早いもので今年も大晦日を迎えてしまいました。今日は昨年の大晦日同様、今年劇場で観た映画で印象に残ったものを選んでみたいと思います。昨年は5本を選びましたが、今年は10本選びたいと思います。
上半期については以前書いていますのでご参考までに載せておきます。
まず7月以降に劇場で観た映画を列挙します。
7月
『花咲くころ』
『モリのいる場所』
『哀しみのトリスターナ』
『昼顔』
『太陽がいっぱい』
『エヴァの匂い』
『太陽はひとりぼっち』
『突然炎のごとく』
8月
『30年後の同窓会』
9月
『海よりもまだ深く』
『万引き家族』
『チャーチル ノルマンディーの決断』
『鏡の中にある如く』
10月
『沖縄スパイ戦史』
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』
11月
『銃』
12月
『斬、』
『嘘はフィクサーのはじまり』
『バルバラ セーヌの黒いバラ』
上半期の28本と併せて52本でした。昨年に比べ少なかったです。これはキネ旬シアターが年間パスポートを廃止してしまったことも影響しています。それでも友の会会員になったことで10本は無料鑑賞が出来ました。助かりました。
さて、10本を選ぶわけですが、例によって順位付けは行いません。それと上半期に選んだ5本も年間で選ばれるかは分かりません。それでは観た順に挙げていきましょう。
『永遠のジャンゴ』
上半期の5本にも選びました。ジャンゴ・ラインハルトのギターにしびれました。即CDを買いました。
『パリ、テキサス』
これも上半期からです。ジム・ベンダース作品。何度見てもいいです。ライ・クーダーのギターもいい。
『ブエナビスタ・ソシアル・クラブ』
これも上半期から。楽しいの一言。これも即CDを買いました。圧巻です。
『昼顔』
キネ旬シアターの【華麗なるフランス映画特集】から。ルイス・ブニュエル監督。『哀しみのトリスターナ』も上映されましたが、『昼顔』を選びました。ドヌーヴの美しさは何とも言えません。ブニュエルの変態ぶりも冴えています。
『太陽がいっぱい』
これも【華麗なるフランス映画特集】から。パトリシア・ハイスミス原作、ルネ・クレマン監督、アラン・ドロンの出世作。50年以上前の作品ですが今でも十分楽しめます。
『太陽がひとりぼっち』
これも【華麗なるフランス映画特集】から。ミケランジェロ・アントニオーニ監督、アラン・ドロン、モニカ・ヴィッティ主演。愛の不毛3部作の中のⅠ本。やはり名作はいつまでたっても名作です。
『突然炎のごとく』
フランソワ・トリュフォー監督、ジャンヌ・モロー主演。昨年亡くなったジャンヌ・モローの作品はもう1本、ジョセフ・ロージーの『エヴァの匂い』も上映されましたが、こちらを選びました。
『万引き家族』
是枝裕和監督のカンヌ国際映画祭のパルムドール賞受賞作品。是枝監督の追い求めるテーマである家族とは、が問われた作品。本物の家族と作り物の家族、何が違うのか。リリー・フランキーと樹木希林がよかった。
『銃』
中村文則原作。白黒・パートカラー。衝撃的なラストが忘れられません。
『斬、』
塚本晋也監督作品。久しぶりに衝撃的な時代劇を観ました。殺陣の迫力、残酷なシーン、カメラワークと音響。どれも斬新でした。
あっという間に10本になってしまいました。音楽に関する映画。リバイバル映画。日本映画。これらに偏ってしまったようです。
上半期のベスト5からは2本が洩れましたが、甲乙つけがたい作品でした。
その他『告白小説、その結末』、『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』、『グッバイ・ゴダール!』なども印象に残っています。
観た映画、観た映画、片っ端から忘れていきます。そのためこのブログに観た映画の内容をネタバレ覚悟で書いています。このブログは備忘録の目的も兼ねていますので。そのおかげで、読み返すと内容が甦ってきます。これは非常に助かります。と、同時に自分の文章力、表現力の拙さに呆れかえってしまいます。読み返すのも善し悪しです。
それでもとりあえず、今年は正月3が日を休んだだけで、あとは毎日書き続けることが出来ました。『競馬』と『闘病記』の別ブログもちょこちょこと更新できました。これもひとえにこの拙いブログを読んで下さる皆様のお陰です。本当に有難うございました。
来年も正月3が日は休む予定です。酒浸りでとても書ける状態にはならないでしょうから。皆様におかれましても、良い年を迎えられますよう祈念致します。
来年またお会いしましょう。
それでは今日はこの辺で。