今日の「聴き比べ」は朝丘雪路の『雨がやんだら』です。
朝丘雪路さんと言えば私などは日本テレビの『11PM』で大橋巨泉氏の隣に座っていた胸の大きな、おっとりした女性、というイメージでした。
彼女は料亭「勝田」の女将の娘として生まれました。父親は日本画家の伊東深水です。但し、母親は伊東深水の妾でした。伊藤深水は彼女を溺愛し、その過保護ぶりは有名だったらしいです。『11PM』などでも朝丘さんは「電車にも一人で乗ったことない、買い物もしたことない。全部やってもらっていた」などとその優雅な生活ぶりを話していました。世の中にこんな人がいるんだ、などと感心したものでした。
その後、宝塚歌劇団に入り活躍後、タレント、女優、歌手、舞踊家として活動しました。2018年に82歳で亡くなりました。二度目の夫が津川雅彦です。家事は一切やらず、死ぬまでお嬢様を貫きました。
そんな彼女が1970年に放ったヒット曲が『雨がやんだら』でした。私は知りませんでしたが、それ以前にも相当数の曲を出していたようです。しかし、この曲が彼女の最大のヒット曲になりました。筒美京平・なかにし礼の黄金コンビでした。
雨がやんだら
作詞:なかにし礼
作曲:筒美京平
雨がやんだら お別れなのね 二
人の思い出水に流して
二度と開けない南の窓に
ブルーのカーテン 引きましょう
濡れたコートで 濡れた体で
あなたは あなたは
誰に 誰に 逢いに行くのかしら
雨がやんだら 私はひとり
ドアにもたれて 涙にむせぶ
雨がやんだら 出て行くあなた
冷たい靴音 耳に残して
あなたがつくった インクのしみを
花瓶をずらして 隠しましょう
濡れたコートを 濡れた体を あ
なたは あなたは
誰に 誰に あたためてもらうの
雨がやんだら 私はひとり
あなたのガウンを まとってねむる
濡れたコートを 濡れた体を
あなたは あなたは
誰に 誰に あたためてもらうの
雨がやんだら 私はひとり
あなたのガウンを まとってねむる
多くの人がカバーしました。
ザ・ピーナッツです。
いしだあゆみさん
ポルノの女王、池玲子も歌っていました。18禁で載せられません。
藤圭子も歌っていました。
こんな人もいました。叶和貴子です。今はどうしているのでしょう。
それでは今日はこの辺で。