Flying Skynyrdのブログ

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映画『リアル・ペイン~心の旅~』を観る

先日のキネ旬シアターは『リアル・ペイン~心の旅~』でした。

 

監督・脚本:ジェシー・アイゼンバーグ

出演:ジェシー・アイゼンバーグキーラン・カルキン

製作:2024年  アメリカが州国・ポーランド 2025年  日本公開

 

正反対な性格を持つニューヨークのユダヤ人の従兄弟が再会し、最愛の祖母の遺言で彼女の故郷であるポーランドへのツアー旅行へ参加。騒動を起こしながらもツアー参加者と交流を深めていきながら、リアル・ペイン(本当の痛み)に向き合う力を得ていく、というお話です。


従兄弟同士のベンジーとデヴィッド。ベンジーは独身、常に本音でものを言う人間で、回りの人から親しみも受けますが逆に困らせてしまう場面も。一方、デヴィッドは妻と子供を愛するごくオーソドックスな人間です。二人は幼い頃から兄弟のように仲良く育ってきました。


ところが、ベンジーは半年前に自殺未遂をしており、デヴィッドも脅迫性障害で薬を飲んでいるのです。二人とも心の痛みを抱えていたのです。祖母は強制収容所の生き残りでした。二人とも幼い頃にたくさん可愛がってもらったのです。


その祖母が捕らえられていた収容所を訪ねるのがツアーの最大の目的でした。収容所跡を訪ねた二人はその後祖母が暮らしたアパートを訪ね、帰路に着きます。


特別な出来事もなく淡々と90分が過ぎます。ラストではベンジーが映し出されたオープニングの空港の場面と同じ構図で空港のベンチに座るベンジーが映し出されます。果たしてベンジーの表情に変化はあったのでしょうか?

 

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それでは今日はこの辺で。