ロイヤル・サザン・ブラザーフッド(Royal Southern Brotherhood,RSB)の記事を書いていて、マイク・ジト(Mike Zito)とディヴォン・オールマン(Devon Allman)のことを書いていないことに気がつきました。ボケてきています。
ということで、今日はマイク・ジトのことを書こうと思います。といっても、彼のキャリアは長いので少々端折って書きます。
1970年生まれですから現在54歳。出身はセントルイスです。5歳の頃から歌い始めたと言いますから早熟な子供だったようです。
1998年には自身のレーベルからデビューアルバム『Blue Room』をリリースします。これは後にRufレコードから再発されます。私も再発物を買ったのですが、これはデビュー作とは思えない、迫力あるファンキーなブルースになっています。
その後、自身のレーベルから3枚ほどリリースします。
そして2008年にEclecto Grooveレコードというブルース・レーベルと契約し、アルバム『Today』をリリースし、その後このレーベルから2枚のアルバム『Pearl River』と『Greyhound』をリリースします。
2010年ごろにマイクはディヴォン・オールマンと出会いました。マイクはその前に出会っていたシリル・ネヴィル(Cyril Neville)とともにRSBを結成しました。このバンドは当時スーパーグループといわれ話題を呼びました。
マイクとディヴォンはこのグループで2枚のアルバムと1枚のライブアルバムをリリースしました。
マイクはその後このバンドを脱退し、自身のバンド『Mike Zito & The Wheel』を結成し、Rufレコードからアルバム『Gone To Texas』をリリースします。このアルバムはディヴォンの影響もあってかサザンロックの雰囲気を醸し出しています。このバンド名義ではこの後2枚のアルバムを出しています。
そして2016年に再びソロ名義で『Make Blues Not War』をリリースします。ブルースに帰ってきました。私も大のお気に入りです。
2018年の『First Class Life』はビルボードのブルース・アルバム・チャートでトップを飾りました。
2019年の『Rock 'N' Roll – A Tribute To Chuck Berry』はジョー・ボナマッサ、ウォルター・トラウト、サニー・ランドレス、アリー・ヴェナブル、など21人のギタリストを集めチャック・ベリーのトリビュートアルバムを制作しました。
その後もコンスタントにアルバムを出し続ける一方、プロデューサーとしても大活躍です。
今のところの最新作は『Life Is Hard』です。
ザックリとしたマイク・ジトのキャリアをしょうかしましたが、今やマイク・ジトはアメリカンロック界には欠かせない存在です。
それでは今日はこの辺で。