今日の「聴き比べ」は赤い鳥の『翼をください』です。
1971年のフォーク・グループ、「赤い鳥」のヒット曲です。
「赤い鳥」は5人組で、「竹田の子守歌」で知られていました。その頃隆盛を極めていた、いわゆる関西フォークとは違って、美しいハーモニーとフォークロック的なサウンドを持ったグループでした。
この『翼をください』を初めて聴いた時は、泥臭い関西フォークとはまた違った衝撃がありました。作詞と作曲は山上路夫と村井邦彦で、いわゆる歌謡曲のコンビでしたが、それまでのフォークとはちがって垢ぬけた感じがして、新たな時代を予感させました。
「赤い鳥」は1974年に解散し、メンバーはそれぞれ「紙ふうせん」と「ハイ・ファイ・セット」として活動を続けました。
作詞:山上路夫
作曲:村井邦彦
いま私の 願いごとが
かなうならば 翼がほしい
この背中に 鳥のように
白い翼 つけてください
この大空に 翼をひろげ
飛んで行きたいよ
悲しみのない 自由な空へ
翼はためかせ 行きたい
いま富とか 名誉ならば
いらないけれど 翼がほしい
子供の時 夢見たこと
今も同じ 夢に見ている
この大空に 翼をひろげ
飛んで行きたいよ
悲しみのない 自由な空へ
翼はためかせ 行きたい
赤い鳥のシングル・バージョンでは何故か2番の出だしの歌詞がカットされています。
ライヴ・バージョン。全歌詞歌っています。山本潤子さんが若くて美しい。
赤い鳥のアコースティック・バージョン
翼をください 赤い鳥 アコースティック、ウッドベースバージョン
そういえばこの曲はサッカーのワールド・カップの応援歌にもなりましたね。音楽の教科書にも載ったようです。
それでは今日はこの辺で。