Flying Skynyrdのブログ

映画や音楽、本についての雑文

レイ・デイヴィス(Ray Davies)と仲間たち

以前、ザ・キンクスの記事でレイ・デイヴィスのソロアルバムをタイトルだけ紹介しましたが、今日はその中から『See My Friends』というアルバムを紹介したいと思います。

lynyrdburitto.hatenablog.com

 

 

  1. Better Things - Ray Davies & Bruce Springsteen
  2. Celluloid Heroes - Ray Davies, Jon Bon Jovi & Richie Sambora
  3. Days/This Time Tomorrow - Ray Davies & Mumford & Sons
  4. Long Way From Home - Ray Davies, Lucinda Williams & The 88
  5. You Really Got Me - Ray Davies & Metallica
  6. Lola Ray - Davies & Paloma Faith
  7. Waterloo Sunset - Ray Davies & Jackson Browne
  8. 'Till The End of The Day - Ray Davies, Alex Chilton & The 88
  9. Dead End Street - Ray Davies & Amy Macdonald
  10. See My Friends Ray Davies & Spoon
  11. This Is Where I Belong - Ray Davies & Black Francis
  12. David Watts - Ray Davies & The 88
  13. Tired Of Waiting - Ray Davies & Gary Lightbody
  14. All Day And All Of The Night/Destroyer - Ray Davies & Billy Corgan
  15. Victoria - Ray Davies & Mando Diao

 

これは2010年発表のレイ・デイヴィスのセルフカヴァー集ですが、ただのセルフカヴァーではありません。楽曲ごとにゲストを迎え競演という形をとっています。

 

そのゲスト陣に凄いメンバーを集めました。

01がブルース・スプリングスティーン。曲はアルバム『Give the People What They Want』から。意外な組み合わせですが、大掛かりなアレンジがいいですね。

 

02はジョン・ボンジョヴィとリッチー・サンボラのコラボです。曲はアルバム『Everybody's in Show-Biz 』から。これは選曲勝ちです。ボン・ジョヴィはやっぱりいいね。

 

03はイギリスのフォークロックバンド、マムフォード&サンズとの競演。曲はアルバム『The Village Green Preservation Society』と『Lola Versus Powerman and the Moneygoround, Part One 』からのメドレー。オルタナ・フォークに仕上がっています。

 

04はルシンダ・ウィリアムスとの競演。えっ、なんで!と言いたくなってしまいます。曲は『Lola Versus Powerman and the Moneygoround, Part One 』から。フォーク、カントリー系の今や大御所になったルシンダがレイと競演。長生きはするもんです。私もルシンダは好きでアルバムも何枚か持っています。嬉しい競演です。

 

05は言わずと知れたキンクスの大ヒット曲。一昔前ヴァン・ヘイレンがヒットさせましたが、今回はなんとメタリカです。この幅広いお付き合い、凄すぎますね。

 

06はパロマ・フェイスとの競演。曲はアルバム『Lola Versus Powerman and the Moneygoround, Part One 』から。すみません、この人のことは良くわかりません。イギリスのシンガーらしいです。かわいい歌い方です。

 

07はジャクソン・ブラウンとの競演。曲はアルバム『Something Else by the Kinks』から。ジャクソン・ブラウンとレイ・デイヴィス、しっとり歌い上げています。

 

08は今は亡き、アレックス・チルトンとの競演。このアルバムのハイライトでしょう。曲はアルバム『Kink Kontroversy』から。曲、演奏共に最高です。惜しい人を亡くしました。

 

09はエイミー・マクドナルドとの競演。曲はアルバム『Face to Face』から。エイミーはイギリスで人気のシンガー・ソング・ライター。ちょっとハスキーなヴォーカルが魅力。

 

10はアメリカのインディー・ロック・バンド、スプーンです。タイトルにもなっている曲。シングル発売曲。

 

11はブラック・フランシスとの競演。ブラック・フランシスはアメリカのオルタナバンド、ピクシーズのメンバーだった人。

 

