昨日に引き続きピーター・グリーンのトリビュート・アルバムのDisk 2を紹介します。
DISK 2
01. Oh Well - Billy Sheehan
02. Rattlesnake Shake - Vince Converse / Innes Sibun
03. Fleetwood Mac - Larry Mitchell / Stuart Hamm / Jonathan Mover
04. Wathcha Gonna Do - Zoot Money / Bobby Tench/ Max Middleton
05. Showbiz Blues - Rory Gallgher
06. Merry Go Round - Luther Grosvenor / Jess Roden / Mike Kellie
07. Albatross - Paul Jones / Mike Kellie / Max Middleton
08. Closing My Eyes - Naked Blue
09. Evil Woman Blues - Ray Gomez
10. Lazy Poker Blues - Troy Turner
11. Watch Out - Harvey Mandel / Jon Paris
12. Long Gray Mare - Harvey Mandel / Wilbur Bascomb
13. A Fool No More - Kim Lembo
14. Baby When The Sun Goes Down - Southside Johnny / Uptown Horns
01はフリートウッド・マックの4枚目のアルバム『Then Play On』から。ビリー・シーンはご存じミスター・ビッグ(Mr.Big)のベーシスト。その他タラス(Talas)にも在籍したりデヴィッド・リー・ロスのレコーディングにも参加しています。ここではヴォーカルも担当しています。またギターを弾いているのはロイ・Zで、彼はブルース・ディッキンソンのバンドから自身のバンド、トライブ・オブ・ジプシーズ(Tribe of Gypsies)、さらにはロブ・ロックのバンドに参加。プロデューサーとしても活躍しています。ピーター・グリーンの心酔者。
02も『Then Play On』から。イネス・サイブンはイギリスのブルースロック・ミュージシャン。ロバート・プラントのツアーメンバーでもありました。ソロアルバムでもピーター・グリーンの曲をカバーしています。ヴィンス・コンバースはサンセット・ハイツ(Sunset Heights)のギタリストです。
03は『The Original Fleetwood Mac』から。ジョー・サトリアーニのバンドのジョナサン・ムーヴァ―とスチュワート・ハムにラリー・ミッチェルが参加しています。インストルメンタルです。ラリー・ミッチェルのギターとベースの絡みが凄い。
04はソロ時代のベスト盤『Blue Guitar』から。ズート・マネーはキーボード奏者でイギリスのロック界の重鎮。エリック・バードン&ジ・アニマルズ(Eric Burdon & The Animals)のメンバーとしても知られています。ボブ・テンチとマックス・ミドルトンは第2期ジェフ・ベックグループのメンバーです。
05は『Then Play On』から。再びロリー・ギャラガー登場。「Leaving Town Blues」の方はピーター・グリーンも大層気に入ったらしいですが、こちらの奏法はあまりお気に召さなかったらしいです。
06は『Peter Green's Fleetwood Mac』から。再びルーサー・グロヴナーとジェス・ローデン、マイク・ケリーのコンビ登場です。
07はフリートウッド・マックの変則的な3枚目のアルバム『English Rose』から。彼らの最大のヒット曲。全英1位を記録。元マンフレッド・マン(Manfred Mann)のポール・ジョーンズがハーモニカで参加しています。ポール・ジョーンズはスティーヴ・ウィンウッドもかつて在籍したパワー・ハウス(The Powerhouse)のメンバーでもありました。ボブ・テンチとマックス・ミドルトンが再び参加しています。
08は『Then Play On』から。歌っているのは南アフリカのシンガー、ジェニファー・ファーガソンです。この人は歌手でよりも政治家として知られた女性です。
09はブルースブレイカーズ時代の曲。レイ・ゴメスのギターです。レイ・ゴメスはフュージョン系のギタリストです。
10は『Mr.Wonderful』から。前曲に引き続きレイ・ゴメスと黒人シンガー、トロイ・ターナーです。このヴォーカルも迫力があります。
11は『The Original Fleetwood Mac』から。再びハーヴィー・マンデルとジョー・パリス、ウィルバー・バスコムです。
12は『Peter Green's Fleetwood Mac』から。三たびハーヴィー・マンデルとジョー・パリス、ウィルバー・バスコムです。
13はピーター・グリーン復活後の第1弾『In the Skies』から。この当時はほとんど無名だったのではと思われる、女性ブルース・シンガー、キム・レンボ。現在までに4枚ほどアルバムを発表しています。なかなかのブルースシンガーです。ギター、キーボードのマーク・ドイルはキム・レンボのプロデューサーで、かつてミー・トローフ(Meat Loaf)にも参加したことがあります。
14はソロアルバム『Little Dreamer』から。サウスサイド・ジョニーのヴォーカルです。フォガットのフォガットのデイヴ・ぺヴェレットがコーラスに回り、ロッド・プライスがスライド・ギターを弾きます。
以上、ピーター・グリーンのトリビュート・アルバムを聴いてきましたが、各人それぞれにいい味を出しています。ピーター・グリーンはまだ健在なのにこれだけのメンバーが参加してアルバム制作に協力したということはそれだけ彼が信奉されているという証出しょう。
オリジナルの音源と聴き比べてみると楽しいでしょう。
Fleetwood Mac Peter Green - Black Magic Woman (Live Boston Tea Party) 1970
Rory Gallagher & Peter Green - Showbiz Blues (Music)
Southside Johnny / The Uptown Horns - Baby when the sun goes down
Rattlesnake Guitar: Music of Peter Green
- アーティスト: Various Artists
- 出版社/メーカー: Viceroy Music
- 発売日: 1995/08/22
- メディア: CD
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それでは今日はこの辺で。