今日の聴き比べはテレサ・テンの『別れの予感』です。
この曲は１９８７年にリリースされた曲で、日本での最後の大ヒット曲となりました。作詞・作曲は黄金コンビの荒木とよひさ・三木 たかしです。
この後、テレサは香港に住居を移し、中国本土の民主化運動に参加します。しかし、１９８９年に天安門事件が発生しテレサの夢は潰えたのでした。
テレサは失意のもとでアジアを離れ、フランスの移り住むことになりました。持病の喘息が悪化してからは人前に出る機会も減り、日本でも目にすることはほとんどなくなりました。そして１９９４年、静養先のタイ・チェンマイのホテルで喘息の発作を起こし亡くなりました。４２歳でした。
彼女の死後、様々な死亡説が流れましたが真偽のほどは定かでありません。
『別れの予感』はそんな彼女の心の叫びだったのかもしれません。
別れの予感
作詞：荒木 とよひさ
作曲：三木 たかし
泣き出してしまいそう 痛いほど好きだから
どこへも行かないで 息を止めてそばにいて
身体からこの心 取り出してくれるなら
あなたに見せたいの この胸の想いを
教えて悲しくなる その理由
あなたに触れていても
信じること それだけだから
海よりも まだ深く
空よりも まだ青く
あなたを これ以上 愛するなんて
わたしには出来ない
もう少し綺麗なら 心配はしないけど
わたしのことだけを 見つめていて欲しいから
悲しさと引き換えに このいのち出来るなら
わたしの人生に あなたしかいらない
教えて 生きることのすべてを
あなたの言うがままに
ついてくこと それだけだから
海よりも まだ深く
空よりも まだ青く
夏川りみ。
中森明菜。
岩崎宏美。
「サチコ」のニック・ニューサ。
門倉有希。
それでは今日はこの辺で。
