Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

聴き比べ『スカイ・イズ・クライング(Sky Is Crying)』

今日の「聴き比べ」は『スカイ・イズ・クライング(Sky Is Crying)』です。

この曲は1959年に発表されたエルモア・ジェイムス(Elmore James)のブルースです。エルモア・ジェイムスはブルース・ギタリストでスライドギターの名手です。「ダスト・マイ・ブルーム(Dust My Broom)」は彼の代表曲であり、ブルースのスタンダードです。

 

Sky Is Crying

by Elmore James

 

The sky is crying, look at the tears roll down the street

The sky is crying, look at the tears roll down the street

I'm waiting in tears looking for my baby, and I wonder where can she be?

 

I saw my baby one morning, and she was walking on down the street

I saw my baby one morning, yes she walking on down the street

Made me feel so good until my poor heart would skip a beat

 

I got a bad feeling, my baby, my baby don't love me no more

I got a bad feeling, my baby don't love me no more

Now the sky's been crying, the tears rolling down my door

 


Elmore James - The Sky Is Crying

 

この曲をカバーした人も数多いです。なので一部だけお気に入りを取り上げます。

 

まずはブルース界を代表して。アルバート・キング(Albert King)の1969年のアルバム『Years Gone By』に収録されました。


Albert King - The Sky Is Crying

 

ロック界から。

エリック・クラプトン(Eric Clapton)が1975年に3枚目のソロアルバムEvery Crow in One Crowdでカバーしました。クラプトンはヤードバーズ時代にもカバーしています。その音源は2000年代になって発売されました。


The Sky Is Crying

 

1977年にはジョージ・サラグッド(George Thorogood)がセカンドアルバム『Move It On Over』でカバーしました。


George Thorogood The Sky is Crying

 

そして本命はスティーヴィー・レイ・ヴォーン(Stevie Ray Vaughan)です。彼の死後に発表されたアルバム『The Sky Is Crying』にようやく収録されました。随分以前に録音されたものです。


The Sky Is Crying- Stevie Ray Vaughan [High Quality No vid]

 

1992年にはゲイリー・ムーア(Gary Moore)がアルバム『Blues Alive』に収録しました。


The Sky Is Crying (Live From The Blues Alive Tour,United Kingdom/1993)

 

2017年にはウォルター・トラウト(Walter Trout)がアルバム『 All In This Together』でカバーしました。ここでは何とウォーレン・ハインズ(Warren Haynes)をフィーチャーしての録音です。もちろんウォーレンも独自にカバーしていますし、オールマン・ブラザース時代にもカバーしています。

このアルバムは1曲ごとにゲストを迎えています。


The Sky Is Crying (feat. Warren Haynes)

 

 しびれます!

 

それでは今日はこの辺で。

聴き比べ ブルコメと宏美『すみれ色の涙』

今日の「聴き比べ」は『すみれ色の涙』です。

この曲はどちらかというと岩崎宏美のヒット曲として知られているのではないでしょうか。しかし、元はジャッキー吉川とブルー・コメッツの曲でした。

1968年、シングル『こころの虹』のB面として発売されました。『こころの虹』と同様にテレビでも『すみれ色の涙』はよく歌っていました。

グループサウンズ・ブームも絶頂期を過ぎ、次第に歌謡曲化し始めました。ブルー・コメッツも御多分に漏れずそちらの方向に向かっていました。この曲は井上忠夫の作曲ではなくキーボードの小田啓義の作曲で作詞は万里村ゆき子でした。

ブルー・コメッツはグループサウンズとしては珍しく長髪ではなく、『ブルーシャトー』日本レコード大賞も獲得するなど、グループ・サウンズの優等生的存在でした。『青い瞳』以降ヒット曲を連発、エド・サリバンショーにも出演するなど演奏力も群を抜いていました。当時、グループサウンズでは珍しくザ・ワイルド・ワンズと共にNHKに出演が認められ、紅白歌合戦にも出演しました。髪が長いというだけでNHKには出演できなかった時代でした。

