Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

『アイド・ラザー・ゴー・ブラインド(I'd Rather Go Blind)』の聴き比べ

今日の「聴き比べ」は『アイド・ラザー・ゴー・ブラインド(I'd Rather Go Blind)』です。

この曲はエリントン・ジョーダンという人が刑務所内で作った曲ですが、それをエタ・ジェイムス(Eta James)が完成させ、レコーディングしました。「テル・ママ(Tell Mama)」のB面として1967年に発売されました。クレジット上は税金の関係でエリントン・ジョーダンと恋人のビリー・フォスターの名義になっています。

それ以来、R&Bの定番として歌い継がれるようになりました。

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I'd Rather Go Blind

by Billy Foster & Ellington Jordan

 

Something told me it was over

When I saw you and her talking

Something deep down in my soul said, "Cry Girl"

When I saw you and that girl, walking around

 

I would rather, I would rather go blind boy

Than to see you walk away from me child, and all

So you see, I love you so much

That I don't want to watch you leave me baby

Most of all, I just don't, I just don't want to be free no

 

I was just, I was just, I was just sitting here thinking

Of your kiss and your warm embrace, yeah

When the reflection in the glass that I held to my lips now baby

Revealed the tears that was on my face, yeah

 

And baby, And baby, I would rather, I would rather be blind boy

Than to see you walk away, see you walk away from me, yeah

Baby, baby, baby, I'd rather be blind now


Etta James - I'd Rather Go Blind

 

私が最初にこの曲を聴いたのが、おそらくチッキン・シャック(Chicken Shack)だったと思います。クリスティン・パーフェクト(後にマクヴィー)が在籍中のレコーディングです。シングルとしての発売でしたが、後にベスト盤に収録されました。1969年でした。

またスタン・ウェヴ(Stan Webb)もソロ・アルバムや新生チッキン・シャック(Stan Webb' Chicken Shack)でもライブで何度も取り上げています。


Chicken Shack - I'd Rather Go Blind

 

1972年にはロッド・スチュワート(Rod Stewart)がソロアルバム『Never a Dull Moment』でカバーしました。

また、ロッドはフェイセズ(Faces)のライブでも取り上げています。

   

 


Rod Stewart - I'd Rather Go Blind (1972) [HQ+Lyrics]

 

最近ではジョー・ボナマッサ(Joe Bonamassa)ベス・ハート(Beth Hart)とのデュオ・アルバム『Don't Explain』でカバーしています。ベスの熱唱が光ります。


Beth Hart and Joe Bonamassa- I'd Rather Go Blind

 

おまけに、ウォレーン・ヘインズ(Warren Haynes)デレク・トラックス(Derek Trucks)スーザン・テデスキ(Susan Tedeschi)のライブ映像です。


Susan Tedeschi, Derek Trucks, & Warren Haynes Perform "I'd Rather Go Blind"

 

 

それでは今日はこの辺で。

忘れ得ぬ1枚『フリー(Free)/Heatrbreaker』

青春の苦い思い出話を一つ。全くの個人的な話ですので、お忙しい方はどうぞ読み飛ばして下さい。

 

久しぶりに聴いたレコードからふと思い出した、昔懐かしい、お恥ずかしい、女々しいお話です。

大学に入学が決まり東京へ出て参りました。東京の生活にも少しづつ慣れて、家を離れた解放感から自由で伸び伸びと学生生活を謳歌していました。

そんな時、夏休み前の初めての定期試験のため、少しは試験勉強をしようなどと、珍しいことを思いつき友人と下宿先の地元の図書館へと向かいました。これも神様の仕業だったのでしょう。

そこで地元のある女子高校生と知り合いました。当時のアイドル女優で歌手の、浅田美代子そっくりの凄くかわいい女性でした。年齢も浅田美代子と同じくらいだったと思います。一目惚れです。いっぺんに恋に落ちました。彼女も同様でした。それからは頻繁にデートを重ね、電話は毎日のようにしていました。夏休み中は私も田舎でバイトをしていましたが、休みを見つけては東京に戻り、彼女も飛んできました。待ち合わせ場所に手を振りながら笑顔で走って来る姿はいまでも忘れられません。私の下宿(4畳半のアパート)で過ごすこともありました。胸が熱くなるような手紙ももらいました。一日の別れも本当に辛かったのです。(写真は浅田美代子の若い頃)

f:id:lynyrdburitto:20190630080856p:plain f:id:lynyrdburitto:20190630081048p:plain 「浅田美代子」の画像検索結果

