『エイミー・マン(Aimee Mann)』を初めて知ったのは、彼女がソロになっての最初のアルバム『Whatever』を何気なく買って聴いた時です。
何とも心地よい気分に浸れた憶えがありました。このアルバムが発売されたのが1993年ですから、おそらく1995年頃かもっと後だったかもしれません。
その時はそれで終わりましたが、1999年に映画『マグノリア』のサウンドトラックにエイミー・マンが関わってると何かで知り、早速購入しました。
映画『マグノリア』はポール・トーマス・アンダーソン監督の作品で3時間にも及ぶ大作でしたが、残念ながら映画は見逃しました。この監督がエイミー・マンの歌にぞっこんほれ込んで、彼女の歌にインスパイア―されてこの作品を制作したと書いてありました。映画そのものはベルリン映画祭の金熊賞、アカデミー賞では3部門でノミネートと輝かしい成果を納めました。エイミーもアカデミー賞の歌曲賞にノミネートされました。
01.One
02.Momentum
03.Build That Wall
04.Deathly
05.Driving Sideways
06.You Do
07.Nothing Is Good Enough
08.Wise Up
09.Save Me
10.Goodbye Stranger【Supertramp】
11.Logical Song【Supertramp】
12.Magnolia【Jon Brion】
01~09はエイミー・マン、10,11はスーパートランプ、12はジョン・ブライオンです。
スーパートランプはご存じイギリスのプログレバンド。
ジョン・ブライオンはエイミーがソロ以前に所属していたバンド、ティル・テューズデイ(Till Tuesday)のギタリストでエイミーのソロアルバムもプロデュースしている、エイミーとは切っても切り離せない人物です。ジョン・ブライオンはまたフィオナ・アップルのプロデュースもしており、そのフィオナ・アップルがポール・トーマス・アンダーソン監督の恋人ということで、なにやら複雑な関係でこの映画が出来上がっているようです。
またこのアルバムにはエイミーの夫、マイケル・ペン(Michael Penn)も参加しています。
マイケル・ペンとエイミーが夫婦だということは後から知ったのですが、このマイケル・ペンが実にいいシンガー・ソングライターなのです。この人のことも機会があったら書いてみようと思います。
ということで。話が逸れましたが、このアルバムの1曲目でハリー・ニルソンの「One」をカバーしています。これが嬉しくてたまりません。その後の楽曲もファーストアルバム以上の曲が揃っています。本当に癒されます。
エイミー・マンは1995年にセカンドアルバム『I'm With Stupid』をリリースした後、2000年にサードアルバム『Bachelor No. 2』をリリースします。
これはエイミーの最高傑作と言ってもいいかもしれません。この前にレコード会社とゴタゴタがあってこのアルバムの発表についてもいろいろ問題があったようです。ここに載せたアルバムはV2レコーズ版でオリジナルとは少し曲目が違っています。ここには『マグノリア』から大ヒット曲「Save Me」と未発表曲の「Backfire」、それとプロモーションビデオが入っています。
2002年には大ヒットアルバム『Lost in Space』をリリースします。
その後も活躍を続けています。彼女の歌声にはいつも癒されます。
夫のマイケル・ペンのアルバムも載せておきます。最初の3枚だけですが。聴きごたえありますよ。
曲を聴きながら癒され、眠るとしますか。
それでは今日はこの辺で。