今日の「懐かしのヘヴィメタ・シリーズ(懐メタ)」は先日のレーサーXの続きで、ポール・ギルバート(Paul Gilbert)です。
レーサーX退団後、1988年にミスター・ビッグを結成します。ミスター・ビッグでは『Mr. Big』から『Hey Man』までの4枚のスタジオアルバムをリリースしました。
1997年にミスター・ビッグが活動を停止すると、メンバーはそれぞれソロ活動に入り、ポールもソロ活動に入りました。
そして、1997年に『King Of Clubs』を発表します。
実質上のファーストアルバムでした。てっきりGuitar Virtuosoアルバムだと思いましたが、思いのほかポップで驚きました。ビートルズやトッド・ラングレンに憧れたというのも分かる気がします。プロデュースでレーサーXで一緒だったブルース・ブイエ(Bruce Bouillet)が参加しています。ポールのヴォーカルは個人的には好きです。
そして、翌年に『Flying Dog』がリリースされました。
01.Get It
02.Girl Crazy
03.Be My Wife
04.Mr.Skin
05.Beautiful Girls Are Insane
06.Midnight Maryanne
07.Heavy Disco Trip
08.Kate Is a Star
09.Down to Mexico
10.Tell the Truth
11.Wrong Man
11.Gilberto Concerto
今度はギターでブルース・ブイエとトニー・スピナー(Tony Spinner,g)が参加しています。 他にマイク・ズーター(Mike Szuter,b)、ジョニー・フェデヴィッチ(Johnny Fedevich,ds)というラインナップです。
プロデュースはポール・ギルバートです。
04はスピリット(Spirit)のカバーです。12はバッハです。
1曲目からまさにビートルズを聴いているようです。ブルース・ブイエが加わったせいか、前作以上にギターを前面に押し出した曲が目立ちます。ポップでありながらギターも聴かせるという、前作で不満を持った人たちへの返答のようです。トリプルギターも聴きものです。バッハの曲ではギターテクが堪能できます。
ミスター・ビッグが1999年に再稼働しますがポールは参加しませんでした。ミスター・ビッグには代わりにリッチー・コッツェンが加わりました。
一方、レーサーXの再結成が実現しアルバムもリリースします。この辺はレーサーXの記事で書きました。
その間もソロ活動は続けます。ライブアルバムを挟んで、2000年には『Alligator Farm』をリリースします。
今度はレーサーXからジェフ・マーティン(
2009年にはミスター・ビッグの再結成に参加します。
ソロアルバムは数多くリリースされています。その他にもポールのギターは様々なところで聴くことが出来ます。特に日本では根強い人気を誇っています。まだ52才。脂が乗り切っています。
Paul Gilbert - Beautiful Girls Are Insane
Paul Gilbert - Gilberto Concerto
それでは今日はこの辺で。