12はThe 88というアメリカのオルタナバンドとの競演。といってもこのバンドはこのアルバムでも数曲バックを務めています。曲は『Something Else by the Kinks』から。元気があります。

 

13はギャリー・ライトボディとの競演。ご存じスノウ・パトロールのヴォーカル、ギタリストです。アルバム『Kinda Kinks』から。

 

14はビリー・コーガンとの競演。これもご存じスマッシング・パンプキンズのヴォーカル、ギタリストです。曲は1964年のシングルヒットとアルバム『Give the People What They Want』からのメドレー。

 

15はEUでのボーナストラック。スウェーデンガレージバンドマンドゥ・ディアオとの競演。オリジナルに忠実に再現。このバンドはビートルズをはじめこの時代のバンドにシンパシーを感じているらしい。曲は『Arthur』から。

 

こうして見ると、レイ・デイヴィスの交友範囲というか、レイ・デイヴィスに対するリスペクトがいかに幅広い範囲に行き渡っているかが分かります。

スプリングスティーンなどの正統派ロックからシンガー・ソング・ライター、フォーク、オルタナ、ヘヴィメタ、ガレージまで驚くばかりです。

 

セルフカバー集は他にも出ていますが、このアルバムは多彩な共演者がいると言うだけで貴重です。それでもレイのヴォーカルパートが来ると嬉しくなってしまいます。

 


Ray Davies - 02 Celluloid Heroes (With Jon Bon Jovi & Richie Sambora) - See My Friends Album


Ray Davies - 05 You Really Got Me (with Metallica) - See My Friends Album


Ray Davies - 08 'Til The End Of The Day (with Alex Chilton) See My Friends Album


Ray Davies - 07 Waterloo Sunset (with Jackson Browne) See My Friends Album

https://www.youtube.com/watch?v=Hz9DoZp081o


Ray Davies - 09 Dead End Street (with Amy McDonald) - See My Friends Album

 

全曲載せたいほどですが、そうもいきませんので。

 

それでは今日はこの辺で。

ケブ・モ(Keb' Mo' ) 8th 入手

先日紹介したケブ・モ(Keb' Mo' )の通算8作目を入手しました。

lynyrdburitto.hatenablog.com

 

アルバム『Suitcase』です。

01. Suitcase

02. Hero

03. Remain Silent

04. The Itch

05. Whole Nutha Thang

06. Rita

07. I See Love

08. Still There For Me

09. Life Is Beautiful

10. Eileen

11. Your Love

12. Making Do

13. Ill Be Your Water

 

パーソナルは

Keb' Mo'- Electric Guitar, National Steel Guitar, Pogreba Resonator Guitar, Rhythm Guitar, Steel Dobro, Acoustic Guitar, Banjo.

Fran Banish- Electric Guitar, Volume Swells Guitar, Acoustic Guitar

Michael Finnigan- Hammond B3

Reggie McBride- Bass, Upright Bass

Sergio Gonzalez- Drums

Kat Dyson- Leslie Guitar

Jeff Paris- Wurlitzer Electric Piano, Mandolin

Jon Cleary- Piano, Hammond B3, Wurlitzer Electric Piano

Steve Ferrone- Drums

Paulinho Da Costa- Percussion

Sir Harry Bowens- Vocals

Sweetpea Atkinson- Vocals

Vince Bonham- Vocals

Vida Simon- Vocals

Greg Leisz- Pedal Steel Guitar

Darrell Leonard- Trumpet, Trombone

Joe Sublett- Tenor Saxophone

Terry Wollman- Electric Baritone Guitar

James Ingram- Vocals

Paul Oscher- Harp

Greg Tardy- Clarinet

John Porter- Mandolin Solo on "Life Is Beautiful"

プロデュースは

Keb' Mo' & John Porter

 

デルタブルースの末裔と呼ばれているケブ・モ、このアルバムも安心して聴けます。共作を含め全曲ケブ・モのオリジナルです。

ゆったりとした気分で聴けるブルースです。とがったところが全くなく、フォークブルースをエレクトリックにしたような感じでしょうか。

昨年はタジ・マハールとの競演盤を出したりして張り切っています。

 


