今日の「聴き比べ」は『まぼろしのつばさと共に』です。
この歌は「五つの赤い風船」の曲ですが、私が彼らの曲の中で一番好きな曲です。
西岡先生絶好調でした。
まぼろしのつばさと共に
作詞・作曲:西岡たかし
今でもぼくは 思い出すのさ
あの頃の事 あの日の人
ぼくと同じ学生だった
国のためと死んでいった
君は若くたくましく
短い命だったが
まぼろしのつばさと共に
炎の中に消えてしまった
君は若くたくましく
短い命だったが
まぼろしのつばさと共に
炎の中に消えてしまった
君はあの夜 私に言った
恋人と別れてきたと
ぼくは今もおぼえているさ
あの時 君のまなざし
君が死んだ次の夜に
かなしい涙であの女は死んだ
もういやだこんな世界は
もう二度と見たくない
君が死んだ次の夜に
かなしい涙であの女は死んだ
もういやだこんな世界は
もう二度と見たくない
1960年代も後半の曲です。時代性もあって、完全なる反戦歌です。当時の関西フォークの人達の歌を聴いていて思ったのは、「こんな歌を歌っていいんだ、こんなことを歌にしていいんだ」という率直な思いでした。それこそ岡林信康先生ではないですが「コペルニクス的転回のすすめ」でした。思考が180度変わったのもこの頃でした。
その岡林信康先生も初期の頃この曲をカバーしています。『あんぐら音楽祭 岡林信康リサイタル』に収録されています。
それでは今日はこの辺で。