そんな天にも昇るような楽しい日々は永遠に続くと思っていたのですが、ある日突然その恋は終わりを迎えました。彼女から一方的に別れを告げられたのです。何度聞いても泣いているばかりで理由を話してくれません。

「好きだけど、別れなければ・・・」なんて訳も分かりませんでしたが、どうにもならずあきらめざるを得なくなりました。初めての大失恋でした。それまでにも失恋経験は人並みにありましたが、これほどのショックは初めてでした。それ以降、二度と彼女に会うことはありませんでした。それでも幸いなことに女性不振とはならず、結局「ただ単に振られたのだ」ということで自分を無理矢理納得させたのでした。

そんな時に聴いていたのがフリー(Free)ハートブレイカー(Heartbreaker)』というアルバムでした。

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HEARTBREAKER

HEARTBREAKER

 

Side A

1.Wishing Well

2.Come Together In The Morning

3.Travellin' In Style

4.Heartbreaker

 

Side B

1.Muddy Water

2.Common Mortal Man

3.Easy On My Soul

4.Seven Angels

 

1973年、フリーの通算8枚目のアルバムになります。ちょうど発売されたばかりでした。タイトルからして、その時の気分にピッタリです。このアルバムを毎日何回となく聴いていました。特にA面はレコード盤が擦り切れるぐらいに聴きました。

当時「ハートブレイカー」というタイトルの曲はレッド・ツェッペリングランド・ファンク・レイルロードにもありましたが、私にとってはこのアルバムの「ハートブレイカー」です。

オープニングの「ウィッシング・ウェル」から2曲目の「カム・トゥゲザー・イン・ザ・モーニング」、そして「トラヴェリング・スタイル」から「ハートブレイカー」への流れが何とも言えません。ポール・ロジャースの抜群のヴォーカルとポール・コゾフの泣きのギター、そして重々しいサウンドが当時の傷ついた心に沁み入りました。

 

フリーはこのアルバムを最後に解散してしまいます。何か自分の運命と重ね合わせ、ますます落ち込んだ記憶があります。

その頃、私の従兄も同じような経験をしており、会うたびに未成年のくせして一升瓶を片手に飲み明かし、荒れ狂いながら慰め合ったものでした。「二度と恋などするものか!」などと。

 

この後もしばらく立ち直れない日々が続きましたが、やがて新たな恋も始まり、その傷は少しずつ癒えていきました。フリーに助けられたようなものでした。

 

レコードを聴くと当時のことが良かったことも悪かったことも走馬灯のように蘇ります。やはり音楽とはいいものです。

 

しかし、「人生一難去ってまた一難」とはよく言ったもので、この後もいまだに胸が苦しくなるような、様々な経験が待ち受けているのでした。それはまだ書ける気持ちには至っていません。人間長く生きていると様々な経験をするものです。

 

昨今、色々なことを忘れることが多くなって、これはまずいな、と思いこのようなことも書き残しておこうと思って書いた次第です。十分時間も経っているので、まあいいかと女々しいながらも恥を忍んで書きました。これも我が青春のほろ苦い、ほんの1コマでした。そんな時代もあったのです。

私はこんな年になりましたが、彼女も同じように年を取っているはずなのに、浮かんでくる姿は昔のままです。思い出はいつでも美しいのです。いや、そうあってほしい。苦い思い出もいつしか懐かしく思えるようになることを期待して。

 

lynyrdburitto.hatenablog.com


FREE - Wishing Well


Come Together In The Morning / The Free


Free Heartbreaker

 

それでは今日はこの辺で。

遂に3周年です!!

