今日の「懐かしのヘヴィメタ(懐メタ)・シリーズ」はライオン(Lion)です。
ライオンは元タイタン(Tytan)のカル・スワン((Kal Swan,vo)とローン・スター(Lone Star)のトニー・スミス(Tony Smith,g)がアレックス・キャンベル(Alex Campbell,b)とスティーラー(Steeler)を辞めたマーク・エドワーズ(Mark Edwards,ds)を加えて、1983年にアメリカ・ロサンゼルスで結成したバンドです。
しかし、すぐにトニーとアレックスが脱退、代わりにダグ・アルドリッチ (Doug Aldrich,g)とのジェリー・ベスト(Jerry Best,b)を採用しました。
そして1984年、 サウンドトラック『13日の金曜日Part4』(Friday the 13th Part 4)に含まれた「Love Is a Lie」でデビューしました。
そして1987年にファーストアルバム『Dangerous Attraction』がリリースされました。
1989年にはセカンドアルバム『Trouble In Angel City』がリリースされました。
Side A
1.Come On
2.Lock Up Your Daughters
3.Can't Stop the Rain
4.Love Is a Lie
5.Victims of Circumstance
Side B
1.Stranger in the City
2.Hungry for Love
3.Hold On
4.Lonely Gir
5.Forgotten Sons
プロデュースはカル・スワンです。
このバンドはこのアルバムのジャケットの国旗にもあるようにイギリスとアメリカの混成バンドです。カル・スワンはスコットランド出身です。その彼が本拠地をロサンゼルスに移して結成したバンドです。従って、彼らは単なるLAメタルではなくそこに欧州のメロディアスな曲風を前面に出した、ブリティッシュ・ハードロックバンドでした。
しかし、この後バンドに悲劇が起こります。マーク・エドワーズがモーターサイクル・レースの事故で首の骨を折り、結局バンドは2枚のアルバムを残し解散することになりました。活動期間は僅かでしたが、良質のアルバムを2枚残してくれました。
その後カル・スワンとダグ・アルドリッチはバッド・ムーン・ライジングを結成します。このあたりは以前の記事で書いています。
それでは今日はこの辺で。