Flying Skynyrdのブログ

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懐かしのジャーマン・メタル 極私的名盤 ①

最近「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ )」というのを続けて書いてきましたが、気がつけばややLAメタルが中心になっていました。ヨーロッパ系が極めて少ないです。

ということで懐メタのうちジャーマン・メタルで個人的に気に入っていたバンドをいくつかまとめて並べてみようと思います。そのバンドのアルバムの中で中で気に入っているアルバムを1~2枚紹介したいと思います。以前、「メロハー20選」で登場したバンドといままで取り上げてきたバンドは除きます。

lynyrdburitto.hatenablog.com

 

まずは、ジャーマン・メタルのさきがけとなったバンドから。

 

スコーピオンズ(Scorpions)』

元々の結成は1965年まで遡ります。ルドルフ・シェンカーが中心となって結成されました。その後、ルドルフの弟マイケル・シェンカーらが加わって第1期のメンバーになります。1972年に『Lonesome Crow』でアルバムデビュー、その後マイケル・シェンカーがUFOに移籍で活動停止状態。代わりにウリ・ジョン・ロートを入団させ再スタート。1974年に『Fly To The Rainbow』で再デビュー。以降、上昇の一途。その後、ウリが脱退、マイケルが一時復帰も再びリタイヤ、などを経て現在も活動中の大御所バンドです。

お気に入りのアルバムは3枚目の『In Trance』と1990年の11枚目のアルバム『Crazy World』あたりでしょうか。

   

前者は初期の名作。ギターはウリ。後者は全米でも21位になりました。プロデュースをキース・オルセンが担当。シングルの「Wind of Change」は全米でも4位の大ヒット路なりました。こてはもうヘヴィメタの範疇には収まり切れません。 


[HQ] Scorpions - In Trance


Scorpions - Wind Of Change (Official Music Video)

 

『アクセプト(Accept)』

1968年、ウド・ダークシュナイダーが結成したパワー・メタルバンドです。メンバーチェンジを繰り返し、1979年『Accept』でデビューします。1982年の4枚目のアルバム『Restless & Wild』で火が付きます。その後は『Balls to the Wall』『Metal Heart』とヒットを飛ばします。しかし、1986年にウドが脱退、ヴォーカリストが交代しますが、結局1989年に解散します。その後、1993年に再結成するも1996年に再び解散。ウドはU.D.Oを結成します。そしてまたまた再結成。現在に至ります。

お気に入りは『Balls to the Wall』『Metal Heart』でしょうか。

   


Accept - London Leatherboys


Accept - Metal Heart

 

『マイケル・シェンカー・グループ(Michael Schenker Group)』

スコーピオンズ、UFOのギタリストがソロになってからのバンドです。バンドといっても実質上マイケル・シェンカーのソロであり、メンバーは流動的です。マイケルは兄の影響で6歳からギターを始め、14歳でスコーピオンズに加入。その後UFOのギタリストが失踪したため助っ人として加入するも、1978年に脱退、スコーピオンズに一時復帰するも再び脱退し、ソロに転向します。1980年にソロ第1作『Michael Schenker Group』をリリースします。その後は数多くのアルバムを発表します。マイケルのギターテクニックと分かり易いメロディーが特徴です。

お気に入りは『Michael Schenker Group』『MSG』です。ヴォーカルはゲイリー・ハーデンです。

 


MSG-Armed And Ready


On and On (2009 Remaster)

 

『ハロウィン(Helloween)』

1983年、カイ・ハンセンが率いていたバンド、アイアン・フィストマイケル・ヴァイカートが加入し、バンド名もハロウィンに変えて、1985年にミニアルバムHelloweenでデビューします。カイ・ハンセンがギターとヴォーカルの両立が困難なことを訴えたため、新たなヴォーカリストマイケル・キスクを入団させます。これがハロウィンの転機となります。1987年、マイケル加入後初のアルバムKeeper of the Seven Keys: Part I』で一気に評価が高まりました。しかし、リーダーのカイ・ハンセンが脱退を表明、バンドは迷走。メンバー入れ替えで、マイケル・キスクも脱退。代わりのヴォーカルにピンク・クリーム69からアンディ・デリスを迎え入れます。現在はオリジナルメンバー2人とアンディ・デリスで活動中です。

お気に入りは多くて困りますが、マイケル・キスク時代のKeeper of the Seven Keys: Part I』とアンディ・デリス時代の『Master of the Rings』でしょうか。メロディック・スピード・メタルというジャンルも彼らの頃からではなかったでしょうか。とにかくドラマティックです。これぞジャーマン・メタルです。

 


Helloween - A little Time


Helloween - Where The Rain Grows (1994)

 

 

ちょっと長くなってしまいそうなので、残りは次回に回します。ご容赦願います。

次回はハロウィンの後続たちを取り上げます。

 

 

それでは今日はこの辺で。