 今日、「はてなブログ」からメールが届きました。「ブログ開設して3年が経ちました」と。

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2017年4月1日に始めたブログも今日でちょうど丸3年になりました。記事数も今日のこの記事で1132を数えました。1日1記事以上のペースで続けてきました。お陰様でアクセス数もコンスタントに1000超/日をキープしています。ブログを始めた当初には想像だにできなかった数字です。音楽や映画の記事は人気が無いという定評ですがなんとかここまできました。

ここまで続けられたのもこの拙いブログを読んで下さった方々や読者登録をなさって下さった方々、ブックマーク、スター、コメントを下さった方々のお陰と心より感謝しております。ありがとうございました。

 

これまでにも節目節目で書いてきましたが、ここまで続くとは当の本人も想像だにしておりませんでした。長女の一言「ブログでもやってもたら」で始まった投稿が何と3年も続いたのです。しかもほぼ毎日のことです。この飽きっぽい性格の人間にとってはまさに世紀の大珍事です。

 

ブログを始めて最初の頃に読者になって頂いた方も今ではそのほとんどの方がブログを止めてしまっています。従ってスターをつけてくださる顔ぶれもすっかり変わりました。聞いたところによるとブログを1年継続する人の割合は少ないとのこと。それが3年も続いたのですから、まあ内容はともかく自分を誉めてあげましょう。

  

音楽、映画、読書、競馬、腰痛、テレビなどの記事を書いてきましたが、振り返ってみると音楽記事が圧倒的に多かったです。なかでもロックの、それも60年代から80年代あたりまでが多く、若い人にはなじみの薄いミュージシャンが多かったと思います。

映画の記事は昔観た映画のことをもっともっと書こうと思ったのですが、記憶が曖昧な映画が多く、結局書けませんでした。

読書についても同様です。特に最近読んだ本のことを書こうと思っても、読み終わった頃には忘れているという、なんとも凄いことになっているので、これも断念です。備忘録を書くには遅すぎたのかもしれません。

したがって結果的に音楽記事が多くなってしまったというのが実情です。

 

とはいえ、最近の記事は明らかに手抜きです。以前のように3000字を超えるような記事を書く元気は失せてきています。ネタはまだまだあるのですが、どうもイマイチその気になれません。集中力も衰えてきたのかもしれません。また、愛用しているキネマ旬報シアターが新型コロナウイルスの影響で1カ月近く休館状態でした。ようやく28日に開館しましたがこの先も不透明です。よって映画の記事もしばらく書けていません。

 

そんなこともあってそろそろペースを緩めようかな、なんて思っています。これからは特段目標も定めず、のんびりとやって行こうと思っています。そしてそのうち自然消滅となるでしょう。そして書きたくなったらまた書きます。ブログを始めた動機はあくまでも備忘録なのですから、楽しむために始めたことが義務化しては本末転倒です。

 

確か2年目の時もそんなことを言っていたような気がしますが、結局ダラダラと毎日続けてしまっています。なんとも嫌な性格ですが、こればっかりは致し方ありません。そのうち体力がついていかなくなってちょうどよくなるかもしれません。そこに期待しましょう。

改めて3年間のご愛顧、誠にありがとうございました。今後も引き続きご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

 

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それでは今日はこの辺で。

聴き比べ 岡林信康の『君に捧げるラブ・ソング』

今日の「聴き比べ」は『君に捧げるラブ・ソング』です。

この曲は岡林信康大先生の1979年の『街はステキなカーニバル』に収録された曲です。

 

この曲は岡林先生がデビューしたときからずっと彼の写真を撮り続けた川仁忍というカメラマンに捧げた曲だったのです。

最初にこの曲を聴いた時には素晴らしいラブソングが出来たな、と思いました。当然男女間のラブソングかと思っていました。ところが、約10年後、川仁さんによる岡林先生の写真集『信康』が出版され、その時にその本のあとがきで岡林先生がこの曲の出来た経緯を書いていました。

それは、川仁忍さんがくも膜下出血で倒れ、その病室に見舞いに行った時に、何も言えずただ立ち尽くすだけだった。その時の思いを歌にしたということでした。

その後、川仁さんは退院して自宅療養になりましたが、医師からは仕事は一切まかりならぬと止められていました。ところが『街はステキなカーニバル』のアルバム写真は絶対に自分が撮ると岡林先生らの反対を押し切って撮影を行いました。そして嬉しそうな顔をしたそうです。そしてその後、川仁さんの病気を知らない出版社から岡林先生のグラビアの仕事を請け負い、再び仕事をしてしまいました。そして2週間後に亡くなってしまったのです。

