Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

聴き比べ アリスの『帰らざる日々』

今日の「聴き比べ」はアリス『帰らざる日々』です。

 

1976年のアリスのヒット曲です。ようやくアリスが売れ出した頃の曲です。時代は既にニューミュージック全盛期に入りました。

1978年には藤田敏八監督の映画『帰らざる日々』の主題歌になりました。この映画は江藤潤永島敏行の主演映画でした。ただただ懐かしい。残念ながら内容はほとんど憶えていません。同監督の『野良猫ロック』シリーズや『非行少年』、『八月の濡れた砂』、『赤い鳥逃げた』などはよく憶えているのですが、この映画は何故か記憶に残りませんでした。もはや青春を通り越した年齢だったのでしょうか。 

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しかしながら、この主題歌だけはよく憶えています。哀しく、切ない歌でした。いかにも谷村新司さんが書きそうな曲でした。

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帰らざる日々

作詞:谷村新司

作曲:谷村新司

 

最後の電話を握りしめて

何も話せずただじっと

貴方の声を聞けば何もいらない

いのちを飲みほして目を閉じる

 

バイ バイ バイ 私の貴方

バイ バイ バイ 私の心

バイ バイ バイ 私の命

バイ バイ バイ バイ マイ ラブ

 

何か話さなきゃいけないわ

分っているけれど

目の前を楽しい日々が

ぐるぐるまわるだけ

 

バイ バイ バイ 私の貴方

バイ バイ バイ 私の心

バイ バイ バイ 私の命

バイ バイ バイ バイ マイ ラブ

 

酒びたりの日も今日限り

私は一人で死んでゆく

この手の中の夢だけを

じっと握りしめて

 

バイ バイ バイ 私の貴方

バイ バイ バイ 私の心

バイ バイ バイ 私の命

バイ バイ バイ バイ マイ ラブ

 

貴方の声が遠ざかる

こんなに安らかに

夕暮れが近づいてくる

私の人生の

 


帰らざる日々/アリス

  

 

北原ミレイさんがカバーしました。


北原ミレイ 帰らざる日々

 

谷村新司のセルフカバー。


谷村新司 「帰らざる日々」

 

研ナオコも歌っています。

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それでは今日はこの辺で。

 

 

映画『東京クルド』を観る

先日のキネ旬シアターは『東京クルドでした。

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監督:日向史有

製作:2021年 日本

 

二人の若いクルド人を5年にわたって取材したドキュメンタリー映画です。

19歳のラマザンと18歳のオザンは小学生のころから難民申請をするクルド人。彼らはトルコでの迫害を逃れ日本にやってきた難民です。

 

入管の収容をいったん解除される仮放免許可証を持つものの身分は不法滞在者です。いつ収容されるかという不安はつきものです。しかも住民票もなく移動することも働くこともできません。さらに教育の機会も与えられません。

オザンは解体工事の不法就労をしており、ラマザンは専門学校へ入学したいのですが、なかなか入学が認められません。

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そんな中事件は起きます。東京入管に長期収容されていたラマザンの叔父メメットが体調不良を訴えましたが、入管は家族らが呼んだ救急車を2度にわたって拒否します。彼が病院に搬送されたのはそれから30時間後のことでした。

仮放免の者は定期的に入管に近況報告をしなければなりません。入管職員は彼らに対し「帰ればいいんだよ、他の国に行ってよ」と吐き捨てます。

 

東京周辺には約1500人のクルド人が滞在しているそうです。ところが難民認定されたクルド人は一人もいません。そして入管には多くのクルド人が明確な理由もなく収容されています。日本の難民認定率は先進国に中でも極端に低いレベルです。昨年度は僅かに0.5%でした。

 

今年の3月には名古屋入管でスリランカ人の女性が亡くなるという悲惨な事件が起きました。遺族たちの真相解明の要求にも入管は真正面から応じていません。極めつけは真っ黒に黒塗りされ文書を15万円で買わされる始末です。

 

片や2019年には労働力不足のために入管法の改正を行ったりと外国人に対する扱いが極めて都合よく、とても冷たいのが現状です。江戸時代から続く鎖国政策と尊王攘夷思想が今でも脈々と日本人の血に流れているのでしょうか。

ちなみに今年、入管法改正案が閣議決定されましたが、成立は見送りになりました。

 

