今日の「懐かしのヘヴィメタ(懐メタ)・シリーズ」はストライパー(Stryper)です。
彼らはクリスチャン・メタルというジャンルに分類されています。が、中身の音楽面は私自身はメロハーだと思っています。アメリカはカリフォルニアの出身です。
ストライパーは当初Roxx Regimeというバンド名で活動していました。
メンバーは
マイケル・スウィート(Michael Sweet,vo,g)
ロバート・スウィート(Robert Swee,ds)
オズ・フォックス(Oz Fox,g,vo)
でスタートし
ティム・ゲインズ(Tim Gaines,b,key)
が加わったところで、バンド名をストライパーに変えました。1983年のことでした。
このバンド名はイザヤ書53章5の文中のSTRYPEという単語に由来しているそうです。この数字は彼らのアルバムジャケットにも多く使われています。
1984年にデビューEP『The Yellow And Black Attack』をリリースします。
たいした評判にもなりませんでした。
翌1985年には初のフルレングス・アルバム『Soldiers Under Command』をリリースします。
これがいきなりゴールドディスクに輝き、前作も再発されました。
翌年のサードアルバム『To Hell With The Devil』はプラチナアルバムになり、シングルの「Calling On You」「Honestly」も大ヒットしました。
そして、1988年に4枚目のアルバムとして『In God We Trust』がリリースされました。
Side A
1.In God We Trust
2.Always There for You
3.Keep the Fire Burning
4.I Believe in You
5.The Writings on the Wall
Side B
1.It's Up 2 U
2.The World of You and I
3.Come to the Everlife
4.Lonely
5.The Reign
プロデュースはマイケル・ロイド(Michael Lloyd) とストライパーです。
楽曲はオズ・フォックスのB-3,5を除いてマイケル・スウィートです。
このアルバムのレコーディングには前作同様ティム・ゲインズは参加していません。ジャケットにはちゃっかり写真が載っています。代わりのベースは Brad Cobbです。
これもゴールドディスクを獲得し、シングルの「Always There For You」はヒットしました。
ここにきてクリスチャン・メタルの第1人者の呼び声が高くなりました。
ただ、楽曲はよりポップになり、メロディアス・ハードの様相を呈してきました。そのため批判的な批評が多かったように記憶しています。個人的にはとても好きです。アメリカンロックとは思えないところがあります。
1990年に5枚目のアルバム『Against The Law』をリリースします。
前作の批判をかわす為なのか、このアルバムでは重々しいヘヴィメタルに回帰しました。
その後レコード会社のENIGMAの倒産があり、HOLLYWOODレコードと契約するも、マイケル・スウィートがバンドを脱退、結局解散に至りました。
オズ・フォックスとティム・ゲインズはSin Dizzyを結成し、2000年にアルバム『He's Not Dead』を発表しました。
マイケル・スウィートはソロになりアルバムもリリースしました。ロバート・スウィートはセッションドラマーとして活動し、ソロアルバムもリリースしました。
2000年にバンドは再結成しました。ティム・ゲインズは途中で脱退、代わりにトレイシー・フェリエ(Tracy Ferrie,b)が加入し、一旦ティムがカムバックしますが再び退団し、現在はペリー・リチャードソン(Perry Richardson,b)が加入して活動中です。
Always There for You - Stryper
それでは今日はこの辺で。