今日の聴き比べはペドロ&カプリシャスの「別れの朝」です。
1971年に発表されたこの曲はペドロ&カプリシャスを一躍人気バンドに押し上げた名曲です。
元々はオーストリアの歌手・ウド・ユルゲンスが作曲した曲でヨアヒム・フックスベルガーが作詞した曲で「夕映えの二人」というタイトルが付いていました。この曲になかにし礼の訳詞をつけて発表したところ大ヒットしました。なかにし礼の訳詞は原曲とはかなり違っていたようです。
ペドロ&カプリシャスの初代ボーカルは前野曜子さんでこの人のボーカルが好きでした。高橋真梨子さんもいいのですが、やはりこの曲は前野曜子さんです。40歳の若さで亡くなりました。残念です。
別れの朝
作詞:ヨアヒム・フックスベルガー
日本語詞:なかにし礼
作曲:ウド・ユルゲンス
別れの朝ふたりは
さめた紅茶のみほし
さようならのくちづけ
わらいながら交わした
別れの朝ふたりは
白いドアを開いて
駅につづく小径を
何も言わず歩いた
言わないでなぐさめは
涙をさそうから
触れないでこの指に
心が乱れるから※
やがて汽車は出てゆき
一人残る私は
ちぎれるほど手をふる
あなたの目を見ていた
まずはウド・ユルゲンスの原曲を聴いてみましょう。原題の意味は「僕が君に伝えたいこと」で「それはピアノが伝えてくれる」ということのようです。
世良公則のカバーがカッコいいです。
今は亡き朱里エイコさん。「北国行きで」のヒットがありました。
これまた今は亡き藤圭子さん。アレンジが演歌っぽい。歌は上手い。
テレサ・テンちゃんも歌っています。
ほかにもたくさんの歌手がカバーしていますが、きりが無いので最後に高橋真梨子バージョンで。
それでは今日はこの辺で。
それでは今日はこの辺で。