謡曲路線になってからは徐々に売り上げも落ち、グループサウンズの衰退とともに主要メンバーが抜けるも、ジャッキー吉川の下、現在も活動は続けています。

主要メンバーの井上忠夫は脱退後も本名の井上大輔として数々のヒット曲を飛ばす作曲家としても、またミュージシャンとしても活躍しましたが、2000年に病気の妻の看病疲れや網膜剥離の術後回復が思わしくないなどの理由から自殺してしまいました。このニュースを耳にした時はショックでした。

三原綱木は田代みどりと結婚し、「つなき&みどり」としてヒット曲を出しました。その後離婚のため解散。その後は楽団ニューブリードのバンドマスターとなり紅白歌合戦などでも指揮を執っています。

小田啓義三原綱木の前のニューブリードのバンドマスターでした。三原に譲ってからは作曲家として、またシンガーソングライターを育てる講座などを開催し、一青窈などを育てました。

 

ベースの担当の高橋健二は1972年にバンドを脱退しますが、2000年に復帰し現在も在籍中です。

なお、三原も小田も現在はブルー・コメッツに在籍して活動を続けています。

 

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すみれ色の涙

作詞:万里村ゆき子

作曲:小田 啓義

 

すみれって すみれって

ブルーな恋人どうしが

キスして キスして

生まれた花だと思うの

 

※淋しかったから あなたを愛して

淋しかったから あなたを憎んだ

淋しかったから あなたにさよならを

そしてひとつぶ すみれ色の涙※

 

すみれって すみれって

あなたとわたしの青ざめた

心が 心が

咲かせた花だと思うの

 

※くりかえし

 

そしてひとつぶ すみれ色の涙

 


ジャッキー吉川とブルー・コメッツBlue Comets/すみれ色の涙A Tears Fell (1968年)

 

1981年、岩崎宏美がこの曲をカバーしヒットさせました。岩崎宏美は姉が持っていたレコードを持って、この曲を歌いたいと申し出て採用されたようです。

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岩崎宏美 ...■1981-Jul-13... すみれ色の涙 -1

 

井上大ちゃんを偲んで書きました。

 

それでは今日はこの辺で。

聴き比べ『川は流れる』

今日の「聴き比べ」は『川は流れる』です。

またしても懐メロです。

この歌は1961年の仲宗根美樹の大ヒット曲です。仲宗根美樹は両親が沖縄出身で、本人は東京出身です。

私は彼女が歌っている姿をリアルタイムで観たのを憶えています。この曲以外の曲を歌っているのを見た記憶はありません。おそらく随分長い間この曲を歌っていたのだと思います。この曲は当初『雨の花園』のB面として発売されましたが、歌声喫茶などで人気を呼び、A面として再発され100万枚を売り上げる大ヒットとなりました。その後何曲かヒット曲を出しますが、結婚のため引退します。ショッピングセンターや美容室を経営するも破綻。現在は銀座で『クラブ美樹』を経営しているようです。

 

この曲は、なぜか虚無的な感じがして、当時も気に入っていました。

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川は流れる

作詞:横井 弘

作曲:桜田誠一

 

病葉(わくらば)を 

今日も浮かべて

街の谷 川は流れる

ささやかな 望み破れて

哀しみに 染まる瞳に

たそがれの 水のまぶしさ

 

思い出の 橋のたもとに

錆ついた 夢のかずかず

ある人は 心つめたく

ある人は 好きで別れて

吹き抜ける 風に泣いてる

 

ともしびも 薄い谷間を

一筋に 川は流れる

人の世の 塵にまみれて

なお生きる 水をみつめて

嘆くまい あすは明るく

 

以前も書きましたが、1964年の日活映画愛と死をみつめてのなかで吉永小百合さんと浜田光夫さんがアカペラでデュエットするシーンがありました。その時に歌った歌が寒い朝とこの『川は流れる』でした。『寒い朝』を歌うシーンは小百合さんこと大島美智子さんがまだ元気な頃でしたので明るさがありましたが、『川は流れる』を歌うシーンは美智子さんが軟骨肉腫で顔半分を切除した後で、病院の屋上で二人、暗く寂しげに歌う姿が印象的でした。

