Flying Skynyrdのブログ

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ブルースロックの後継者たち 80年代以降 ⑤ ケニー・ウェイン・シェパード(Kenny Wayne Shepherd)とザ・ライズ(The Rides)

ブルースロックの第5弾です。ケニー・ウェイン・シェパードです。1977年生まれで、彼もまた先日のジョー・ボナマッサと同じく子供のころからスティーヴィー・レイ・ヴォーンにあこがれギターを始めました。こうしてみるとSRVの影響力は凄いものがあります。

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13歳の頃にはすでに南部のクラブで演奏していました。高校在学中の1995年にファースト・アルバム『Ledbetter Heights』でメジャーデビューします。

 とても高校生とは思えないくらいの演奏を聴かせてくれます。インストのライブ音源もいいです。この時はまだリードヴォーカルがCorey Sterlingという人で、これがなかなかいい味を出しています。大半をオリジナルで占めています。ブルースナンバーもあります。

次に1997年に、『Trouble Is.....』をリリースします。

 ここでは、ボブ・ディランジミ・ヘンドリックス、フランキー・ミラーをカバーしています。このアルバムからケニー・ウェイン・シェパード・バンドと名乗ります。ボーカルにノア・ハント(Noah Hunt)、ゲストにジェイムス・コットン、クリス・レイトンを迎えています。

さらに1999年には『Live On』をリリースします。

一段とロック色が強くなった3作目。ゲストにはやはりジェイムス・コットン、クリス・レイトン、それに驚くなかれウォーレン・ハインズがスライド・ギターで参加しています。ブルース色は影を潜めています。ヴォーカルのノア・ハントはいいです。ジミ・ヘンドリックス(作曲はバディ・マイルスです)とフリート・ウッドマックをカバーしています。

暫く間隔があいて、2004年に『The Place You're In』をリリースします。

 5年ぶりのアルバムは、彼が初めてリードヴォーカルを担当します。ノア・ハントが2曲、インスト1曲、後はケニーがリードヴォーカルです。その彼にヴォーカルを勧めたのがマーティ―・フレデリクセンで、このアルバムのプロデューサーでもあり、エアロスミスなどに楽曲を提供している人物です。このアルバムでもほとんどがマーティ―とケニーの共作です。それとキッド・ロックがゲスト参加して1曲歌っています。ケニーのヴォーカルはノア・ハントに比べると甘い歌声で、ブルースにはちょっとという感じで,どちらかというとロック向きでしょう。現にこのアルバムもロック色が強いです。ですが、これはこれで気に入っています。

このあとケニーは約3年ごとのペースでアルバムを出していくことになりますが、まだ買えていません。

 

ところが2013年に、あろうことかあのスティーヴン・スティルスとエレクトリック・フラッグなどの大御所バリー・ゴールドバーグとともにユニットを結成します。ザ・ライズ(The Rides)です。そしてアルバムも発表します。『Can't Get Enough』です。

当然、私としてはこちらの方に食指が動くわけでして、早速購入しました。いいですね。ブルースナンバーはもちろんですが、スティルス節が聴けるのがいいです。ニール・ヤングのカバーもありで十分楽しめます。彼らのブルースも安心して聴けます。

続いて昨年、第2弾を発表します。『Pierced Arrow』です。

今作も前作の延長線上ですが、ブルース色はやや薄れました。ますます聴きやすくなって、ベテランの味が存分に発揮されています。ブルーナンバーの1曲を除いてすべて2人か3人による共作になっています。まさに21世紀のスーパーセッションですか。

 

ケニーのソロはご無沙汰してしまっていますが、The Ridesを聴けたことで十分満足しています。ソロもなんとか早く見つけたいです。

 

それでは今日はこの辺で。