今日の「この人の、この1枚」は前回に引き続きジョン・メイオール & ブルースブレイカーズ(John Mayall & The Bluesbreakers)の3作目の『Hard Road』です。
エリック・クラプトンがリード・ギターを務めた前作の後、メンバーがめまぐるしく変わりました。この間、ピーター・グリーン(Peter Green)が出たり入ったり、ジャック・ブルース(Jack Bruce)が入ったり、ミックフリートウッド(Mick Fleetwood)が入ったりしていましたが、結局
ジョン・メイオール(John Mayall,vo, g, harmonica, p, org)
ピーター・グリーン(Peter Green ,g, vo)
ジョン・マクヴィー(John McVie,b)
エインズレー・ダンバー(Aynsley Dunbar ,ds)
になりました。
以上のメンバーでレコーディングが行われ、1967年にアルバム『Hard Road』がリリースされました。
Side A
1.A Hard Road
2."It's Over
3.You Don't Love Me
4.The Stumble
5.Another Kinda Lov
6.Hit the Highway
7.Leaping Christine
Side B
1.Dust My Blues
2.There's Always Work
3.The Same Way
4.The Supernatural
5.Top of the Hill
6.Someday After a While (You'll Be Sorry)
7.Living Alone
プロデュースはマイク・ヴァーノン(Mike Vernon)です。
A3がウィリー・コブス。
A4とB6がフレディ・キングとソニー・トンプソン。
B1がエルモア・ジェイムス。
B3とB4がピーター・グリーン。
その他はジョン・メイオールのオリジナルです。
ピーター・グリーンはA3とB3でヴォーカルを執っています。
ピーター・グリーンはネーム・バリューではクラプトンに負けていましたが、技量は全然負けていません。このアルバムは彼のために作られたようなものだと思います。ブルースブレイカーズというと前作の評価が目立ちますが、このアルバムも決して引けを取りません。
しかし、ピーター・グリーンもあっという間にバンドを去り、この後ミック・フリートウッド、ジョン・マクヴィーと共にフリートウッド・マック(Fleetwood Mac)を結成します。
バンドは新たなギタリストを迎えます。
それは次回に。
John Mayall & The Bluesbreakers - A hard road
John Mayall & the Bluesbreakers - The Supernatural
それでは今日はこの辺で。