久しぶりにヘヴィメタです。それもかなり昔のアルバムです。女性版ボン・ジョヴィといわれたヴィクセン(Vixen)です。ひょんなことから思い出しました。
ヴィクセンと言えば美人揃いの4人組です。音楽面よりもその容姿が話題にもなりました。
結成は古く1971年です。当時高校生だったジャン・クーネムンド(Jan Kuehnemund,g)によってミネソタ州セントポールで結成されました。しかし1975年には活動休止。その後1981年に活動再開、1983年にはジャネット・ガードナー(Janet Gardner,vo,g)が参加しますがメンバーが定まらず、1987年にシェア・ペダーセン(Share Pedersen,b)、ロキシー・ペトルッチ(Roxy Petrucci,ds)が加わってデビューすることになりました。
デビューアルバムは1988年の『Vixen』でした。
このアルバムから「Edge of a Broken Heart」を含むシングル3曲がヒットし一躍人気バンドに躍り出ました。
そして1990年にセカンドアルバム『Rev It Up』がリリースされました。
01.Rev It Up
02.How Much Love
03.Love Is a Killer
04.Not a Minute Too Soon
05.Streets in Paradise
06.Hard 16
07.Bad Reputation
08.Fallen Hero
09.Only a Heartbeat Away
10.It Wouldn't Be Love
11.Wrecking Ball
日本盤ボーナストラック
12.Edge of a Broken Heart (live)
13.Cruisin'(live)
プロデュースはランディ・ニクラウス(Randy Nicklaus)です。
01はいきなりパワフルなロックンロールで始まります。この曲の曲作りにはロン・キールが参加しています。
02はメロディアスな曲。ジャネットのハスキーな声がいいです。ビルボード・シングルで44位。
03はピアノソロで始まるバラードです。これは名曲。ビルボード・シングルで71位。
04は女性版ボン・ジョヴィを思わせる曲。まさにロックです。
05はスピード感あふれる曲。
06はドラマティックな曲です。
07は気持ちの良いロックナンバー。
08はちょっとマイナーなナンバー。このあたりもボン・ジョヴィらしいです。
09はミドルテンポのロックナンバー。
10はカバー曲です。メロディアスなバラード風ナンバー。
11はアップテンポのロックンロールナンバー。
ボナーストラックはヒット曲「Edge of a Broken Heart」と「Cruisin'」のライヴバージョンです。
この後、ヴィクセンは活動を停止します。再開するのは1997年でした。その後もメンバーチェンジが頻繁にあり、活動停止と再開を繰り返しながら現在に至っています。アルバムは1998年と2006年にリリースしています。2013年には中心メンバーのジャンが癌で亡くなっています。
当時は女性ヴォーカルというのはたくさんいましたが、女性だけのバンドはまだまだ珍しかったのです。そんな時代のヴィクセンのセカンドアルバム、ファーストからさらに進化したアルバムでした。惜しむらくはこの後が続きませんでした。それでも彼女たちはカッコよかった。
Vixen - Edge Of A Broken Heart
Vixen - Love is a Killer (Video)
それでは今日はこの辺で。