Flying Skynyrdのブログ

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この人の、この1枚『メアリー・ブラック(Mary Black)/Babes In The Wood~森の少女』

今日の「この人の、この1枚」はメアリー・ブラック(Mary Black)『Babes In The Wood~森の少女』です。

 

すっかり書いた気になっていたメアリー・ブラック。書いていませんでした。ボケてます。

 

メアリー・ブラックは1955年、アイルランドの生まれです。父親はフィドル奏者、母親は歌手、4人兄弟姉妹で兄弟はブラック・ブラザーズというフォーク・グループを結成、妹のフランシス・ブラックも歌手として活躍しています。

 

メアリーもトラディショナル・フォークを幼いころから歌うようになりました。1975年からはフォーク・バンドで歌うようになりました。

そして1982年にソロデビューを飾りました。アルバム『Mary Black』は見事チャート・インを果たしました。まだまだトラッド色の強いアルバムでした。

 

この後、アイルランドのトラッド・グループ、デ・ダナン(De Dannan)に参加し、2枚のアルバム『SongforIreland』Anthem』を残します。

    

 

この間もソロアルバムを制作しました。1984年にはCollected』、1985年にはWithout the Fanfare』をリリースしました。この頃から彼女の音楽はよりポップなトラッドになりました。いわゆるトラッドとポップ・ミュージックの融合です。

   

 

1987年にデ・ダナンを辞め、アルバム『By The Time It Gets Dark』をリリースします。これが最初のプラチナ・アルバムになりました。さらに1989年にリリースした『No Frontiers』はトリプル・プラチナを達成しました。この頃が彼女の絶頂期です。

 

 

 

そして、90年代に入って最初のアルバムが今日紹介する『Babes In The Wood~森の少女』です。このアルバムをもって、彼女はアメリカに乗り出しました。そして成功をおさめます。アルバムはアイルランド・チャートで1位になりました。

大好きなアルバムです。

 

01.Still Believing

02.Bright Blue Rose

03.Golden Mile

04.Babes In The Wood

05.The Thorn Upon The Rose

06.Brand New Star

07.Prayer For Love

08.Adam At The Window

09.The Dimming Of The Day

10.Might As Well Be A Slave

11.Just Around The Corner

12.The Urge For Going

13.Sonny

 

パーソナルは

Accordion, Piano, Harmony Vocals – Pat Crowley

Double Bass, Harmony Vocals – Garvan Gallagher

Fiddle, Viola – Máire Breatnach

Guitar, Harmony Vocals – Declan Sinnott

Percussion, Harmony Vocals – Noel Bridgeman

Saxophone – Carl Garaghty*

 

プロデュースはDeclan Sinnottです。

 

02と08はジミー・マッカーシー、09はリチャード・トンプソン、12はジョニ・ミッチェルの曲です。

 

アイリッシュ・フォークの雰囲気を十分に残し、そしてポップに優しく歌い上げるメアリーのヴォーカルには癒されます。

 

この後も彼女はコンスタントにアルバムをリリースしています。1997年のアルバム『Shine』はプロデューサーにジョニ・ミッチェルの元夫ラリー・クライン(Larry Klein)を迎えて製作されました。

 


Bright Blue Rose


Babes in the Wood


The Thorn Upon the Rose

 


The Urge for Going

 

それでは今日はこの辺で。