今日の「聴き比べ」は三橋美智也さんの『古城』です。
三橋美智也さんの最大のヒット曲です。300万枚が売れたとか。1959年の発売ですから、リアルタイムでは知るわけもありませんが、末永く歌い続けられた曲で私でも知っています。特に母がよく歌っていました。
この古城のモデルはどこの城かと気になりますが、作詞家の高橋掬太郎によると、特別モデルとなった城は無いそうです。それにしてはまるで本物の城が目の前にあるような、そんな想像を掻き立てます。
古城
作詞:髙橋掬太郎
作曲:細川 潤一
松風騒ぐ 丘の上
古城よ独り 何偲ぶ
栄華の夢を 胸に追い
ああ 仰げば佗し 天守閣
崩れしままの 石垣に
哀れを誘う 病葉(わくらば)や
矢弾(やだま)のあとの ここかしこ
ああ 往古(むかし)を語る 大手門
甍(いらか)は青く 苔むして
古城よ独り 何偲ぶ
たたずみおれば 身にしみて
ああ 空行く雁の 声悲し
これほどのヒット曲ですから、多くの人に歌われました。
まずは弟子の細川たかし。
島津亜矢。うまい!
生前の本人歌唱。やっぱりこれです。
それでは今日はこの辺で。