Flying Skynyrdのブログ

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この人の、この1枚『フリートウッド・マック(Fleetwood Mac)/キルン・ハウス(Kiln House)』

今日の「この人の、この1枚」は引き続きフリートウッド・マック(Fleetwood Mac)です。彼らの1970年の4枚目となるスタジオ・アルバム『キルン・ハウス(Kiln House)』です。

 

4枚目と書きましたが、実はこの前年の1月にバンドはアメリカのシカゴに渡り、シカゴのチェス・レコードでシカゴのブルースマンとセッションを行いました。その様子が『Blues Jam in Chicago』として、その年の12月に発売されています。オーティス・スパン、ウィリー・ディクソン、ウォルター・ホートン、バディ・ガイなどとの競演でした。

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そして1970年の5月にピーター・グリーンが去った後、9月にリリースされたのが『キルン・ハウス(Kiln House)』です。

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Side A

1.This Is the Roc

2.Station Man

3.Blood on the Floor

4.Hi Ho Silver

5.Jewel-Eyed Judy

 

Side B

1.Buddy's Song

2.Earl Gray

3.One Together

4.Tell Me All the Things You Do

5.Mission Bell

 

ジェレミー・スペンサー(Jeremy Spencer ,vo, slide g, p)

ダニー・カーワン(Danny Kirwan ,vo, g)

ジョン・マクヴィー(John McVie ,b)

ミック・フリートウッド(Mick Fleetwood ,ds)  

 

アディショナル・ミュージシャン

クリスティン・マクヴィーChristine McVie ,backing vocals, p)

 

プロデュースはFleetwood Macです。

 

A1、A3、B3がジェレミー・スペンサー

B2、B4がダニー・カーワン

A2がダニー、ジェレミージョン・マクヴィーの共作。

A5がダニー、ミック・フリートウッド、ジョン・マクヴィーの共作。

A4がビッグ・ジョー・ターナー

B1がバディ・ホリー

B5がウィリアム・マイケルとジェシー・ホッジスの曲。

 

いきなり「これがロックだ」とばかりにロックンロールです。完全にロック・バンドに変身したフリートウッド・マックのリ・スタート・アルバムです。

 

ジェレミーとダニーの力が拮抗していい緊張感があります。ジェレミーのロックンロール、ダニーのポップなロックにブルース風味をまぶしたような曲。

 

このアルバムは初めて全米で100位以内のチャートインを果たしました。69位でした。

 

この後、あろうことかジェレミー・スペンサーもドラックに溺れバンドを脱退します。

新メンバーを加えての再出発になりました。そのあたりは次回にということで。

 


This Is The Rock


Station Man


Jewel Eyed Judy (2018 Remaster)


Buddy's Song

 

それでは今日はこの辺で。