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lynyrdburitto.hatenablog.com


吉永小百合 浜田光夫で  寒い朝 川は流れる

 

おかげさまで当時がまざまざと蘇りました。

 

それでは今日はこの辺で。

 

聴き比べ B.マーリーとクラプトン『アイ・ショット・ザ・シェリフ(I Shot The Sheriff)』

今日の「聴き比べ」は『アイ・ショット・ザ・シェリフ(I Shot The Sheriff)』です。

日本でジャマイカのレゲエ・ミュージックが知られるようになったのは、おそらく1973~4年頃だったのではないでしょうか。それはジミー・クリフ(Jimmy Cliff)の映画『ザ・ハーダー・ゼイ・カム』が公開されたことや、ボブ・マーリー&ザ・ウェラーズ(Bob Marley & The Wailers)のデビューなどによることが大きいですが、それよりも一般的に多く浸透したのはエリック・クラプトン(Eric Clapton)ボブ・マーリーの『I Shot The Sheriff』をカバーし、全米ナンバーワンに輝いたことが大きな要因と思われます。

この曲はボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの1973年のアルバム『Burnin'』に収録されました。このアルバムは全米でもゴールド・ディスクを獲得しました。

 

I Shot The Sheriff

by Bob Marley

 

I shot the sheriff

But I didn't shoot no deputy, oh no, oh

I shot the sheriff

But I didn't shoot no deputy, ooh, ooh, ooh

 

Yeah, all around in my home town

They're trying to track me down

They say they want to bring me in guilty

For the killing of a deputy

For the life of a deputy

But I say

Oh, now, now, oh

 

I shot the sheriff, the sheriff

But I swear it was in self-defense, oh no

Ooh, ooh, ooh, yeah

I say, I shot the sherriff, oh Lord

And they say it is a capital offense, yeah

Ooh, ooh, ooh, yeah

 

Sheriff John Brown always hated me

For what, I don't know

Every time I plant a seed

He said kill it before it grow

He said kill them before they grow

And so, and so

Read it in the news

 

I shot the sheriff, oh Lord

But I swear it was in self-defense

Where was the deputy? Ooh, ooh, ooh

I say, I shot the sheriff

But I swear it was in self-defense, yeah

Ooh-ooh

 

Freedom came my way one day

And I started out of town, yeah

All of a sudden I saw Sheriff John Brown

Aiming to shoot me down

So I shot, I shot, I shot him down and I say

If I am guilty I will pay (pay, pay, pay, pay, pay)

 

I shot the sheriff

But I say, but I didn't shoot no deputy

I didn't shoot no deputy, oh no, ooh, ooh, ooh

I shot the sheriff, I did

But I didn't shoot no deputy, oh

Ooh, ooh, ooh

 

Reflexes had the better of me

And what is to be must be

Every day the bucket a-go a well

One day the bottom a-go drop out

One day the bottom a-go drop out

 

I say

I-I-I, I shot the sheriff

Lord, I didn't shot the deputy, no

Yeah, I-I shot the sheriff

But I didn't shoot no deputy, yeah, so, yeah

 


Bob Marley & the Wailers - I Shot The Sheriff

 

この曲を1974年、エリック・クラプトンがアルバム『461 Ocean Boulevard』でカバーしました。

このアルバムはシングル「I Shot The Sheriff」の大ヒットもあって全米1位になり売り上げ枚数も200万枚を超えました。クラプトンはこれより前3年程は麻薬とアルコールの中毒に犯されており、ほとんど活動していませんでした。1973年にザ・フーピート・タウンゼントの呼びかけでレインボー・シアターにおけるライブで復活を遂げ、パティ・ボイドとの暮らしも始まり、レコーディングの意欲が出て来ました。

