今日の「この人の、この1枚」はRoyal Southern Brotherhoodの2012年のデビューアルバム『Royal Southern Brotherhood』です。
Royal Southern Brotherhoodは2011年にニューオリンズで結成されました。メンバーはミーターズやネヴィル・ブラザーズにいたシリル・ネヴィル(Cyril Neville,vo,perc)、グレッグ・オールマンの息子でハニートライブ(Honeytribe)のリーダー、ディヴォン・オールマン(Devon Allman,g,vo)、そして自身のバンドを持ち、プロデューサーでもあるマイク・ジト(Mike Zito,vo,g)、それにデレク・トラックス・バンドにいたヨンリコ・スコット(Yonrico Scott,ds)、チャーリー・ウートン(Charlie Wooton,b)、の5人、昔風で言ういわゆるスーパーグループでした。前評判からして期待のバンドの登場でした。
2012年にデビューアルバム『Royal Southern Brotherhood』が発表されました。
しかし、このメンバー構成は長くは続きませんでした。2013年にライヴ・アルバム『Songs From The Road』、翌年に2枚目のスタジオアルバム『Heartsoulblood』をリリースします。この時点でマイク・ジト、続いてデヴォン・オールマンがバンドを去りました。
新しいメンバーにはバート・ウォーカー(Bart Walker,g)とジミー・ヴォーンの息子でスティーヴィー・レイ・ヴォーンの甥っ子タイロン・ヴォーン(Tyrone Vaughan,g)が加わり、2015年に新たなスタジオアルバム『Don't Look Back』をリリースしました。現在も活動中です。
今日のアルバム『Royal Southern Brotherhood』はサザンロックとブルースロック、そしてソウルを入り混じった、ファンキーな聴きごたえのある作品です。
Royal Southern Brotherhood
01.New Horizons
02.Fired Up!
03.Left My Heart In Memphis
04.Moonlight Over The Mississippi
05.Fire On The Mountain
06.Ways About You
07.Gotta Keep Rockin'
08.Nowhere To Hide
09.Hurts My Heart
10.Sweet Jelly Donut
11.All Around The World
12.Brotherhood
メンバーは
Bass – Charlie Wooton
Drums – Yonrico Scott
Vocals, Guitar – Devon Allman
Vocals, Guitar – Mike Zito
Vocals, Percussion – Cyril Neville
Producer – Jim Gaines
01、02、04、05、10はシリルのヴォーカル、03、07、08がディヴォン・オールマン、06、09がマイク・ジトのヴォーカルです。
05はグレイトフル・デッドのカバーです。その他はオリジナルです。
それでは今日はこの辺で。