ブルース・トラヴェラーの記事を書いた時に、ジョン・ポッパーがクリス・バロン(Chris Barron,vo)と共に1980年の半ば頃に結成したバンド、トラッキング・カンパニー(Trucking Company)のことに若干触れました。そのトラッキング・カンパニーからジョン・…

ジャムバンドだ! 『ブルース・トラヴェラー(Blues Traveler)/ Live From the Fall』

アメリカのブルースロック、ジャム・バンドのブルース・トラヴェラー(Blues Traveler)です。 もう、とっくに書いたつもりでいました。振り返ってみたら書いていませんでした。頭も怪しくなっています。 このバンドはスタジオ盤もいいですが、ライブ盤でその…

この人の、この1枚 『ブロドウィン・ピッグ(Blodwyn Pig)/ Ahead Rings Out』

イアン・アンダーソン率いるジェスロ・タル(Jethro Tull)の創設メンバーのミック・アブラハム(Mick Abrahams,g,vo)が結成したバンド、それがブロドウィン・ピッグ(Blodwyn Pig)です。 ミック・アブラハムはジェスロ・タルのファーストアルバム『This Was』が…

サザンロックだ! 『ブラックフット(Blackfoot)/ Strikes』

レーナード・スキナード(Lynyrd Skynyrd)がまだレコードデビューする前にバンドに在籍していたリッキー・メドロック(Rickey Medlocke,ds,vo)とグレッグ・ウォーカー(Greg T. Walker,b)が設立したバンド、それがブラックフット(Blackfoot)です。 ブラックフッ…

早すぎる旅立ち 『ロニー・レーン(Ronnie Lane)/ Anymore For Anymore』

スモール・フェイセズ(Small Faces)からフェイセズ(Faces)へ、そのベーシストとして存在感を示してきたロニー・レーン(Ronnie Lane)。 フェイセズ時代のロニー・レーンについては以前の記事に譲るとして、フェイセズ脱退後のロニー・レーンについてちょっと…

幻の『グリース・バンド(Grease Band)』

幻と言っては失礼かもしれません。れっきとしたアルバムを残しています。グリース・バンド(Grease Band)です。 グリース・バンドというとすぐにジョー・コッカーのバックバンドという言葉が浮かびます。確かにジョー・コッカーのファーストアルバム『With Al…

思い出のテレビ 大相撲編

思い出のテレビ、今回は大相撲で楽しみます。双葉山も千代の山も見てはいませんが、「柏鵬時代」から見続けていました。 昭和30年代後半から昭和40年代に活躍した、印象に残っている力士たちを取り上げたいと思います。と思ったのですが、数が多すぎます…

この人の、この1枚 『ミシェル・ルグラン(Michel Legrand)/ Parisian Blue』

『シェルブールの雨傘』の本家本元ミシェル・ルグラン(Michel Legrand)がいよいよ登場です。どのアルバムにしようかなと思いましたが、素朴にトリオ演奏を選びました。他にも「シェルブールの雨傘」を演奏しているアルバムはあるのですが とりあえずこれにし…

この人の、この1枚 『フィル・ウッズ(Phil Woods)/ Images』

アメリカのジャズ・サックス奏者、フィル・ウッズ(Phil Woods)がミシェル・ルグラン(Michel Legrand)と競演したアルバムです。 ここでは「シェルブールの雨傘」は聴けませんが、絶品の「風のささやき」が聴けます。 フィル・ウッズは今更説明の必要もないで…

映画『バルバラ セーヌの黒いバラ 』を観る

今日のキネ旬シアターは『バルバラ セーヌの黒いバラ 』でした。 監督:マチュー・アマルリック 主演:ジャンヌ・バリバール、マチュー・アマルリック 制作:2017年 フランス 日本公開2018年 フランスの伝説的シャンソン歌手・バルバラを主人公にし…

この人の、この1枚 『バルネ・ウィラン(Barney Wilen)/ French Story with Mal Waldron』

昨日のヤン・ラングレンを書いていて思い出しました。バルネ・ウィラン(Barney Wilen)です。 バルネ・ウィランと言えばあのマイルス・デイヴィスがルイ・マル監督のフランス映画『死刑台のエレベーター』で音楽を担当したときに、地元フランスの若手ジャズミ…

この人の、この1枚 『ヤン・ラングレン(Jan Lundgren)/ Les Parapluies de Cherbourg』

『シェルブールの雨傘』に導かれて知ったヤン・ラングレン(Jan Lundgren)です。 ヤン・ラングレンは1966年生まれのスウェーデンのジャズピアニストです。『シェルブールの雨傘』を探していて知ったジャズマンです。 その彼が、日本のレーベル、マシュマ…