そして発表された曲がこの曲だったのです。「レイドバック」などという言葉が流行り出したのもこの頃でした。

1974年の初来日における日本武道館での公演でも、イヴォンヌ・エリマンカール・レイドルを従え、この曲を演奏していました。


I Shot The Sheriff

 

それでは今日はこの辺で。

 

聴き比べ レーナードとG.ミュール『シンプル・マン(Simple Man)』

今日の「聴き比べ」は『シンプル・マン(Simple Man)』です。

レーナード・スキナード(Lynyrd Skynyrd)の1973年のファーストアルバム『Pronounced 'Lĕh-'nérd 'Skin-'nérd』に収録された曲です。レーナードの曲の中でも人気のある曲です。ライブの定番です。初来日でも演奏しました。

 

Simple Man

by Gary Rossington & Ronnie Van Zant

 

Mama told me when I was young

"Come sit beside me, my only son

And listen closely to what I say

And if you do this, it'll help you some sunny day"

 

"Be a simple man"

 

Oh, take your time, don't live too fast

Troubles will come and they will pass

You'll find a woman, yea, you'll find love

And don't forget son, there is someone up above

 

And be a simple kind of man

Oh be something you love and understand

Baby be a simple kind of man

Oh, won't you do this for me son, if you can?

 

Forget your lust for the rich man's gold

All that you need is in your soul

And you can do this, oh baby, if you try

All that I want for you my son is to be satisfied

 

And be a simple kind of man

Oh be something you love and understand

Baby be a simple kind of man

Oh, won't you do this for me son if you can?

Oh yes I will

 

Boy, don't you worry, you'll find yourself

Follow your heart, lord, and nothing else

And you can do this, oh baby, if you try

All that I want for you my son is to be satisfied

 

And be a simple kind of man

Oh be something, you love and understand

Baby be a simple kind of man

Oh, won't you do this for me son if you can?

 

Baby be a simple, be a simple man

Oh be something you love and understand

Baby be a simple kind of man

 


Simple Man - Lynyrd Skynyrd - Lyrics HD

 

この曲を大好きなガヴァメント・ミュール(Gov't Mule)がカバーしました。彼らのライブではいつものことのように演奏しています。従って色々なバージョンがあります。CD化されている中では2010年の『Mulennium』という3枚組CDに15分をこえるバージョンが収められています。

 

その他、レーナードへのトリビュートアルバムでも聴けます。

『Under The Influence - A Jam Band Tribute To Lynyrd Skynyrd『One More For The Fans』です。

   


Gov't Mule - [Mulennium Disc 3 #07] Simple Man

 

 レーナードよ、永遠なれ!

 

それでは今日はこの辺で。

聴き比べ『サーカスの唄』

今日の「聴き比べ」は『サーカスの唄』です。

またまた懐メロで恐縮です。

この歌はてっきり小林旭の唄だと思っていました。ところがこれは松平晃という歌手が歌ったヒット曲だったのです。松平晃は1911年、佐賀市の生まれで、東京芸術大学を中退し、戦前戦後に活躍した歌手でした。私などはその名前も知りませんでした。

松平は苦学生として声楽を学んでいましたが、家の窮状で学費を稼ぐために流行歌手のアルバイトをするようになりました。当時はそのような学生が少なからずみられたようです。有名なところでは藤山一郎などもそうでした。松平も多くの変名でレコーディングをしていたようです。そのレコーディングが学校にバレて問題となり、松平は流行歌手の道を選びました。

この『サーカスの唄』はコロムビア古賀政男の作曲で、当初は藤山一郎に歌わせるつもりでしたが、藤山がビクターに入社してしまったために、その代わりとして松平に白羽の矢が立ちました。1933年のことでした。これがヒットし、翌年には松平は正式に「松平晃」を名乗り、コロムビアと専属契約を結びました。1961年、49歳で亡くなっています。知るはずがありませんね。

 

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サーカスの唄

作詞:西条八十

作曲:古賀政男

 