Keb Mo - The Itch


Your Love by Keb´ Mo´ from the album Suitcase


Keb' Mo' - I See Love


Keb' Mo' - I'm a hero

 

それでは今日はこの辺で。

メリッサ・エスリッジ(Melissa Etheridge) 5th入手

女性ロックシンガー・ギタリストのメリッサ・エスリッジ(Melissa Etheridge)の通算5枚目のアルバムを格安でゲットしました。Your Little Secret』です。

彼女のアルバムを購入するのはこれで4枚目になります。

lynyrdburitto.hatenablog.com

 

 

01.Your Little Secret

02.I Really Like You

03.Nowhere to Go

04.An Unusual Kiss

05.I Want to Come Over

06.All the Way to Heaven

07.I Could Have Been You

08.Shriner's Park

09.Change

10.This War Is Over

 

パーソナルは

メリッサ・エスリッジ(Melissa Etheridge,g,vo,key)

ジョン・シャンクス(John Shanks,g,key)

マーク・ブラウン(Mark Browne,b)

ケニー・アロノフ(Kenny Aronoff,ds)

 

前作まで参加していたワディ・ワクテル(Waddy Wachtel)はいません。

このアルバムはビルボードの6位まで上り詰めました。彼女はこれまでに2度のグラミー賞に輝くなどアメリカを代表するシンガーになっていますが、その人生は波乱万丈だったようです。

1993年にはレズビアンであることをカミングアウトし、『Yes,I Am』というアルバムを発表しました。これが彼女の最大のヒットアルバムになりました。なんと600万枚の売上でした。

1997年と98年には体外受精で2人の子供をもうけました。父親はなんとデヴィッド・クロスビーです。驚きですね。しかし相手とは2000年に別れます。その傷心を表したアルバムが2001年発表の『Skin』でした。

その後、2003年に再婚?しますが、翌年には乳がんが見つかります。これを克服し、翌年には復帰します。2006年には相手が双子を出産。と、まさに波乱に満ちた人生です。現在56歳。まだまだ頑張っています。

 

このアルバムは相変わらずブルース・スプリングスティーンの影響は感じられますが、ブルース色は完全に失われました。完璧なロック、ポップスアルバムです。私にとってはちょっと物足りませんでした。

 


Melissa Etheridge - Your Little Secret


Melissa Etheridge - I Want To Come Over


Melissa Etheridge - Nowhere To Go

 

それでは今日はこの辺で。

映画『ウィスキーと2人の花嫁』を観る

今日のキネ旬シアターは『ウィスキーと2人の花嫁』でした。

f:id:lynyrdburitto:20180511120313p:plain

 

監督:ギリーズ・マッキノン

主演:グレゴール・フィッシャー、ナオミ・バトリック、エリー・ケンドリック

制作:イギリス 2016年公開

 

この映画は実話に基づいています。1947年に書かれたベストセラー小説「Whisky Galore」をもとに1949年に映画化され、それのリメイク版らしいです。その映画は日本未公開なので観ていません。

 

ときは第2次世界大戦中、ところはスコットランドのトディー島。

主人公は島の郵便局長のジョセフ・マクルーン。彼には2人の娘、ペギーとカトリーナがいます。2人には恋人がいて結婚したがっています。しかしジョセフも恋人たちの親も反対しています。

 

本土では、戦火が激しくなり、島へのウィスキーの配給が止まるという決定が出ました。ウィスキーをこよなく愛する島民たちの失望は激しく、中にはがっくりして死亡したり病気になったりするものまで出て、島全体が無気力状態に陥ってしまいました。

 

そんな時、輸出用の貨物船が島の近くの小島に座礁し、その貨物船にウィスキーが5万ケースも積んであるとの情報がもたらされました。

島民は俄かに色めき立ち、すぐにでもその貨物船に小舟で乗り込もうとしますが、あいにく安息の日曜日でした。日曜日には何もしてはいけないという厳しい戒律がありました。島民たちは何もできずにイライラ1日を過ごすしかありませんでした。

