今日の「聴き比べ」は 『ある愛の詩(Love Story)』です。
言わずと知れた1970年(日本公開は1971年)の大ヒット映画『ある愛の詩』のメインテーマです。世界中が涙しました。アーリー・マッグローとライアン・オニール主演、アーサー・ヒラー監督でした。音楽は今は亡きフランシス・レイでした。
この曲、ちょっと複雑でして、一番最初にシングル・リリースされたのは実はヘンリー・マンシーニだったのです。1970年12月、映画の公開直前にリリースされています。そしてビルボードのイージー・リスニング・チャートで2位になりました。ホット100では13位でした。フランシス・レイのオリジナル・サウンドトラックが発売されたのは翌年の1月でした。こちらはイージー・リスニング21位、ホット100で31位でした。
そしてさらに、この曲には歌詞があった方がよいのではということで、カール・シグマン(Carl Sigman)が詩を付けてアンディ・ウィリアムス(Andy Williams)が歌いました。これはイージーリスニングで1位、ホット100で9位になり、結局一番売れました。
その他、トニー・ベネット(Tony Bennett)が114位、シャリー・バッシー(Shirley Bassey)がイギリスで34位と、多くのカバーバージョンがヒットしました。
それではヘンリー・マンシーニから。
本家のフランシス・レイ。馴染み深いです。
フランシス・レイFrancis Lai/ある愛の詩 LOVE STORY (1970年)
アンディ・ウィリアムス・バージョンです。
(Where Do I Begin?) Love Story
by Carl Sigman & Francis Lai
Where do I begin
To tell the story of how great a love can be
The sweet love story that is older than the sea
The simple truth about the love she brings to me
Where do I start
With her first hello
She gave new meaning to this empty world of mine
There'd never be another love, another time
She came into my life and made the living fine
She fills my heart
She fills my heart with very special things
With angels' songs, with wild imaginings
She fills my soul with so much love
That anywhere I go, I'm never lonely
With her around, who could be lonely
I reach for her hand-it's always there
How long does it last
Can love be measured by the hours in a day
I have no answers now but this much I can say
I know I'll need her till the stars all burn away
And she'll be there
How long does it last
Can love be measured by the hours in a day
I have no answers now but this much I can say
I know I'll need her till the stars all burn away
And she'll be there
Andy williams (アンディ・ウィリアムス) / (Where Do I Begin) LOVE STORY (ある愛の詩)
トニー・ベネットです。好きです。
Tony Bennett - (Where Do I Begin) Love Story (Audio)
シャーリー・バッシーです。
[Where Do I Begin] Love Story [1994 Remaster]
日本でも多くに人が歌っています。一押しは前野曜子さん在籍時のペドロ&カプリシャスです。
前野曜子(Yoko Maeno) ある愛の詩 Love Story
ブルー・コメッツの演奏です。これがなかなかいいですね。
ザ · ピーナッツ ある愛の詩 1971 / Love Story
楽曲を聴いていると、映画のシーンが浮かんできます。
それでは今日はこの辺で。