岡林先生はこの曲が出来上がった時に病室で川仁さんに聴かせたところ、「女の子に受けそうな曲だね」と言ってプイッと横を向きながら惚けたように言ったそうです。まじめにコメントされたら泣きだしていたかもしれないと、書いています。

そんな曲とはつゆ知らず、しばらくはこの曲の美しさに浸っていました。しかしそれを知らなくても十分な名曲だと思います。

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君に捧げるラブ・ソング

作詞・作曲:岡林信康

 

悲しみにうなだれる 君を前にして

そうさ何も出来ないでいるのがとてもつらい

せめて君の為に歌を書きたいけど

もどかしい思いはうまく歌にならない

今 書きとめたい歌

君に捧げるラブ・ソング

 

君の痛みの深さは わかるはずもない

何か二人遠くなる 目の前にいるというのに

そうさ僕は僕 君になれはしない

ひとり戦うのを ただ見つめているだけ

今 書きとめたい歌

君に捧げるラブ・ソング

 

二人はためされてるの 君は僕の何

これで壊れてゆくなら 僕は君の何だった

何も出来はしない そんなもどかしさと

のがれずに歩むさ それがせめてもの証し

今 書きとめたい歌

君に捧げるラブ・ソング

今 書きとめたい歌

君に捧げるラブ・ソング

 

オリジナルバージョンが無いようなのでテレビで。


君に捧げるラブソング / 岡林信康 1980年代の「夜のヒットスタジオ」動画

 

この曲を最近お気に入りの浜田真理子がカバーしています。アルバム『Live. La solitude』です。これもピアノの弾き語りで素晴らしいカバーです。


君に捧げるラブ・ソング-浜田真理子

 

何度聴いても心が打たれます。

 

それでは今日はこの辺で。

聴き比べ 高石と岡林『白い傘』と『生きのこり』

今日の「聴き比べ」は『白い傘』です。

この曲は高石友也先生のアルバム『想い出の赤いヤッケ 高石友也 フォーク・アルバム第1集』に収められた曲でした。

男の哀愁が漂った、まるでヤクザ映画を観ているようです。

 

白い傘

作詞・作曲 不詳

補作詩:青山 喬

 

銀の雨降る この街に

今夜さいごの雨がふる

駅に来るなと 

叱ったに

白いあの娘の 傘が来る

泣きながら

 

こんなおいらに

惚れたって

よせよ苦労が

目に見える

濡れた女の

泣き顔が

きめた心に風が吹く

風が吹く

 

抱いてみたって

なんになる

ほそい肩だが

心にのこる

未練承知の

恋なんて

野暮さ するだけ

野暮なのさ 別れ雨

 


高石友也 白い傘

 

この曲を、高石先生を師と仰ぐ岡林信康先生もカバーしました。アルバム『大いなる遺産』に収録されました。


岡林信康 白い傘

 

二人のこのアルバムには、もう1曲共通の歌が収録されています。『生きのこり』という歌です。

この曲も世捨て人のような歌詞を持った曲で、ジンときます。残念ながら映像はありませんでした。歌詞だけ載せます。

 

生きのこり

作詞:青山 喬

作曲:不詳

 

すねた男の 惚れたが因果

花も実もない 夢もない

意地で世間に 背中を向けた

俺はこの世の 生きのこり

 

白い手をした 可愛い顔が

やけに似てるさ 妹に

思い出させる こわれたむかし

俺にゃあの目 まぶしいぜ

 

きょうも暮れてく ほこりの街で

花のネオンが 涙ぐむ

よごれグラスで 飲む酒だけど

信じられるは お前だけ

信じられるは お前だけ

 

岡林先生のこの曲は、出だしちょっと間違ったりして、たぶん一発録りだったのだと思います。

 

高石先生はいろいろな人の曲をカバーしました。この2曲もどこからか持ってきたのでしょう。出所はわかりません。

 

それでは今日はこの辺で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メロディ・ガルドー(Melody Gardot)『The Absence』入手