しかしただ一人、民兵隊の大尉ワゲットだけは軍に忠実で、取り締まりを強化しようと、島中を警戒して歩き回ります。そしてペギーの恋人オッド軍曹にも取り締まるよう命令します。ジョセフはオッドに対し娘と結婚したいならウィスキーなしの結婚式などありえないからな、と脅します。

1日我慢して島民たちは早速乗り込みました。オッド軍曹は見て見ぬふりを決め込みました。船に乗り込むと可能な限りウィスキーケースを持ち出し、島に持ち込みました。そして生き返ったように飲んで騒いで大騒ぎでした。

画像5: © WhiskyGaloreMovieLimited2016

ウィスキーの隠し場所がなかなか見つからず焦るワゲットは遂には関税消費税庁に密告します。その情報をつかんだジョセフと娘たちは、それを島民に知らせ、みんなでウィスキー隠しを画策します。ジョセフの郵便局は電話交換所も兼ねているので電話の盗み聞きが出来るのです。

島民たちの見事な連係プレーでウィスキーは見つからず、関税署員たちは帰っていきました。

 

そして2人の娘たちの結婚が決まり、ウィスキーを飲みながらの踊って歌っての結婚式が始まりました。

最後まで反対していたカトリーナの恋人の母親も最後は息子の剣幕に負け、ウィスキーを飲んで参加しました。

ジョセフは一遍に2人の娘を嫁に出す寂しさが募りますが、ウィスキーと仲間がいればと思い、踊り出すのでした。

「ウイスキーと2人の花嫁」

この映画、戦争中とは思えないくらいのんびりした島の生活が描かれています。島の民兵たちもまるで切迫感も悲壮感もありません。ただひたすらウィスキーが飲みたい、それだけです。ウィスキーが飲めるとなったら病気まで治ってしまいます。ほんとかいな、と思ってしまいます。

そしてウィスキーを守るための、島民たちの団結力の強さはお見事でした。映画『大脱走』のシーンを思い出しました。

 

さすがスコットランド、ウィスキーの国。「ウィスキーは命の水」と呼ばれているようですが、それでもここまで凄いとは、感服しました。戦争よりウィスキーだ、というのが傑作です。

それとスコットランドのダンスミュージックはやっぱりいいですね。

 

なにやらウィスキーが飲みたくなりました。今晩はウィスキーにしようっと。


映画『ウイスキーと2人の花嫁』予告編

 

それでは今日はこの辺で。

ヘイリー・ロレン(Halie Loren)に酔う

ノラ・ジョーンズを聴いていたら、何故か訳もなくヘイリー・ロレン(Halie  Loren)が聴きたくなって、何か安くて掘り出し物がないかと探していたら見つけました。ジャケットも最高です。

彼女のアルバムはこれまでに2枚ほど持っているのですが、新しいものが欲しくなってしまったので買ってしまいました。2012年発表の6枚目のアルバムです。

『Heart First』

 

01.A Woman's Way

02.C Est Si Bon

03.Waiting In Vain

04.Sway

05.Heart First

06.My One and Only Love

07.Feelin Good

08.All of Me

09,Tender To the Touch

10.Taking a Chance On Love

11.Lotta Love

12.In Time

13.Smile

14.Crazy Love

 

クレジットは

ヘイリー・ローレン(vo,p)

マット・トレダー(p)

マーク・シュナイダー(b)

ブライアン・ウェスト(ds)

ウィリアム・セイジ・マーシュ(g)

その他

 

ヘイリー・ロレンはこれまでもザ・キンクスプロコル・ハルムのヒット曲やジョニ・ミッチェルスティーヴィー・ワンダーピート・シーガーなどの曲を取り上げ、ロックの名曲をジャズ風にアレンジして紹介していました。

このアルバムでも11はニール・ヤング、14はヴァン・モリソン、03はボブ・マーリーです。13はチャップリン。その他オリジナルが4曲とおなじみのジャズナンバーという構成です。ただし、私が購入したのは輸入盤ですが、日本盤とは何曲か違っています。日本盤には「Fly Me To The Moon」などが入っています。この曲がi Tune で1位を獲得したそうです。日本盤を買う頭が無かったので残念です。

