Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

生きうつしのプリマ

今日、キネ旬シアターで 『生きうつしのプリマ』というドイツ映画を観てきました。

昨年の8月にこのキネ旬シアターの年度会員なりました。2万円の会費で1年間映画が観放題です。これまで7か月間で約40本の映画を観ました。すっかり元を取りました。なにせ時間はたっぷりありますので。

さて、この映画、何の予備知識もなく観ました。内容はというと売れないジャズシンガーの女性が父親の依頼で1年前に死んだ母親にそっくりの人気オペラ歌手を訪ねるという話で、そこから両親の隠された秘密が暴かれていくというミステリー仕立ての作品です。

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この映画の主人公の女優さん、観たことがあるのですが思い出せません。さらにオペラ歌手役の女優も観たことがあるのですが思い出せません。映画を観ている間ずっと気になっていました。帰ってから調べてみると主人公の方はカッチャ・リーマン、オペラ歌手役の方はバルバラ・スコヴァという女優さんでした。出演作品を見てみるとカッチャ・リーマンは『帰ってきたヒトラー』。どうりで2か月前にこの映画館で観ていたのです。そしてバルバラ・スコヴァの方は『ハンナ・アーレント』。こちらも数か月前に録画したDVDで観ているのです。

ちなみにこの『生きうつしのプリマ』の監督はマルガレーテ・フォン・トロッタといって『ハンナ・アーレント』と同じ監督でした。ハンナ・アーレントユダヤ人でドイツからアメリカに亡命した有名な思想家です。残念ながら映画の内容はほとんど憶えていません。ハンナ・アーレントといえばナチスのアドルフ・アイヒマン裁判を傍聴して記事を書いたことで有名ですが、そのアイヒマン裁判を描いた映画『アイヒマンショー・歴史を映した男たち』も最近観たのですがすっかり記憶から飛んでいました。

情けない話ですが、本でも映画でもどんどん忘れます。昔は俳優や監督の名前は大体憶えていたのですが最近ではさっぱりです。自慢にはなりませんが。もう一度『ハンナ・アーレント』観直してみようかな。

ということで忘れないようにするためにもこうしてブログに書いておこうと思います。

ところで主演のカッチャ・リーマンの歌が実にいいのです。歌がうまくて迫力のある歌唱で歌手としても十分魅力的だと思います。今日は彼女の歌声が聴けて満足でした。