この人の、この1枚 『リタ・ライス(Rita Reys)/Rita Reys Sings Michel Legrand』

しつこいくらいの『シェルブールの雨傘』です。今日はオランダのジャズ・ヴォーカリスト、リタ・ライス(Rita Reys)のミシェル・ルグラン・トリビュート・アルバムです。 リタ・ライスは1924年生まれで、1943年頃から活躍しており、ファーストアルバ…

この人の、この1枚 『リナ・ホーン(Lena Horne)/Lena & Michel』

またしても『シェルブールの雨傘』に惹かれて買ってしまったアルバムです。 リナ・ホーン(Lena Horne)と言えばジャズ・ヴォーカリストであり女優でもあります。と言っても彼女は1917年の生まれで、1917年といえばロシア革命が起こった年です。193…

ニューヨークのため息 『ヘレン・メリル(Helen Merrill)/Helen Merrill』

先日、アレクシス・コールの記事を書いていた時に、久しぶりに「You'd Be So Nice To Come Home To」という曲を聴いて、ヘレン・メリルとジュリー・ロンドンを思い出しました。 ということで、今日はこの曲が入ったヘレン・メリル(Helen Merrill)の代表的な…

うっとり、『ダイアナ・クラール(Diana Krall)』

私の好きな女性ジャズ・ヴォーカリストの一人、ダイアナ・クラール(Diana Krall)です。 1964年、カナダ生まれのジャズ・ヴォーカリスト&ピアニストです。ロックファンにはエルヴィス・コステロの奥方と言った方が分かり易いかもしれません。 私が彼女に…

映画『嘘はフィクサーのはじまり』を観る

今日のキネ旬シアターは『嘘はフィクサーのはじまり』でした。 監督:ヨセフ・シダー 主演:リチャード・ギア、マイケル・シーン 制作:2017年 アメリカ、イスラエル 日本公開 2018年 監督のヨセフ・シダーはイスラエル人です。 4幕構成です。 第1…

この人の、この1枚 『アレクシス・コール(Alexis Cole)/You'd Be So Nice To Come Home』

またまたまた『シェルブールの雨傘』に惹かれて買ったCDです。 アレクシス・コールは1976年のニューヨーク生まれです。祖母はジャズピアニストで父もピアニストで作曲家でした。クイーンズ大学の音楽科で博士号も持っているインテリ歌手です。 デビュ…

不幸に見舞われたバンド 『バッドフィンガー(Badfinger)/ No Dice』

どうにも不運、不幸が付きまとうバンド、バッドフィンガー(Badfinger)です。 バッドフィンガーの前身、アイヴィーズ(The Iveys)は1961年の結成で当時のバンド名はパンサーズ (The Panthers)でした。1968年にバンド名をアイヴィーズに変更して活動中…

この人の、この1枚 『鈴木重子/プルミエール(Premiere』

またまた『シェルブールの雨傘』に引き寄せられて買ったアルバムです。鈴木重子のデビューアルバムです。 鈴木重子は1965年静岡県の出身です。東京大学法学部卒業という異色のジャズシンガーです。3歳でピアノを習い、小学校からは英会話を習い、と英才…

この人の、この1枚 『ローラ・フィジー(Laura Fygi)/Whatch What Happens』

またしても『シェルブールの雨傘』の主題歌です。今日はローラ・フィジー(Laura Fygi)というオランダのジャズ・ヴォーカリストです。しかも本家本元のミシェル・ルグラン(Michel Legrand)との競演盤です。 ミシェル・ルグランと競演して「I Will Wait For Yo…

『ピーター・グリーン(Peter Green)』に捧ぐ! ②

昨日に引き続きピーター・グリーンのトリビュート・アルバムのDisk 2を紹介します。 DISK 2 01. Oh Well - Billy Sheehan 02. Rattlesnake Shake - Vince Converse / Innes Sibun 03. Fleetwood Mac - Larry Mitchell / Stuart Hamm / Jonathan Mover 04. Wa…

『ピーター・グリーン(Peter Green)』に捧ぐ! ①

1960年代、ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ(John Mayall & The Bluesbreakers)でエリック・クラプトン脱退後のギタリストとしてクラプトンと並ぶほどの評価を得、さらにブルースロックバンド、フリートウッド・マック(Freetwood Mac)の創…

映画『斬(ざん)、』を観る

今日のキネ旬シアターは『斬(ざん)、』でした。 監督:塚本晋也 主演:池松壮亮、蒼井 優、塚本晋也 制作:日本 2018年公開 監督の塚本晋也は俳優としても活躍していますが、監督としても多くの作品を残しています。 私も一昨年『野火』を観ました。な…

この人の、この1枚 『冨田良子/Soon』

富田良子という人をご存じの方はあまり多くは無いと思います。おそらくアルバムもこの1枚だけだと思います。なのにどうして持っているのか。答えは簡単です。彼女が「シェルブールの雨傘」の主題歌を取り上げているからです。 一時期、ひどく「シェルブール…