今日の「聴き比べ」は赤木圭一郎の『霧笛が俺を呼んでいる』です。
1960年公開の日活映画『霧笛が俺を呼んでいる』の主題歌です。
赤木圭一郎はこの映画が公開された半年後の1961年にゴーカートの事故で、若干21歳で亡くなりました。
私は当然リアルタイムではこの映画は見られませんでしたが、学生時代にどこかの名画座で観た記憶があります。まだ中学生だった吉永小百合様も出演していました。共演は芦川いずみさんでした。日活得意の無国籍アクションです。赤木圭一郎は伝説の俳優として語り継がれました。カッコよかった!
中学時代に友人がこの歌を口ずさんでいるのを聞いて、「誰の歌?」と聞くと「石原裕次郎だ」と言ったのです。間違いでしたね。しばらく経ってから気が付きました。
霧笛が俺を呼んでいる
作詞:水木かおる
作曲:藤原秀行
霧の波止場に帰って来たが
待っていたのは悲しいうわさ
波がさらった港の夢を
むせび泣くよに岬のはずれ
霧笛が俺を呼んでいる
さびた錨にからんで咲いた
浜の夕顔 いとしい笑顔
きっと生きてるどこかの町で
探しあぐねて渚に立てば
霧笛が俺を呼んでいる
船の灯りに背中を向けて
沖を見つめる淋しいかもめ
海で育った船乗りならば
海へ帰れとせかせるように
霧笛が俺を呼んでいる
日活の後輩、渡哲也さんです。
予告編です。
それでは今日はこの辺で。