今日の聴き比べはテレサ・テンの『空港』です。
この曲は1974年に発売された、テレサ・テンちゃんにとっては日本での2枚目のシングルになりますが、初の大ヒットとなりました。この時彼女は21歳になっていました。
台湾では既に10歳の頃から活躍し、女優としても歌手としても台湾のみならず、シンガポール、マレーシア、タイ、香港でも人気となりアジアの大スターとして活躍していました。
これに目をつけた日本のレコード会社・ポリドールが契約を結んだのです。最初はアイドル路線で売り出したのですが成功せず、2曲目の『空港』が大ヒットし、その年のレコード大賞新人賞を獲得、日本での人気も確実なのものとなりました。
しかし、1979年に旅券法違反で1年間の国外退去処分を受けてしまいます。その後しばらく日本では彼女の姿は見られませんでした。その間、台湾や香港で活動し中国本土でも人気となりました。そして1984年、『つぐない』で再び日本のファンの前に姿を現したのです。
『空港』は情感あふれる曲調で、テレサの声が哀愁を帯びて胸が苦しくなりそうです。

空港
作詞:山上路夫
作曲:猪俣公章
何も知らずに あなたは言ったわ
たまにはひとりの旅もいいよと
雨の空港 デッキにたたずみ
手をふるあなた 見えなくなるわ
どうぞ帰って あの人のもとへ
私はひとり 去ってゆく
いつも静かに あなたの帰りを
待ってるやさしい 人がいるのよ
雨に煙った ジェットの窓から
涙をこらえ さよなら言うの
どうぞ戻って あの人のもとへ
私は遠い町へゆく
愛は誰にも 負けないけれど
別れることが 二人のためよ
どうぞ帰って あの人のもとへ
私はひとり 去ってゆく
丘みどり。
中森明菜。
石原詢子。
それでは今日はこの辺で。