今日の「聴き比べ」は『コール・ミー・ザ・ブリーズ(Call Me The Breeze)』です。
この曲はJ.Jケイル(J.J Cale)が書いて、自身のアルバム『ナチュラリー(Naturally)』で発表した曲です。朴訥とした歌い方と、バックのレイドバックした演奏が彼の魅力でした。1972年の発表でした。
Call Me The Breeze
by J.J Cale
They call me the breeze
I keep blowing down the road
They call me the breeze
I keep blowing down the road
I ain't got me nobody
I ain't carrying me no load
Ain't no change in the weather
Ain't no change in me
Ain't no change in the weather
Ain't no change in me
I ain't hidin' from nobody
Ain't nobody hidin' from me
I got that green light, babe
I got to keep moving on
I got that green light, babe
I got to keep moving on
I might go out to California
Might go down to Georgia
Might stay home
J.J Cale - Call Me The Breeze (Studio Version)
1974年にはレーナード・スキナード(Lynyrd Skynyrd)が2枚目のアルバム『セカンド・ヘルピング(Second Helping)でこの曲をカバーしました。いかにもサザンロックらしいアレンジです。この曲はその後彼らのライブの定番になりました。
Call Me The Breeze by Lynyrd Skynyrd
さらに、J.Jケイルと親交の深かったエリック・クラプトン(Eric Clapton)が2013年の彼の死を受けて、翌年2014年に彼に捧げたアルバム『The Breeze: An Appreciation of J.J. Cale』をリリースしました。このアルバムの1曲目でこの曲をカバーしています。多くの仲間たちが集まりました。
Eric Clapton & Friends - Call Me The Breeze (Official Music Video)
これ以前、遡ること10年、二人の競演がDVDになっていました。クラプトンの『クロスロード・ギターフェスティバル』にJ.Jケイルが出演したときの模様です。
さらにこの二人は、以前の記事にも書いたように、競演アルバムをリリースしています。
因縁浅からぬ二人の「コール・ミー・ザ・ブリーズ」です。しかし、やっぱりレ-ナード・スキナードの「コール・ミー・ザ・ブリーズ」は圧巻です。
それでは今日はこの辺で。