今日CD棚から見つかったのは、1980年代に活躍したフィンランドのHM/HRバンド、ハノイ・ロックス(Hanoi Rocks)のヴォーカリスト、マイケル・モンローがハノイ・ロックス解散後に結成したバンドが『エルサレム・スリム』です。
これを買ったのは、確かハノイ・ロックスのアルバムは最初の解散まではほとんど買っていたし、マイケル・モンローのソロアルバムも購入していたという流れから、買ったのだと思います。
ハノイ・ロックスについてはフィンランドのバンドという珍しさと、北欧らしからぬハードロックを演奏するということで興味を持ってしばらく追いかけました。
1985年に解散しますが、むしろ解散した後の方が日本での人気は高まったように記憶しています。解散の原因はドラマーのラズルがモトリー・クルーのヴォーカリスト、ヴィンス・ニールの車に乗っていてヴィンスの飲酒運転による交通事故で死亡しました。後釜を探しましたが結局うまくいかず、解散となりました。
マイケルはその後ソロデビューし、2枚目の『Not Fakin' It』をリリースした後、『エルサレム・スリム』を結成します。そして1992年にアルバムを発表します。
メンバーは
マイケル・モンロー(Michael Monroe,vo,sax,harmonica)
スティーヴ・スティーヴンス(Steve Stevens,g,b)
サム・ヤッファ(Sam Yaffa,b)
グレッグ・エリス(Greg Ellis,ds)
です。
01.Rock'N'Roll Degeneration
02.Dead Man
03.Attitude Adjustment
04.Hundred Proof Love
05.Criminal Instict
06.Lethal Underground
07.Teenage Nervous Breakdown
08.Gotta Get A Hold
09.The World Is Watching
10.Rock'N'Roll Degeneration (Demo)
11.Teenage Nervous Breakdown (Demo)
このアルバムは何といっても、マイケルのヴォーカルもさることながら、スティーヴのギターでしょう。スティーヴはビリー・アイドルなどのバンドにいたスーパーギタリストです。
アルバムの方はガンガンのロックンロールで押しまくります。気持ちいいぐらいです。
8曲目と9曲目はメロディアスな曲で決めています。特に9曲目はアコースティックギターはしみじみと響きます。
しかし、アルバム製作途中で、スティーヴが辞めてしまいます。よりによってヴィンス・ニールのバンドへ加入してしまいました。マイケルのショックはいかばかりか。
それでもなんとか、デモバージョンなどを付け加えてアルバムをリリースしました。
その後マイケルは再びソロ活動をし2002年にハノイ・ロックスを再結成しますが、2008年に再び解散。
『エルサレム・スリム』、もっと聴きたかったのに残念でした。
Gotta Get A Hold - Jerusalem Slim
それでは今日はこの辺で。