またしてもメロディ・ガルドー(Melody Gardot)のアルバムを入手しました。2012年リリースの3枚目のアルバム『Absence』です。

 

01.Mira

02.Amalia

03.So Long

04.So We Meet Again My Heartache

05.Lisboa

06.Impossible Love

07.If I Tell You I Love You

08.Goodbye

09.Se Voce Me Ama

10.My Heart Won't Have It Any Other Way

11.Iemanja

12.The Willow (Bonus Track)

 

パーソナルは

Piano, Portuguese Guitar – Melody Gardot

Bandoneon – Coco Trivisonno

Bass – John Leftwich

Clarinet – Ron Kerber

Drums – Jim Keltner, Peter Erskine

Flute, Bass Clarinet, Clarinet, Alto Flute – Dan Higgins

Orchestrated By – Ladd McIntosh

Percussion – Paco Arroyo, Paulinho Da Costa, Yolanda Arroyo

Piano, Melodica – Larry Goldings

Saxophone [Slide], Tuba – Doug Webb

Trombone – Andrew Lippman

Trumpet – Harry Kim, Ramon Flores

 

プロデュースはヘイター・ペレイラ(Heitor Pereira)です。

 

今回のアルバムはメロディがポルトガルからモロッコやイタリア、そしてブラジル、アルゼンチンなどを旅した時の印象を基に作られたアルバムです。

そのせいか今まで以上にブラジル音楽やポルトガル音楽の影響が強く出たアルバムになっています。これまでの深く沈んだ曲調から、太陽の光を浴びているような明るさが出て来ました。それでもしっとりとした彼女の歌声は健在です。ただし「Goodbye」における彼女の歌声はこれまでになく力んだ太い声を出しています。

このアルバムはビルボードで33位、同じくジャズ部門では1位となりました。

何といってもジャケットが素晴らしい。中ジャケのモノクロ写真もいいですね。

 

 


Melody Gardot - Mira


Lisboa ❀ MELODY GARDOT


Melody Gardot ~ Goodbye


Melody Gardot - Iemanja

 

それでは今日はこの辺で。

聴き比べ『セイル・アウェイ(Sail Away)』

今日の「聴き比べ」は『セイル・アウェイ(Sail Away)』です。

この曲は1972年のランディ・ニューマン(Randy Newman)のおそらく最高傑作と呼んでも不思議ではないアルバムセイル・アウェイ(Sail Away)』の1曲目に収録された曲です。ランディの通算4枚目のアルバムです。

ランディの詩はアメリカを批判したシニカルな詩が多いのですが、この曲もご多分に漏れずランディの批判精神満載です。これはアメリカに対する愛情の裏返しでしょうか。

 

Sail Away

by Randy Newman

 

In America you'll get food to eat

Won't have to run through the jungle

And scuff up your feet

You'll just sing about Jesus and drink wine all day

It's great to be an American

 

Ain't no lions or tigers, ain't no mamba snake

Just the sweet watermelon and the buckwheat cake

Ev'rybody is as happy as a man can be

Climb aboard, little wog, sail away with me

 

Sail away, sail away

We will cross the mighty ocean into Charleston Bay

Sail away, sail away

We will cross the mighty ocean into Charleston Bay

 

In America every man is free

To take care of his home and his family

You'll be as happy as a monkey in a monkey tree

You're all gonna be an American

 

Sail away, sail away

We will cross the mighty ocean into Charleston Bay

Sail away, sail away

We will cross the mighty ocean into Charleston Bay

 


Sail Away (Remastered)

 

1973年、リンダ・ロンシュタッド(Linda Ronstadt)がアルバム『Don't Cry Now』でカバーしました。すばらしい歌唱です。


Sail Away Linda Ronstadt 1973

 

1976年にはランディに心酔しているハリー・ニルソン(Harry Nilsson)がアルバム『...That's The Way It Is 』でカバーしました。ニルソンは1970年には既にアルバム『Nilsson Sings Newman』をリリースしているほどです。

このカバーも素晴らしいです。


Harry Nilsson - Sail Away (Audio)

 

三者三様、聴けば聴くほど味がある曲です。

 

それでは今日はこの辺で。