彼女の魅力は何といってもアンニュイな雰囲気のヴォーカルでしょう。女性のジャズヴォーカルに必要な条件だと勝手に思っていますので、彼女は十分に合格点です。

 

ヘイリーは1984年生まれの33歳。アメリカはアラスカの生まれです。幼少のころからジャズ・ヴォーカルを聴き、11歳の頃にはダイアナ・クラールに強い影響を受けたと言います。どうりでダイアナ・クラールの雰囲気によく似ていると思いました。

13歳の頃にオレゴンに移り、ポップ・ミュージックを聴くようになり、ポップスをジャズに取り入れるという独自のスタイルを身に着け、2006年には21歳でファーストアルバム『Full Circle』を発表します。

Full Circle

Full Circle

Amazon

 

ここではジョニ・ミッチェルの「River」以外はすべてオリジナルです。

 

2008年にはセカンドアルバム『They Oughta Write a Song』をリリースします。

They Oughta Write a Song

They Oughta Write a Song

  • アーティスト:Loren,Halie
  • ユニバーサル ミュージック
Amazon

 

この中ではプロコル・ハルムの「青い影」をカバーしています。このアルバムが2009年の「Just Plain Folks Music Awards」においてベスト・ジャズ・ヴォーカル・アルバムに選ばれました。

 

2010年にはライブアルバム『Stages』をリリースします。

Stages

Stages

  • アーティスト:Halie Loren
  • ユニバーサル ミュージック
Amazon

 

ここではザ・キンクスの「サニー・アフタヌーン」やピート・シーガーの「My Rainbow Race」、スタンダードではガーシュインの「Summertime」を取り上げています。

日本では前作とこのライブから4曲を追加してアルバム『青い影』として発売しています。

 

 

同年『After Dark』をリリース、2011年には『Many Times, Many Ways: A Holiday Collection』をリリースして、2012年に今作の発表となります。

 

その後2枚ほどアルバムを出していますが未購入です。『Butterfly Blue』『Simply Love』です。何とか入手したいものですが、なかなか手が回りません。

 

ヘイリーの歌声は夜、ウィスキーでも飲みながら、ジャケットを眺めうっとりとして聴くのが最高かもしれません。

女性ジャズ・ヴォーカルには目が無い私ですが、ヘイリーはお気に入りの一人です。他にもたくさんいますので、その内紹介していきたいと思います。

 


Halie Loren - Sway - Live at Upstairs


Halie Loren - A Woman's Way - Live at Upstairs


Whiter Shade of Pale - Halie Loren Live @ Ginza International Jazz Festival


Fly Me to the Moon - Halie Loren at the Cotton Club Tokyo

 

 

それでは今日はこの辺で。

 

400記事達成 !!

「達成 イラスト」の画像検索結果 

このブログも早いもので今日の今記事で400記事になりました。途中から独立させた『闘病記』ブログの12記事と『競馬』ブログの21記事を合わせると433記事になります。

これも偏にこのブログをこ読んで下さっている読者の方々、読者登録下さった方々、スター、コメント、ブックマークを下さった皆様のお陰と心より感謝申し上げます。本当に有難うございます。

lynyrdburitto.hatenadiary.jp

lynyrdburitto.hatenadiary.com

 

もっともこの上の二つのブログは寂しいことにほとんど読まれていませんが。 

 

 

つい先日、300記事達成と1周年を書いたばかりだと思っていたら、あっという間に400になってしまいました。今年は正月三が日を休んだだけで、毎日け書き続けました。あっぱれです(笑)

lynyrdburitto.hatenablog.com

lynyrdburitto.hatenablog.com

こんなに続くとは夢にも思っていませんでした。途中で何度も止めようかと思いました。400も書いていると段々マンネリ化してくるのが自分でもわかります。何のためにこんなものを書いているんだろう、なんて気持ちにもなってきます。

