Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

映画『銀河鉄道の父』を観る

先日のキネ旬シアターは銀河鉄道の父』でした。


原作:門井慶喜銀河鉄道の父』

監督:成島出

出演:役所広司菅田将暉、森七菜

主題歌:いきものがかり『STAR』

製作:2023年  日本

 

宮沢賢治を支え続けた父政次郎と家族の愛を描いたドラマ。原作は2018年の直木賞受賞作『銀河鉄道の父』です。

 

明治29年8月、岩手県花巻市で質屋を営む裕福な宮沢政次郎に長男が誕生します。宮沢賢治です。政次郎の溺愛ぶりは異常なほどでした。賢治は質屋の跡取りとして大事に育てられますが、家業を継ぐことを断固拒否します。彼は農業や人造宝石に夢中になっています。さらに祖父が亡くなると浄土真宗はおかしいと日蓮宗に身を捧げると言って東京へ家出してしまいます。

そんな中、賢治の一番の理解者である妹のトシが結核になります。賢治はトシを励ますために物語を書き読み聞かせます。しかし、願いは叶わず、トシは亡くなります。「トシがいなければ何も書けない」と嘆く賢治を父の政次郎は「私が宮沢賢治の一番の読者になる」と励まします。賢治は父の励ましで立ち直り、執筆と農業を再開し、生き生きと暮らすようになりました。しかし、そんな矢先、賢治に思わぬ運命が降りかかるのでした・・・。

 

私自身、宮沢賢治の特別なファンでもないので、彼の人生については知らないことの方が多かったです。『風の又三郎』などの詩集は大昔に読みました。

改めてウィキペディア宮沢賢治を調べると、なるほど映画のストーリーもほぼ忠実に再現しているように思います。勿論2時間ちょっとで全てを描けるはずもなく、父親政次郎の賢治に対する深い愛情と溺愛ぶりを中心に描いています。

 

当然感涙もの、なのでしょうが、なぜか涙腺が弱っている私なのに涙が出ませんでした。なぜなのでしょうか。この異常な溺愛ぶりと賢治の荒唐無稽ぶりに閉口したせいでしょうか。

 

 

 

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それでは今日はこの辺で。