先日のキネ旬シアターは『シビル・ウォー アメリカ最後の日』でした。
監督・脚本：アレックス・ガーランド
出演：キルスティン・ダンスト、ヴァグネル・モウラ、スティーヴン・ヘンダーソン、ケイリー・スピーニー
製作：２０２４年 アメリカ合衆国・イギリス
１９の州が米連邦政府離脱後、同盟を組んだテキサス州とカリフォルニア州を筆頭にした西部勢力と政府軍との内戦を描く近未来の映画です。
ベテラン女性カメラマンのリーと記者のジョエルは新米女性カメラマンのジェシーと老記者のサミーと共にニューヨークから車でワシントンを目指します。内線状態の国内は無政府状態で危険な旅になりました。
途中でサミーが殺されるなど幾度もの危機を乗り越えようやくワシントンに到着すると、反政府軍は今にもホワイトハウスに攻めいるところでした。リーとジョエルとジェシーは軍のあとに続きホワイトハウスへ。
中では銃撃戦が始まります。リーはジェシーが撃たれるところを庇って撃ち殺されます。ようやく大統領を探し当てた軍は命乞いをする大統領を撃ち殺すのでした。
一見バカげた近未来ＳＦですが、トランプが大統領に再選されて俄然現実味を帯びてきました。映画での大統領は3期目の就任、FBIは解体する、などまるでトランプがやりそうなことをやっています。合衆国の分断はかなり深刻な様子です。この映画のような反大統領派が反乱を起こす可能性もゼロではないかもしれません。アメリカでは大ヒット映画だと言うのも頷けます。
映画では残酷▪残虐なシーンのオンパレード。激しい銃撃戦も続き、さすがアメリカ映画って、感じです。歳のせいかこの手のシーンにはやや疲れました。
それでは今日はこの辺で。