それでもここまで書いて来れたのは一つには惰性。あとはまだまだ書き残しているものがたくさんあって、それをやらずに終わるのが気持ち悪いということです。それと忘れてならないのは読者の方々のコメントやスターです。これが随分と心の支えと励みになりました。ありがとうございました。

 

記事を書くにあたっては記憶力の低下で細かいことを思い出せないこともあって苦労します。集中力も大分低下しています。それでも記事を書いていて、忘れていたことが思い出されたりして嬉しくなることも多々あります。それがこの手のブログの良いところかもしれません。たとえば一人のアーティストを取り上げると、そこから色々な人間関係が思い出されて、あっ、次はこの人のことを書こう、などとなっていきます。ただ、広がりすぎて、どうやってまとめていいかわからなくなって、収集がつかず頭が混乱してしまうこともあって大変です。

 

他の人のブログには本当に面白いものがいっぱいあります。皆さん凄いです。どうしてこんなに話題が豊富なんだろうかとか、どうしてこんなに文章表現が旨いんだろかとか。その点自分のブログは、となると自己嫌悪に陥りますので読み返さないことにしています。はい。

 

あとどのくらい書けば終わるかなと、レコード棚や本棚を眺めています。どうせならある程度系統立てで書けばよかったのですが、順番も何も適当なもので、あっ、あれも忘れた、これも書いていない、なんてことばかりで困ってしまいます。なにしろこれほど続くとは思ってもいなかったので、毎日思い付きで書いていたものですから、なんと抜けが多いことか。その内、書いたことも忘れる始末です。過去の記事を検索したら書いてあった、などということがちょくちょくあります。困ったものです。

 

今日は一休みということで、くだらない愚痴になってしまいました。ご容赦願います。

 

さてさて次は500を目指して、ボチボチ書いていきます。

これからもお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

 

それでは今日はこの辺で。

エヴァ・キャシディ(Eva Cassidy) まとめて4枚ゲット

急にエヴァ・キャシディ(Eva Cassidy)が聴きたくなって、新しいものはないかとAmazonを検索していたら、あの名盤『Live at Blues Alley』の完全盤が発売されていることを知り、これは大変とばかり早速購入しました。海外からの取り寄せなのでかなりな時間がかかりましたがようやく到着しました。

ついでにその他未購入のアルバムを3枚ほど購入しました。エヴァ・キャシディは早逝なのでオリジナルアルバムというものは数少ないのですが(というよりほとんどのアルバムが彼女の死後に発売)、編集物がかなりな数出ています。寄せ集め的なものが多いのですが、それでも貴重な音源が入り込んでいたりで、ついつい買ってしまいます。

以前にも若干ながら記事を書いていますのでご参考までに。

lynyrdburitto.hatenablog.com

 

 

今回購入したものを紹介したいと思います。

 

『Night Bird』

CD2枚組にDVDが付いています。それで1000円ちょっと、安すぎますね。

CD 1 

01.Blue Skies

02.Ain't Doin' Too Bad

03.Ain't No Sunshine

04.Fields of Gold

05.Baby I Love You

06.Honeysuckle Rose

07.Route 66

08.Bridge over Troubled Water

09.(Eva introduces the band)

10.Chain of Fools

11.Fever

12.Autumn Leaves

13.Fine and Mellow

14.Cheek to Cheek

15.It Don't Mean a Thing (If It Ain't Got That Swing)

16.Late in the Evening

17.Next Time You See Me

18.Waly Waly

 

CD 2 

01.Take Me to the River

02.Nightbird

03.People Get Ready

04.The Letter

05.Son of a Preacher Man

06.Stormy Monday

07.Tall Trees in Georgia

08.Something's Got a Hold on Me

09.Time After Time

10.Over the Rainbow

11.You're Welcome to the Club

12.Caravan

13.You've Changed

14.What a Wonderful World

15.Oh, Had I a Golden Thread

 

DVD 

01.Cheek to Cheek

02.Nightbird

03.Honeysuckle Rose

04.Autumn Leaves

05.People Get Ready

06.Stormy Monday

07.Tall Trees in Georgia

08.Take Me to the River

09.Bridge over Troubled Water

10.Time After Time

11.Over the Rainbow

12.You've Changed

 

