Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

ロビー・ロバートソン 逝く!!

 

昨日、友人のK.K君から「ロビー・ロバートソン(Robbie Robertson)が亡くなった」との連絡がありました。今朝の新聞でも報道していました。80歳でした。

ショックです。これでザ・バンド(The Band)のメンバーはガース・ハドソン(Garth Hudson)を残すのみとなってしまいました。

 

私が初めてザ・バンドの存在を知ったのはおそらく映画イージーライダーで流れていた「ザ・ウェイト」を聴いた時だったと思います。素晴らしい曲でした。後にこの曲はザ・バンドというバンドの曲だと知りました。そしてこのバンドはボブ・ディラン(Bob Dylan)のバックバンドだったということも後追いで知ることになりました。

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そしてこの曲が収録されている彼らのファーストアルバム『Music From Big Pink』を購入し一発で気に入りました。「怒りの涙」や「火の車」、「アイ・シャル・ビー・リリースト」などディランとの共作も素晴らしいものでした。その後は彼らのアルバムはすべて揃えました。

ロビー・ロバートソンはザ・バンドの前身ホークス(The Hawks)時代からバンドの中心メンバーとしてバンドを支えてきました。彼のギターは派手さはありませんが、安心して聴ける確実性がありました。しかし、メンバーとの対立、特にレヴォン・ヘルム(Levon Helm)との確執は如何ともしがたく、1976年、ザ・バンドは解散します。解散記念コンサートは後に映画『ラストワルツ』で観ることができました。

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バンド解散後、ロビーはプロデューサーやソロ活動を開始し、5枚のソロアルバムを残します。これらのアルバムも素晴らしいものになっています。

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一方、他のメンバーは1983年にザ・バンドを再結成します。しかし、ロビー・ロバートソンは参加しませんでした。ロビー抜きで初来日も果たしました。それだけ両者の亀裂は深かったのでしょう。その辺の経緯は過去のブログで書いていますので省略します。

その後、メンバーのリチャード・マニュエル(Richard Manuel)が1986年に自殺。1999年にはリック・ダンコ(Rick Danko)が死去。そして2012年にレヴォン・ヘルム(Levon Helm)が亡くなりました。

 

ロビー・ロバートソンはホークス時代からザ・バンド解散までの思い出を『自伝 ザ・バンドの青春』に書き残しました。それを基にしたドキュメンタリー映画ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』も2020年公開されました。さっそく観に行きました。非常に興味深い内容でした。

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1960年代、70年代、80年代を彩ったミュージシャンが次々と亡くなっていきます。何とも寂しいです。K.K君とも話したのですがレコード時代に活躍していたミュージシャンで今でも頑張っているのはほんの数えるほどになってしまいました。その頃のことを話す相手も少なくなってしまいます。今のうちにその頃のことをいっぱい話しておきたいものです。

 

ザ・バンド、残るはガース伯父さんただ一人。現在86歳、頑張ってください。

 

改めてロビー・ロバートソンンのご冥福をお祈り申し上げます。合掌。

 

それでは今日はこの辺で。