Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

ニール・ヤング(Neil Young)、元気です。

新譜が発売される毎にCDを買っているアーティストの一人だったニール・ヤング様でしたが、この数年すっかり不義理をいたしましてご無沙汰してしまいました。何しろ彼の場合、年齢の割にはアルバムの発売間隔が短くて、しかもアーカイブシリーズなどという過去のライブ音源も続々発売されて、それらを全部買っていると大変なことになりますので、少し躊躇っていたら未購入CDがあっという間に溜まってしまったという訳です。

この度Amazonギフト券でその溜まった分のCDの内、何枚か購入しましたので簡単にご紹介します。まだ1回通して聴いただけですので、感想程度で詳しいことはまだ書けませんので了承願います。

発売順にいきます。

 

『Psychedelic Pill』2012年

Disk 1

1.Driftin' Back

2.Psychedelic Pill

3.Ramada Inn

4.Born in Ontario

 

Disk 2

1.Twisted Road

2.She's Always Dancing

3.For the Love of Man

4.Walk Like a Giant

5.Psychedelic Pill

 

バックはクレイジー・ホースです。

まるで1970年代にタイムスリップしたようです。ちょうどアルバム『Zuma』の頃に似ています。Disk 1の1はなんと27分、3は16分、Disk 2の4も16分です。2枚組で9曲というのも頷けます。Disk 2の4は「Like A Hurricane」を彷彿とさせます。それにしてもクレイジー・ホースとの付合いは長いですね。

とにかくエネルギッシュで参りました。


Neil Young, Crazy Horse - Walk Like A Giant - Madison Square Garden, New York NY US - center rail HD

 

The Monsanto Years2015年

 

CD+DVD

1.A New Day for Love

2.Wolf Moon

3.People Want to Hear About Lov

4.Big Box

5.A Rock Star Bucks a Coffee Shop

6.Workin' Man

7.Rules of Change

8.Monsanto Years

9.If I Don't Know

 

バックはウィリー・ネルソンの息子兄弟のバンド「Promise of the Real」が務めます。

遺伝子組み換え事業の最大手、モンサントに対する猛抗議アルバムです。その他にスターバックスやその他の企業にまで及びます。相変わらずの反骨精神。頭が下がります。サウンドはこれまた1970年代を思わせます。どちらかというと「Harvest」に近いでしょうか。

 

Neil Young and Bluenote Cafe2015年

 

Disk 1

01.Welcome to the Big Room

02.Don't Take Your Love Away From Me

03.This Note's for You

04.Ten Men Workin

05.Life in the City

06.Hello Lonely Woman

07.Soul of a Woman

08.Married Man

09.Bad News Comes to Town

10.Ain't It the Truth

11.One Thing

12.Twilight

 

Disk 2

01.I'm Goin

02.Ordinary People

03.Crime in the City

04.Crime of the Heart

05.Welcome Rap

06.Doghouse

07.Fool for Your Love

08.Encore Rap

09.On the Way Home

10.Sunny Inside

11.Tonight's the Night

 

 これは1988年にリリースされたアルバム『This Note's for You』の前後に録音されたライブ音源で、アーカイヴシリーズの一環として発売されたものです。

バックはその時のレコーディングメンバー「ブルーノーツ」が中心になっています。『This Note's for You』がジャズ寄りのニールにとっては極めて珍しいアルバムだっただけに、このライブもそれに近いものだろうとは思っておりましたが、Disk 1は予想通りジャズとブルースでカッコよく決まっています。Disk 2は今まで通りのロックライブです。これもまたいい。「Tonight 's The Night」はなんと20分近いロングバージョン。バッファロー時代の09も嬉しいです。とにかく元気です。


Neil Young - Don't Take Your Love Away From Me

 

『Earth』2016年

 

Disk 1

1.Mother Earth

2.Seed Justice

3.My Country Home

4.The Monsanto Years

5.Western Hero

6.Vampire Blues

7.Hippie Dream

8.After the Gold Rush

9.Human Highway

 

Disk 2

1.Big Box

2.People Want to Hear About Love

3.Wolf Moon

4.Love and Only Love

 

2枚組ライブアルバムです。『The Monsanto Years』リリース後のライブということで、バックも「Promise of the Real」です。録音日時などは不明です。さらにライブですが観客の拍手などはあまり聞こえません。その代わりに自然の動物の鳴き声や、虫の音、川のせせらぎ、風の音などがオーバーダビングされています。このアルバムは「環境破壊」に対する抗議アルバムになっているようです。『The Monsanto Years』からも4曲選曲されています。1990年の『Ragged Glory』からも3曲選曲されています。特にDisk 2の4は28分のロングバージョンになっています。これは圧巻です。


Neil Young + Promise of the Real - Big Box (Live at Farm Aid 30)

 

以上、4枚のアルバム(CD7枚、DVD1枚(未視聴))をぶっ通しで聴きました。

私にとって、ニール・ヤングとは四十数年の付合いですがやっぱり凄い、今回改めて見直しました。1960年代後半の勢いは寂れるどころか益々元気になっているようです。この元気を見習わなければいけませんね。それと体制に屈しない反骨精神、これがまた凄い。現在72歳。とにかくいつまでも歌っていてほしいです。

今年も既にアルバムが3枚出ています。追いつきません。あー。

この4枚、まだまだ聴き倒します。

lynyrdburitto.hatenablog.com

 

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それでは今日はこの辺で。