パーソナルは

Eva Cassidy – vocals, acoustic guitar, electric guitar

Chris Biondo – bass

Hilton Felton – Hammond organ

Keith Grimes – electric guitar

Raice McLeod – drums

Lenny Williams – piano

 

なお、曲名の色付き文字はアルバム『Live At Blues Alley』に収録済みの曲です。

 

1996年1月3日、ワシントンⅮ.ⅭのBlues Alleyでのライブです。リリースは2015年ですからかなり経っています。気が付きませんでした。

それにしても今頃になってコンプリート盤をだすなんてどういう事でしょうか。もっともエヴァ・キャシディがこれほど人気が出るとは思わなかったのかもしれません。それでダイジェスト盤を出してみたというところかもしれません。

 

とにかく素晴らしいです。世紀のライブ盤です。今までのダイジェスト盤でも十分満足していたのですが、これを聴いてしまったらちょっと戻れません。それくらい素晴らしいです。ロック、ジャズ、ブルース、カントリー、フォーク。歌の宝箱です。

 

『Eva By Heart』

01. I Know You by Heart

02.Time Is a Healer

03.The Wayfaring Stranger

04.Wade in the Water

05.Blues in the Night

06.Songbird

07.Need Your Love So Bad

08.Say Goodbye

09.Nightbird

10.Waly, Waly

11.How Can I Keep From Singing?

プロデュースはChris Biondoです。

エヴァが亡くなった翌年に発売されたアルバムです。前掲のライブアルバムに引けを取らない素晴らしい出来です。ジャズとブルース、それに映画音楽を聴いているような美しい声。歌の上手い人は何を歌ってもうまいということです。

 

『Imagine』

 

01.It Doesn't Matter Anymore

02.Fever

03.Who Knows Where the Time Goes?

04.You've Changed

05.Imagine

06.Still Not Ready

07.Early Morning Rain

08.Tennessee Waltz

09.I Can Only Be Me

10.Danny Boy

プロデュースはエヴァChris Biondoです。

これは2002年に発表された彼女の未発表曲集です。どちらかというとフォーク調のアルバムになっています。

ポール・アンカ(01)、サンディ―・デニー(03)、ジョン・レノン(05)、ゴードン・ライトフット(07)、スティーヴィー・ワンダー(09)などを取り上げ、さらにスタンダードのテネシー・ワルツやダニー・ボーイ。この選曲が凄い。

 

『American Tune』

 

01.Drowning in the Sea of Love

02.True Colors

03.The Water Is Wide

04.Hallelujah I Love Her So

05.God Bless the Child

06.Dark Eyed Molly

07.American Tune

08.It Don't Mean a Thing (If It Ain't Got That Swing)

09.Yesterday

10.You Take My Breath Away

 

これは大半がリハーサル音源やデモテープの寄せ集め集です。プロデューサーのChris Biondoのスタジオでのライブ音源が多いようです。これが眠っていたということは、本人も出してほしくはなかったのかもしれません。しかし、01のソウルフルなナンバーをはじめ、レイ・チャールズ(04)、ポール・サイモン(07)、ビートルズ(09)など聴きごたえは十分です。

 

同じように早逝したサンディー・デニーも亡くなった後に未発表音源が続々と発売されましたが、このエヴァ・キャシディも同様のようです。アメリカとイギリスの違いはありますがよく比較されているようです。エヴァもアメリカよりはヨーロッパでのほうが人気があるようです。2人とも抜群の歌唱力で聴く人の心を捉えて離さないのでしょう。そこに亡くなったという現実が 郷愁を誘い、未発表音源が未知の宝物を探し当てた様な感覚になるのかもしれません。

 

この4枚はいい買い物をしました。これで7枚になりましたが、まだ買い残しが何枚かあります。それは見つかった時に買うことにします。

 


Eva Cassidy - People Get Ready


Eva Cassidy - Autumn Leaves


Eva Cassidy - Take Me To The River


Eva Cassidy - Yesterday

 

それでは今日はこの辺で。