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映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』を観る

今日のキネ旬シアターは『プロミシング・ヤング・ウーマン』でした。

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監督・脚本:エメラルド・フェネル

出演:キャリー・マリガン、ボー・バーナム

製作:2020年  アメリカ合衆国 2021年  日本公開

 

今年のアカデミー賞で5部門にノミネートされ、脚本賞を受賞した作品です。

 

「プロミシング・ヤング・ウーマン」とは「前途有望な若い女性」という意味です。

主人公のキャシーは極めて優秀な医学生でしたが、在学中に幼馴染で親友のニーナが同級生にレイプされるという事件が起きました。ニーナは被害を訴えましたが、誰からも取り合ってもらえず、絶望し自殺してしまいました。

 

キャシーはこの出来事にショックを受け、自らも大学を中退し、現在は近くのカフェで働いています。年齢も30歳になろうとしていますが、恋人も交友関係もない娘を同居中の両親は心配しています。

 

ところがキャシーには知られざる夜の生活がありました。夜になると派手な服装をし、酒に酔ったふりをして男を誘います。そして、男が「こと」に及ぼうとすると、突然正気に戻り「何をしてんの?」と男を脅します。キャシーはレイプをする男たちに復讐をしていたのです。

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ある日、キャシーが勤めるカフェに医大時代の同級生、ライアンが客として入ってきました。ライアンはキャシーを見て優等生だった彼女が、どうしてカフェで働いているのかと質問します。キャシーは気分を悪くし、コーヒーに唾を吐いて渡しますが、ライアンは意に介さず、コーヒーを飲み、逆にキャシーをデートに誘います。それは断りますが、その後もたびたびデートに誘われ、愛を告白されます。

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度重なる誘いに一度だけならと誘いに乗りデートをします。思いのほか楽しい一日でした。そして彼から医大時代の同級生の現況を聞きました。その中にはニーナの事件に関係した人物の名前もありました。キャシーはそれを聞くとある復讐計画を思いつくのでした。

 

復讐計画のターゲットにされたのが4人の人物でした。

 

1人目のターゲット

ニーナがレイプされたパーティに同席していた女性マディソン。彼女はニーナの訴えも聞かず、逆にニーナに非があったと言いふらした女性。

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2人目のターゲット

大学の学部長ウォーカー。女性です。ニーナの訴えを聞かず黙殺したのです。

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3人目のターゲット

ニーナが訴訟を起こそうとしたのをもみ消した弁護士グリーン。

 

4人目のターゲット

レイプの張本人、アル・モンロー。

 

キャシーは次々に復讐を実行します。しかし、3人目のターゲットに復讐したころから虚しさを感じるようになりました。一方でライアンとの関係は良好で、両親にも紹介をするほどの仲になり、まさに恋人同士になりました。そして4人目のターゲットへの復讐は断念しました。

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ところが、ある日1人目のターゲットであったマディソンが訪ねてきて、ニーナがレイプに遭った時のパーティーの模様を撮った動画が入った携帯電話を置いていったのです。キャシーは恐る恐るその動画を見ました。するとそこにはなんとライアンの姿があったのです。

 

キャシーはライアンを訪ね問い詰めます。そしてアル・モンローが催す「独身最後のパーティ」の会場を聞き出します。ライアンはなんとかキャシーを宥めますが、キャシーは当然のように別れを告げます。そして、ある計画を練り第4のターゲット、アル・モンローの元へと向かいます。

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そして第4の復讐でまさかの出来事が起こります。果たしてその出来事とは・・・。

 

 男優位社会へのプロテスト、あるいは警鐘なのでしょう。

 

ところで、この主役キャリー・マリガン、私も何度か映画で観ているのですが、タイトルは思い出せません

 

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それでは今日はこの辺で。

 

 

プロミシング・ヤング・ウーマン

プロミシング・ヤング・ウーマン