CD棚整理、第6弾です。
「ドイツ最大のヘヴィメタ ル・レーベル、ノイズレコードが送り出す新世代ジャーマン・メタルの切り札」という触れ込みでデビューしてきたヘリコン(Helicon)です。
デビューアルバム『Helicon』は1993年のリリースです。
01.The Story About Helicon
02.Helicon Part II
03. It's Rock'n Roll
04.Junk
05.Victim Of Love
06.Freedom
07.Black & White
08.COme On Rock
09.Woman
10.Fight For Your Fame *
11.There Is No Rose Without A Thorn
*日本盤ボーナストラック
メンバーは
ウヴェ・ヒーベン(Uwe Heepen,vo)
クリスチャン・ゲート(Christian Guth,g)
トム・クースターズ(Tom Kusters,g)
シルベスター・ヴァレフスキー(Sylvester Wasielewski,b)
アンドレ・オストベッツェン(André Ostapeschen,ds)
プロデュースはウヴェ・ヒーベンです。
ヘリコンは1987年にドイツ西部のアーヒェンで結成されました。1990年にはこのアルバムにも収録されている「Black & White」をシングルリリースします。ドイツ国内では評判を得るも、メンバーチェンジが激しくデビューのきっかけがつかめませんでした。
1992年にようやく現在のメンバーに落ち着き、レコーディングを開始しました。ノイズ・インターナショナルの社長カール・ウォーターバックは大いに気に入り契約を結んだというわけです。
スコーピオンズ~アクセプト~ハロウィン~ガンマ・レイ~ブラインド・ガーディアン~ヘヴンズ・ゲイト等、脈々と続くジャーマン・メロディック・パワーメタルは新しい世代へと引き継がれていきました。フェア・ウォーニングやエドガイなどです。ヘリコンもそうした第3世代と呼ばれるバンドの一つとして期待されました。
このアルバムは先輩方の伝統は受け継ぎながらも、先輩方よりも明るさを感じるのは何故でしょう。スピードもそこそこ、メロディーも悪くありません。ヴォーカルはハイトーンでちょっと癖があります。このあたりは聴き手を選びます。ただ、よくわかりませんが何かが足りない感じです。
この後1994年にセカンドアルバム『Mysterious Skipjack』をリリースしたようです。
たいした評判にもならず、結局解散にいたたらしいです。
この時期このようなジャーマンメタルの第3世代が雨後のタケノコのように出現しては消えていきました。ヘリコンも消えていった部類でした。
この世界で生き残っていくためには、何か特別なものを持ち合わせていないときついのでしょう。
Helicon (GER) - It's Rock'n'Roll
それでは今日はこの辺で。