監督の日向史有は東部紛争下のウクライナで徴兵制度に葛藤する若者たちを追った『銃は取るべきか』(2016・NHK BS1)や、在日シリア人難民の家族を1年間記録した『となりのシリア人』(2016・日本テレビ)などテレビ・ドキュメンタリーを手掛けています。

 

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それでは今日はこの辺で。

 

聴き比べ 『ダンスはうまく踊れない』

今日の「聴き比べ」は『ダンスはうまく踊れない』です。

 

この曲は井上陽水の作詞・作曲で歌ったのは奥様の石川セリでした。1977年でした。

その後、1982年に女優の高木澪がカバーし、オリジナルよりもヒットしてしまいました。

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ダンスはうまく踊れない

作詞:井上陽水

作曲:井上陽水

 

ダンスはうまく踊れない

あまり夢中になれなくて

ネコは足もとで踊り

私はそれをながめている

夏の夜はすでに暗く蒼く

窓に見える星の光近く

誰も来ないし 誰も知らない

 

ひとりきりでは ダンスはうまく踊れない

遠い なつかし あの歌

私 夢色のドレス

あなた 限りない笑顔で

足を前に 右に後 左

風の様に 水の様に ふたり

時を忘れて 時の間を

 

 

今夜ひとりで ダンスをうまく踊りたい

丸いテーブルのまわりを

私 ナイトガウンのドレス

歌はなつかしい あの歌

部屋の中で 白い靴をはいて

ゆれる ゆれる心 夢にゆれる

夜を忘れて 夜に向って

 

石川セリ

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高木澪


高樹 澪 - ダンスはうまく踊れない (Japan, 1982)

 

作者の井上陽水

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それでは今日はこの辺で。

 

 

この人の、この1枚『ロリー・ギャラガー(Rory Gallagher)/Notes from San Francisco』

今日の「この人の、この1枚」はロリー・ギャラガー(Rory Gallagher)『Notes from San Francisco』です。

 

「CD時代の未発表音源シリーズ」、今回も引き続きロリー・ギャラガーです。これで締めたいと思います。

 

2011年にリリースされた2枚組の未発表音源です。1枚目は1977年12月にサンフランシスコで録音したスタジオ盤です。ロリーはこれが気に入らず、翌年この中の数曲をドラマーを入れ変えて録音し直し『Photo Finish』としてリリースしました。

 

2枚目は1979年12月のサンフランシスコでのライヴです。

 

Disk 1 Studio

1-01.Rue The Day

1-02.Persuasion

1-03.B Girl

1-04.Mississippi Sheiks

1-05.Wheels Within Wheels

1-06.Overnight Bag

1-07.Cruise On Out

1-08.Brute Force & Ignorance

1-09.Fuel To The Fire

1-10.Wheels Within Wheels (Alternate Version)

1-11.Cut A Dash

1-12.Out On The Tiles

 

Disk 2 Live

2-01.Follow Me

2-02.Shinkicker

2-03.Off The Handle

2-04.Bought And Sold

2-05.I'm Leavin'

2-06.Tattoo'd Lady

2-07.Do You Read Me

2-08.Country Mile

2-09.Calling Card

2-10.Shadow Play

2-11.Bullfrog Blues

2-12.Sea Cruise

 

メンバーは

ロリー・ギャラーガー(Rory Gallagher - vo, g, harmonica)

ジェリーマッカヴォイ(Gerry McAvoy - b)

ルー・マーティン(Lou Martin - key)

ロッド・デ・アス(Rod de'Ath - ds)

ブレンダン・オニール(Brendan O'Neill - ds)

テッド・マッケンナ(Ted McKenna - ds)

 

ついでに海賊版を1枚紹介します。1974年の初来日公演時のライヴ音源です。

 

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Rory Gallagher - Rue The Day - Notes From San Francisco


The Mississippi Sheiks


Rory Gallagher - Overnight Bag ( Notes From San Francisco )


Tattoo'd Lady (Live)

 

 それでは今日はこの辺で。

聴き比べ 石川セリの『八月の濡れた砂』

今日の「聴き比べ」は石川セリ八月の濡れた砂です。

 

この曲は1971年の日活最後の映画八月の濡れた砂の主題歌です。忘れられない映画です。ラストのヨットのシーンでこの曲が流れます。

lynyrdburitto.hatenablog.com

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八月の濡れた砂

作詞:吉岡治

作曲:むつひろし

 

あたしの海を まっ赤に染めて

夕日が 血潮を 流しているの

あの夏の光と影は

どこへ行ってしまったの

悲しみさえも 焼きつくされた

あたしの夏は 明日もつづく

 

