急にエヴァ・キャシディ(Eva Cassidy)が聴きたくなって、新しいものはないかとAmazonを検索していたら、あの名盤『Live at Blues Alley』の完全盤が発売されていることを知り、これは大変とばかり早速購入しました。海外からの取り寄せなのでかなりな時間がかかりましたがようやく到着しました。
ついでにその他未購入のアルバムを3枚ほど購入しました。エヴァ・キャシディは早逝なのでオリジナルアルバムというものは数少ないのですが(というよりほとんどのアルバムが彼女の死後に発売)、編集物がかなりな数出ています。寄せ集め的なものが多いのですが、それでも貴重な音源が入り込んでいたりで、ついつい買ってしまいます。
以前にも若干ながら記事を書いていますのでご参考までに。
今回購入したものを紹介したいと思います。
『Night Bird』
CD2枚組にDVDが付いています。それで1000円ちょっと、安すぎますね。
CD 1
01.Blue Skies
02.Ain't Doin' Too Bad
03.Ain't No Sunshine
04.Fields of Gold
05.Baby I Love You
06.Honeysuckle Rose
07.Route 66
08.Bridge over Troubled Water
09.(Eva introduces the band)
10.Chain of Fools
11.Fever
12.Autumn Leaves
13.Fine and Mellow
14.Cheek to Cheek
15.It Don't Mean a Thing (If It Ain't Got That Swing)
16.Late in the Evening
17.Next Time You See Me
18.Waly Waly
CD 2
01.Take Me to the River
02.Nightbird
03.People Get Ready
04.The Letter
05.Son of a Preacher Man
06.Stormy Monday
07.Tall Trees in Georgia
08.Something's Got a Hold on Me
09.Time After Time
11.You're Welcome to the Club
12.Caravan
13.You've Changed
14.What a Wonderful World
15.Oh, Had I a Golden Thread
DVD
01.Cheek to Cheek
02.Nightbird
03.Honeysuckle Rose
04.Autumn Leaves
05.People Get Ready
06.Stormy Monday
07.Tall Trees in Georgia
08.Take Me to the River
09.Bridge over Troubled Water
10.Time After Time
12.You've Changed
パーソナルは
Eva Cassidy – vocals, acoustic guitar, electric guitar
Chris Biondo – bass
Hilton Felton – Hammond organ
Keith Grimes – electric guitar
Raice McLeod – drums
Lenny Williams – piano
なお、曲名の色付き文字はアルバム『Live At Blues Alley』に収録済みの曲です。
1996年1月3日、ワシントンⅮ.ⅭのBlues Alleyでのライブです。リリースは2015年ですからかなり経っています。気が付きませんでした。
それにしても今頃になってコンプリート盤をだすなんてどういう事でしょうか。もっともエヴァ・キャシディがこれほど人気が出るとは思わなかったのかもしれません。それでダイジェスト盤を出してみたというところかもしれません。
とにかく素晴らしいです。世紀のライブ盤です。今までのダイジェスト盤でも十分満足していたのですが、これを聴いてしまったらちょっと戻れません。それくらい素晴らしいです。ロック、ジャズ、ブルース、カントリー、フォーク。歌の宝箱です。
『Eva By Heart』
01. I Know You by Heart
02.Time Is a Healer
03.The Wayfaring Stranger
04.Wade in the Water
05.Blues in the Night
06.Songbird
07.Need Your Love So Bad
08.Say Goodbye
09.Nightbird
10.Waly, Waly
11.How Can I Keep From Singing?
プロデュースはChris Biondoです。
エヴァが亡くなった翌年に発売されたアルバムです。前掲のライブアルバムに引けを取らない素晴らしい出来です。ジャズとブルース、それに映画音楽を聴いているような美しい声。歌の上手い人は何を歌ってもうまいということです。
『Imagine』
01.It Doesn't Matter Anymore
02.Fever
03.Who Knows Where the Time Goes?
04.You've Changed
05.Imagine
06.Still Not Ready
07.Early Morning Rain
08.Tennessee Waltz
09.I Can Only Be Me
10.Danny Boy
プロデュースはエヴァとChris Biondoです。
これは2002年に発表された彼女の未発表曲集です。どちらかというとフォーク調のアルバムになっています。
ポール・アンカ(01)、サンディ―・デニー(03)、ジョン・レノン(05)、ゴードン・ライトフット(07)、スティーヴィー・ワンダー(09)などを取り上げ、さらにスタンダードのテネシー・ワルツやダニー・ボーイ。この選曲が凄い。
『American Tune』
01.Drowning in the Sea of Love
02.True Colors
03.The Water Is Wide
04.Hallelujah I Love Her So
05.God Bless the Child
06.Dark Eyed Molly
07.American Tune
08.It Don't Mean a Thing (If It Ain't Got That Swing)
09.Yesterday
10.You Take My Breath Away
これは大半がリハーサル音源やデモテープの寄せ集め集です。プロデューサーのChris Biondoのスタジオでのライブ音源が多いようです。これが眠っていたということは、本人も出してほしくはなかったのかもしれません。しかし、01のソウルフルなナンバーをはじめ、レイ・チャールズ(04)、ポール・サイモン(07)、ビートルズ(09)など聴きごたえは十分です。
同じように早逝したサンディー・デニーも亡くなった後に未発表音源が続々と発売されましたが、このエヴァ・キャシディも同様のようです。アメリカとイギリスの違いはありますがよく比較されているようです。エヴァもアメリカよりはヨーロッパでのほうが人気があるようです。2人とも抜群の歌唱力で聴く人の心を捉えて離さないのでしょう。そこに亡くなったという現実が 郷愁を誘い、未発表音源が未知の宝物を探し当てた様な感覚になるのかもしれません。
この4枚はいい買い物をしました。これで7枚になりましたが、まだ買い残しが何枚かあります。それは見つかった時に買うことにします。
Eva Cassidy - People Get Ready
Eva Cassidy - Take Me To The River
それでは今日はこの辺で。