旅のつばくら 淋しかないか

おれもさみしい サーカスぐらし

とんぼがえりで 今年もくれて

知らぬ他国の 花を見た

 

昨日市場で ちょいと見た娘

色は色白 すんなり腰よ

鞭の振りよで 獅子さえなびくに

可愛いあの娘は うす情

 

あの娘住む町 恋しい町を

遠くはなれて テントで暮らしゃ

月も冴えます 心も冴える

馬の寝息で ねむられぬ

 

朝は朝霧 夕(ゆうべ)は夜霧

泣いちゃいけない クラリオネット

ながれながれる 浮藻(うきも)の花は

明日も咲きましょ あの町で

 


サーカスの唄 松平晃

 

1962年、小林旭が映画『さすらい』でこの曲を歌いました。もっともこの映画を観たのももっともっと後になってからでした。もうすでに石原裕次郎と共に日活の看板俳優になっていた小林旭のムード・アクション映画でした。旭のサーカス・アクションが見物でした。

「映画 さすらい 小林旭 画像」の画像検索結果

監督:野口 博

主演:小林 旭、松原智恵子

制作:1962年 日活

 

主題歌はもちろん、「夜がまた来る・・・」の「さすらい」でした。この「サーカスの唄」は挿入歌という形でしたが、「さすらい」とともにヒットしました。

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小林旭「サーカスの唄」

 

裕ちゃんも歌っています。


サーカスの歌 石原裕次郎、古賀メロディーを歌う!

 

美空ひばりも歌っています。


美空ひばり「サーカスの唄」

 

どれも素晴らしいの一言です。

 

いつのコンサートか忘れましたが、岡林信康もカバーしていました。ちょうど演歌に転向した頃だったと思います。

 

それでは今日はこの辺で。

 

メロディ・ガルドー(Melody Gardot)『Worrisome Heart』入手

先日紹介したメロディ・ガルドー(Melody Gardot)のデビューアルバム『Worrisome Heart』を入手しました。

 

01.Worrisome Heart

02. All That I Need Is Love

03. Gone

04. Sweet Memory

05. Some Lessons

06. Quiet Fire

07. One Day

08. Love Me Like A River Does

09. Goodnite

10. Twilight

11.Goodnite-Radio Remix *

*ボーナストラック

 

パーソナルは

Melody Gardot – vocals, guitar, piano, vox organ, producer

Joel BryantFender Rhodes, Hammond organ, Wurlitzer

Ron Kerber – clarinet, tenor saxophone

Matt Cappy – trumpet

Patrick Hughes – trumpet

Stan Slotter – trumpet

Jef Lee Johnson – guitar

Barney McKenna – guitar

Mike Brenner – lap steel guitar

Kurt Johnston – dobro

David Mowry – dobro

Paul Klinefelter – bass

Ken Pendergast – bass

Diane Monroe – violin

Charlie Patierno – drums, percussion

Glenn Barratt – engineer, mixing, producer

Dave Gerhart – engineer

Bernie Grundman – mastering

 

プロデュースはメロディとグレン・バラット(Glenn Barratt)です。

 

このアルバムは2006年のリリースですが、この時は自主制作で、その後ユニバーサルとの契約で2008年に再発されたものです。

 

解説書によると、メロディはジャズもブルースも聴き始めたのは最近(2000年当時)とのことですが、しっかりとその雰囲気は出しています。また事故後に音楽に対する意識が変わったそうで、それからブラジル音楽やクラシックを好んで聴くようになったようです。サンバやボサノヴァの要素を取り入れているのもその辺が影響しているのでしょう。

セカンドに比べると完成度は譲りますが暗く沈んだ曲調は私好みです。ジャズ色はセカンドよりも強くなった感じです。

 


Melody Gardot - Worrisome Heart


Melody Gardot - Quiet Fire


Melody Gardot - Love Me Like A River Does


MELODY GARDOT Good Night

 

それでは今日はこの辺で。