打ち上げられた ヨットのように

いつかは愛も くちるものなのね

あの夏の光と影は

どこへ行ってしまったの

想い出さえも 残しはしない

あたしの夏は 明日もつづく

 

あの夏の光と影は

どこへ行ってしまったの

想い出さえも 残しはしない

あたしの夏は 明日もつづく

 


"1972"♪八月の濡れた砂/石川セリ

 

この曲を北原ミレイがカバーしています。これもなかなかいいです。


北原ミレイ 八月の濡れた砂

 

門倉有希のカバー。


門倉有希 八月の濡れた砂....挿入歌が一人歩きして...打ち上げられた ヨットのように

 

石川さゆりもカバーしています。


石川さゆり  八月の濡れた砂

 

甲斐よしひろも歌っています。


甲斐よしひろ 八月の濡れた砂 

 

大西ユカリと新世界です。


八月の濡れた砂 大西ユカリと新世界

 

やはりオリジナルの印象が強いです。

 

それでは今日はこの辺で。

この人の、この1枚『ロリー・ギャラガー(Rory Gallgher)/Live at Montreux』

今日の「この人の、この1枚」はロリー・ギャラガー(Rory Gallgher)『Live at Montreux』です。

 

「CD時代の未発表音源シリーズ」、今回もロリー・ギャラガーです。モントルー・ジャズ・フェスティバルでのライヴ音源です。年代は1975、77、79、85年と4年にまたがっています。またDVDもあります。各年代を一緒に聴けるのが利点です。1999年の発売です。

 

01.Laundromat (1975) [from Rory Gallagher]

02.Toredown (Sonny Thompson) (1975)

03.I Take What I Want" (1977) [from Against the Grain]

04.Bought and Sold (1977) [from Against the Grain]

05.Do You Read Me (1977) [from Calling Card]

06.The Last of the Independents (1979) [from Photo-Finish]

07.Off The Handle (1979) [from Top Priority]

08.The Mississippi Sheiks (1979) [from Photo-Finish]

09.Out On The Western Plain (Huddie Ledbetter) (1979) [from Against the Grain]

10.Too Much Alcohol (J.B. Hutto) (1979)

11.Shin Kicker (1985) [from Photo-Finish]

12Philby(1985) [from Top Priority]

 


Rory Gallagher - Tore Down (Live At Montreux 1975)


Rory Gallagher - Off the Handle (Montreux 1979).


Shin Kicker (Live)

 

 それでは今日はこの辺で。

聴き比べ プロコル・ハルムの『ソルティ・ドッグ(A Salty Dog)』

今日の「聴き比べ」はプロコル・ハルム(Procol Harum)ソルティ・ドッグ(A Salty Dog)』です。

 

この曲はプロコル・ハルムの1969年のサード・アルバム『A Salty Dog』に収録された曲で、シングル・カットもされました。

 

「青い影」で一躍人気バンドになったプロコル・ハルム。その音楽性はロックとクラシックの融合ともいうべき壮大なスケールが特徴です。そしてもう一つ、専属の詩人、キース・リード(Keith Reid)の存在です。しかし、「青い影」の大ヒットでその他の曲には注目が集まりませんでした。ところが彼らのアルバムは名曲の宝庫です。その辺りのことは以前の記事でも書いています。

 

この『A Salty Dog』もそんな名曲のなかの1曲です。

lynyrdburitto.hatenablog.com

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A Salty Dog

By Keith Reid & Gary Brooker

 

All hands on deck, we've run afloat

I heard the Captain cry

Explore the ship, replace the cook

Let no one leave alive

Across the straits, around the horn

How far can sailors fly?

A twisted path, our tortured course

And no one left alive

 

We sailed for parts unknown to man

Where ships come home to die

No lofty peak, nor fortress bold

Could match our captain's eye

Upon the seventh seasick day

We made our port of call

A sand so white, and sea so blue

No mortal place at all

 

We fired the guns, and burned the mast

And rowed from ship to shore

The captain cried, we sailors wept

Our tears were tears of joy!

Now many moons and many Junes

Have passed since we made land

A Salty Dog, the seaman's log

Your witness, my own hand

 


Procol Harum - A Salty Dog

 

スティクス(Styx)がカバーしました。アルバム『Big Bang Theory』でした。

 


A Salty Dog

 

それでは今日はこの辺で。