今日の「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ)」はブラック&ブルー(Black 'n Blue)です。
メンバーは
ジェイミー・セント・ジェイムス(Jamie St. James,vo)
トミー・セイヤ(Thomas Thayer,g)
パトリック・ヤング(Patrick Young,b)
バリー・ペンダーグラス(Barry Pendergrass,g)
ピート・ホルムズ(Pete Holmes,ds)
でした。
デビュー前にバリー・ペンダーグラスが脱退し、代わりにジェフ・ワーナー(Jef "Woop"Warner,g)が加入します。
1984年、ゲフィンレコードからデビューアルバム『Black 'n Blue』がリリースされます。
Side A
1.The Strong Will Rock
2.School of Hard Knocks
3.Autoblast
4.Hold on to 18
5.Wicked Bitch
Side B
1.Action
2.Show Me the Night
3.One for the Money
4.I'm the King
5.Chains Around Heaven
プロデュースはスコーピオンズでおなじみのディーター・ダークス(Dieter Dierks)です。
B-1はアクションのカバーです。
このプロデューサーのせいなのか、それまでのLAメタルとはちょっと違って、メロディアスな曲もあり、ややヨーロッパの風味を感じさせます。
アルバムチャートは129位でしたが、シングルの「Hold On to 18」は50位のヒットで、彼らの代表曲になりました。
翌年、セカンドアルバム『Without Love』をリリース。
明らかに路線が変更されました。ポップロックです。プロデューサーはブルース・フェアバーンに替わっています。
次はキッスのジーン・シモンズにプロデュースを変えて、サードアルバムと4枚目のアルバムをリリースします。『Nasty Nasty』と『In Heart』です。
原点回帰を狙ったようなアルバムでしたが、前作との中間路線のような中途半端感は拭えず、勢いは失われました。
もはや、時代はメタルを必要とはしていませんでした。
日本でもかなり人気があったように記憶していますが、あの頃のブームに乗ったバンドの一つだったのでしょう。個人的にはLAメタルの中でも気に入ったバンドでした。特にこのファーストは好きでした。
そして、1989年バンドは解散しました。トミー・セイヤーはその後キッスのリード・ギタリストになりました。
その後彼らは何度か再会し、演奏しています。
Black 'N Blue - Hold On To 18 (1984, Enhanced)
Black 'N Blue - School Of Hard Knocks
Black 'n Blue-Show Me the Night
それでは今日はこの辺で。