ミーナ・クライル(Meena Cryle)の2019年のアルバムです。名義は前作と同じく
Meena Cryle & The Chris Fillmore Bandとなっています。
スタジオ作としては5年ぶり、2017年のライブからは2年ぶりとなります。ようやく日本盤が発売されました。
今回のアルバムもバラエティに富んだ内容になっています。ミーナのボーカルとクリス・フィルモアのギターが実にいいバランスで聞こえます。
オープニングナンバーはマーシャル・タッカー・バンド(The Marshall Tucker Band)の1973年のデビュー作に収録された曲です。作者は勿論トイ・コルドウェル(Toy Caldwell)です。ミーナがサザンロックをカバーするなんて意外で面白いです。
当然ブルースナンバーもバリバリです。6曲目の「In My Father's House」はブルースマンのエリック・ビブ(Eric Bibb)のブルースナンバー。
ラストナンバーはボブ・ディラン(Bob Dylan)の曲にダニー・オキーフ(Danny O'Keefe)が詞をつけた曲で1999年のアルバム『Runnin' From The Devil』に収録された曲です。
全体的にブルース色は薄くなっています。
Elevations
01.Can't You See
02.I Got You
03.Way Down
04.It's OK
05.Sweet Loving Mama
06.In My Father's House
07.I Wanna Know
08.Shine On You
09.Lord Have Mercy (Revised)
10.Well, Well, Well
レコーディング・メンバーは
Bass – Alex Trier
Drums – Robert Schoblocher
Electric Guitar, Acoustic Guitar, Slide Guitar – Chris Fillmore
Organ [Hammond], Electric Piano [Wurlitzer] – Wolfgang Staribacher
Piano – Söa Fitzpatrick
Vocals – Meena Cryle
プロデュースは Chris Fillmoreです。
それでは今日はこの辺で。