Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

聴き比べ『新妻鏡』

今日の「聴き比べ」はなんと戦前の歌謡曲『新妻鏡』です。

1940年、昭和15年の映画『新妻鏡』の主題歌です。その後、戦後も何度か映画化やテレビドラマ化されました。

何でこんな古い曲を知っているかというと、私が中学生の頃、バスでの遠足が毎年ありました。その車中、歌好きがマイクで歌を歌うという慣習がありました。私なども当然歌いました。ひととおり生徒らの歌が終わると、生徒たちから「先生も歌って!」とリクエストがありました。その時の担任の先生は40~50歳代の男の先生でした。当時はカラオケなどありませんから当然アカペラです。果たして先生は何を歌うのかな、と皆が注目していると、おもむろにこの『新妻鏡』という歌を歌い出したのです。そこで初めてこの歌の存在を知りました。その後、親が見ていた懐メロ番組か何かで本物を聴きました。

 

私は肝心なことはすぐ忘れるくせに、くだらない、どうでもいいことは覚えている天才で、こんなことまで覚えていたのです。ちなみにこの時私が歌ったのは加山雄三の『君といつまでも』でした。もちろんセリフ入りです。バカバカしいい一席でした。

 

戦前の映画は山田五十鈴岡譲二の主演で主題歌は霧島昇二葉あきこでした。戦後の映画では池内淳子高島忠夫が主演でした。歌の方は多くの歌手がカバーしています。とくに有名なのは島倉千代子でした。映画の内容はつらく悲しいい映画だったように記憶しています。

 

 

新妻鏡

作詞:佐藤惣之助

作曲:古賀政男

 

1 僕がこころの良人、なら

  君はこころの花の妻

  遠くさびしく離れても

  泣くな 相模のかもめどり

 

2 たとえこの眼は見えずとも

  きよいあなたの面影は

  きっと見えます 見えました

  愛のこころの青空に

 

3 強くなろうよ 強くなれ

  母となる身は幼児

  愛の揺籠花の籠

  なんで嵐にあてらりょう

 

4 むかし乙女の初島

  泣いて踊るも生計なら

  清い二人の人生を

  熱い泪でうたおうよ

 

オリジナルの霧島昇・二葉あきこです。

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お千代さんこと島倉千代子です。

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女王美空ひばりです。

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作者・古賀政男のセルフカバーです。

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森進一です。

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細川たかしです。

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八代亜紀

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きりがないので最後に三橋美智也で。

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それでは今日はこの辺で。