アメリカのカントリーロックの女性シンガーアリソン・ムーラーについて書いてみます。
どのアルバムを取り上げるか大変迷いましたが、サウンドがまるでニール・ヤングのようなアルバム『デュエル』にしました。
01.I Ain't Giving Up On You
02. Baby Dreamer
03.Melancholy Polly
04.Believe You Me
05.One on the House
06.All Aboard
07.The Duel
08.When Will You Ever Come Down
09.Louise Is In The Blue Moon
10.Once Upon A Time She Said
11.Sing Me To Sleep
参加ミュージシャンは
ジョン・デイヴィス(John Davis,g,b,key)
スティーヴ・コン(Steve Conn,key)
R.Sフィールド(R.S Field,ds)
プロデュース The Primms
01. 伴奏を聴いた瞬間、あっ、ニール・ヤングだと思いました。そのくらいザクザクギターといい、テンポと言いそっくりです。ちょうど『ハーベスト』から『ズマ』あたりまでのサウンドです。歌唱の方はけだるさを交えていい感じになっています。
02. この曲もまたニール・ヤングの「ヘルプレス」などを思わせます。『アフター・ ザ・ゴールド・ラッシュ』の頃のサウンドです。
03. ポップな曲にカントリーの香りを乗せて爽やかに。
04. これもザクザクギターでが効いています。アリソンの伸びやかな歌声がぴったりです。
05. スティールギターをフィーチャーした悲し気なカントリーロック。
06. これもニール・ヤング的な曲。『ハーベスト』の中の「アラバマ」を思わせます。
07. ピアノをバックにしっとりと歌い上げます。
08. カントリーロック。決して力まずに、淡々と歌います。
09. アコースティックギターとともに始まる、ちょっとドラマティックな曲。歌が上手い。
10. この曲はアコースティックナンバー。静かに、静かに歌い上げます。途中から、ザクザクのエレクトリックギターが絡んで来て盛り上がります。そして突然終わります。
11. ラストナンバーはアコースティックギターによる静かなカントリーソング。
このアルバムは彼女にとっての5枚目のアルバムです。1998年に『Alabama Song』でデビューし、これまでに10枚のアルバムをリリースしています。
中でも私が気に入っているのは『Miss Fortune』と『Getting Somewhere』あたりでしょうか。
ベスト盤もいいですが、廃盤のようです。
彼女のお姉さんは、やはりカントリー系のシンガー、シェルビー・リン(Shelby Lynne)です。
彼女たちの母親は父親に殺され、父親は自殺しました。アリソンが14歳の時でした。4歳上の姉シェルビーが、カントリー歌手になり彼女を育てました。
このアルバムがニール・ヤングのサウンドに似ていると書きましたが、実際に彼女はニール・ヤングの曲もカバーしています。ほとんどは自作曲ですが、カバーは珍しいです。それだけニール・ヤングには影響されているのかもしれません。その他にはジェシー・コルターもカバーしています。
最新作は全曲カバー曲らしいですが。、未購入です。時間と金があったら購入します。
Allison Moorer "I Ain't Giving Up On You' music video
Allison Moorer - Believe You Me (+ lyrics 2004)
それでは今日はこの辺で。